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みらくるダンス・ダンスの見どころ管理人ブログ2018Ballroom Fitness みらいすべての投稿

このページは、カテゴリー「Ballroom Fitness みらい」の、すべての投稿です。
新しい投稿が上、古い投稿が下 になるように並んでいます。

2018年11月 6日
投稿207 送り足 その5
 2018/11/06(火) 10:02:48  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

日本国内で大きく踊るためのテクニックとして、有名な「送り足」というテクニック。
ところが、社交ダンスの公式用語である英語には、「送り足」に該当する単語が存在しない。

今回は、そんな「送り足」というテクニックと
「スウィングダンスの基本は、足のボールの上に立つ」という踊りの大原則を照合してみます。

大きく左足を前に出し、大きく進んで、大きく踊る!
このときの「足の裏に掛かるウェイト、「足の裏のバランス」を、一つ一つ、冷静に考えていくと、
面白いことが見えてきます。

ashi.png

両足を揃えて、静かに立っている(カラダ全体が完全に静止している)ときは、ボールウェイトです。
ここから、左足の膝を少し持ち上げ、左足を13cm(足の長さの半分)くらい、前方へ動かすと
支え足(右足)のバランスが崩れて、支え足(右足)のトォに集中して、ヒールが浮き上がります。

そして、さらに左足を前方へ動かすと、支え足(右足)のトォよりも前方に体重が移動するため、
カラダ全体が前方へ倒れ込みます。 これでは、左足を大きく出すことができません。

そこで、支え足(右足)のヒールを持ち上げて、右足の膝を伸ばしながら、カラダ全体を前方に送り
出す。 カラダ全体(というより、股関節よりも上の「肉の塊」)が、ブオォォ~ぉ!と前方に進み
見える景色すべてが、次から次へと遙か後方に消えていく。 そんな動きが10秒くらい続く。

ダンスを習いたての高校1年生が、世界チャンピオン顔負けの大きな歩幅で、競技のフロアーを
豪快に駆け抜けることが出来る。まるで「マンガ」の世界。
いいじゃないですか「アニメ」なんだから。アニメなら、すべてが許される。

じゃぁ、これのどこに「スウィングダンスは、ボールの上に立つ」という大原則があるのでしょうか?
両足を揃ってた瞬間に、胴体が足の上を通過する「ほんの一瞬」だけ、「ボールの上に立っている
姿勢」が成立すれば、それが「ボールの上に立つ」ということなのでしょうか?

日本の社交ダンスは、「屁理屈をねじ伏せて、有無を言わせずに、不合理な動きを叩き込む」のが
日本のダンス教室の理想形態・・・みたいな感じになっている部分があるようです。
こんなのは、「マンガの世界」だけにしてほしいものです。

現実離れした、マンガの世界の「すべての景色が前から後ろへ流れていく」イメージで練習して
どれだけ上手になるでしょうか?? ものすごく、疑問です。

-*-*-

ここでは、現実的に
「大きく踊る感覚を養うための、誰でも出来る簡単なエクササイズ(イメージトレーニング)」
を紹介しましょう。

「幅90cm、つまり、やたらと幅の広い平均台を歩く練習」です。
地面より高いところにある「平均台」から落ちないように、バランスを取りながら歩く練習。

落ちたら死ぬぞ! と思いながら、恐る恐る平均台の上を歩く。
ただし、通常の平均台の幅は10cmくらい(とても狭い)なのですが、
エクササイズでは、90cm(畳の幅)の平均台の上を歩く練習。
畳の上を歩ける人なら、「90cm幅の平均台」を歩けない人はいないでしょう。

平均台の上を歩く時は、
 「バランスが崩れたら、バランスを立て直す方向に、カラダ全体の筋肉が動く」
ことが重要です。
 「右足のボールの上に立ち、少しずつ、左足を前に出していく」
 「バランスが崩れて、カラダが前に倒れそうになったら、カラダ全体のありとあらゆる筋肉を
  微妙に、変化させながらカラダが倒れないようにバランスを取ろうとする」
 「左足を浮かせるか、僅かに平均台に接する感覚で、静かに左足を前方へ伸ばしていくと、
  支え足(右足)の足の裏に掛かるウエイトは、ボール(母趾球のあたり)に、居続ける」

このバランス感覚は、「10cm幅の平均台」でも「90cm(畳の)幅の平均台」でも同じ。
バランスを崩して、カラダが倒れそうになったら、カラダ全体の95%の筋肉を、
「支え足の上にバランスを戻す方向」に使いつづける。
残りの5%を、別の方向に動かそうとすれば、簡単に「支え足と反対の足」が動いて、
カラダ全体が動いていく。

下を向くと、バランスを崩して倒れてしまうので、絶対NG。
なにがあっても、顔は、水平方向を向けておく。 下を向いてはいけない。
そして、視線を降ろして「4m先の床」をのぞき込むようにすると、カラダは前に倒れなくなる。
「顔を動かさずに、視線を下げる」ことにより、「支え足のボール・ウエイト」が保たれる。

「視線を下げる」ことにより、足の裏のウエイトが、トォに移動せずに「ボールに残る」。

「どんなときでも、ボールにウエイトを残しておく」
そのために、カラダの大部分の筋肉を「支え足の上にウエイトを残す」方向に使う。
このカラダの使い方こそが、「ボールの上に立つ」の大原則なのだと思うのですが・・・
日本のプロ教師は、理解しない。

カラダ全体を一つの「肉の塊」と考え、その「肉の塊」をぶぉぉ~ぉ!と前後に動かす。
静止している時と、「肉の塊が足の上を通過する瞬間」だけが、「ボール・ウエイト」
それをもって、「スウィングダンスは、ボールウェイト」だと教えるのが、日本の社交ダンス。

どう考えても、マンガの世界だろう。
矛盾だらけのマンガの世界を、無理矢理、生徒に教えつけるのが、日本の社交ダンス。

昭和末期から平成初期にかけての「昔の東京の社交ダンス」なのだろう・・・と推測できます。

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2018年11月 4日
投稿205 送り足 その4
 2018/11/04(日) 09:30:53  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

日本国内で大きく踊るためのテクニックとして、有名な「送り足」というテクニック。
ところが、社交ダンスの公式用語である英語には、「送り足」に該当する単語が存在しない。

「送り足」というテクニックの奥深さをしるためには、昭和末期から平成初期にかけての「日本の社交ダンスの歴史」を知る必要がありそうです。
今回は、「日本の社交ダンスの歴史」を知るために不可欠な、かんたんな基礎知識。

「人間の歩き方」は、すべてが同じではありません。
「急ぎ足で小さな歩幅で歩く」ときと「大きな歩幅(大股)でブレを最小限にして歩く」のとでは
カラダの使い方が根本的に違うはずです。

「急ぎ足」で歩数を稼ぎながら、「通常歩行よりも小さな歩幅」で歩く時には、
   胸を張って斜め上を見て、胸を前方に押し出しながら、左足を前に出す。
   支え足である右足の踵(ヒール)を持ち上げながら、カラダを前方に送りだす。

こうすれば、「急ぎ足」の歩き方でも、それなりに大きな歩幅で歩くこができます。

では、大股で(大きく足を開いて)、大きな歩幅で歩くときは、どうでしょうか?
フルパワーで胸を前方に突き出して、「送り足、最大出力!進めぇ!」と叫びながら、
後ろ足の足首を使ってカラダを前方に送り出せば、大股で歩くことが出来るでしょうか?

できません。
片足を遠くに伸ばそうとすると、カラダ全体がぶっ倒れてしまいます。
遠くへ伸ばそうとした足が、中途半端な位置で、ドスンと着地してしまいます。

ashi.png

では、「大きな歩幅で歩く」あるいは、単純に「出来るだけ、遠くに左足を伸ばす」には、
どうすれば、良いでしょうか?
社交ダンスを踊ったことのない人でも、「歩く」ことができる人なら,答えが見つかるはずです。

支え足(右足)の足の裏に掛かるウェイトが、
  ボール(母趾球)からトォ(爪先)に移動しないように(ボールにウエイトが残るように)
  カラダ全体の筋肉を変化させて、垂直感覚を維持しながら静かに前方に左足を伸ばしていく。

左足を前方に伸ばすことによって、支え足のウエイトが、ボールからトォへ移ろうとするならば
カラダ全体(手の指先から足の裏まで)の95%の筋肉を使って、ウエイトがボールに残るよう
にバランスをとる。
左足を前方に伸ばすことによって、カラダが(アタマから)前方に倒れようとするならば、
カラダ全体の95%の筋肉を「カラダを後ろに(支え足の上に)戻そうとする方向」に使う。

カラダ全体の筋肉を「支え足の上に残す筋肉」と「前方に進める筋肉」に分けて、両方を使う。
少ない方の5%の筋肉を、前方に進ませる方向に使えば、バランスを取りながら、カラダ全体の
左足は遠くに伸ばすことが可能になるはずです。

「大きな歩幅で歩く」ときに、絶対にやってないことは・・・・
 胸を中心とする上半身全体を「ひとつの肉の塊」と見なして「勢いよく前方にに突き出す」こと
 支え足の踵(ヒール)を持ち上げて、支え足で「勢いよく前方に送り出す」こと。
わかりやすく言えば、
  カラダ全体の筋肉を、全力集中で「前方に突進させる!」方向に使ってしまってはダメだ。
ということでしょうか。

難しく考えるまでもなく、「歩く」ことが出来る人ならば、誰でも体感的に理解できると思いますが、
悲しいかな「社交ダンス」を始めてから、「先生」と呼ばれる人たちに、おかしな先入観を植え付け
られてしまうと、「歩く」という基本動作さえもが見えなくなってしまいます。


日本の社交ダンスの歴史の中で、「うす暗いところで、小さく踊る」社交ダンスの基礎で、
無理矢理に大きく踊ろうとした、昭和末期から平成初期に掛けての「トッププロ」と呼ばれる
人たちが、日本の社交ダンス界全体に「おかしな先入観」を植え付けてしまったような気が
します。

「大きな歩幅で歩く」ときの、カラダの動きを観察すれば、「日本の社交ダンス」の矛盾点に
気がつく人は少なくないように思います。
「昭和末期から平成初期」の頃に活躍したトッププロの「常識」は、すべて間違っているものと
して、捨て去った方がよいかもしれません。

次回は、「大きな歩幅を稼ぐための、理想的な腕の位置」について、考えてみたいと思います。

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2018年10月27日
投稿196 送り足 その3
 2018/10/27(土) 04:16:22  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

日本国内においては、大きく踊るためのテクニックとして「送り足」というテクニックが、よく知られている。
ところが、社交ダンスの公式用語である英語には、「送り足」に該当する単語が存在しない。
なので、「送り足」というテクニックを知るためには、「日本の社交ダンスの歴史」を勉強する必要がある。

昭和末期から平成初期にかけて第一線で活躍したプロ教師の本を、何度も何度も、繰り返し読み返していくと、
「日本の社交ダンスの歴史」と「日本の社交ダンスの本質」が、少しづつ見えてくるようになります。

日本の社交ダンスは、
 「暗くて狭い場所で、男女が抱き合ったまま前後に移動し、男女が同時に回転する」
という動きがベースになってます。

shinohaji035.png

この写真で、前進するときの歩幅をみると、靴の長さの2倍を超えるくらい(両足の間に、靴が1つ分入るくらい)
です。
もともと、日本の社交ダンスの概念には「大きく踊る」という概念が無いので、これが模範的なダンスですね。

ダンスを踊る時に「歩幅」を意識することは、極めて重要な要素です。
他人に「大きければ大きいほど良い」というのではなく、「ふつうに歩く時の歩幅(通常歩行)」と比較
して、「通常歩行よりも小さい歩幅で踊る」か「通常歩行よりも大きな歩幅で踊る」かの選択が重要です。

ashi.png

ふつうに歩くときの歩幅(というか、歩く時の足の移動距離)は、
 「足の長さ、または靴のサイズの2.5倍」を目安にすると、わかりやすいように思います。
26cmの靴を履いてる人の足の移動距離は、26×2.5=65cmくらいでしょうか。
両足を開いた時に、前足の踵と後ろ足の爪先の間に、靴が1個半、入る計算になります。

社交ダンスを踊ってる時の歩幅が、この「通常歩行よりも小さい人」は、
「ダンスを踊るときの歩幅を、通常歩行に近づけていけば、従来よりも大きな踊りになる」
ということです。

腕を持ち上げて、肘を真横に張った姿勢で、片足の膝を持ち上げると、バランスが崩れます。
「大きく踊るために、カラダを前方に進めるんだ!」という意識が強ければ強いほど、
カラダ全体がは前方に倒れ込んでしまい、大きく踊ることができません。

じゃぁ、どうすればいいのか?
下を見ないで、斜め上(2階席)を見て、思いっきり胸を張って、胸を前方に押し出していきます。
「急いで歩く・早足で歩く」時と同じカラダの使い方を意識すれば、バランスが維持できて
カラダは倒れません。
後ろ足(支え足)の踵(ヒール)が自然に持ち上がって、「支え足でカラダを送り出す」動きが
無意識に出来るようになります。 胸を大きく前に出せば、踊るときの歩幅も大きくなります。
日常的な「通常歩行」が出来る人ならば、ダンスを踊るときも、バランスを保つことができます。

でも、この踊り方には、「欠点」があります。

「急いで歩く時」の歩幅は、「通常歩行」の歩幅よりも、小さいということです。
「急いで歩く時」のカラダの使い方で、大股で歩こうとすると、たちまちバランスを崩します。

「日本の社交ダンス」は、「狭くてうす暗いところで小さく踊る」のが基本になってますので
「大きく踊る」という概念がありません。
なので、「通常歩行よりも大きな歩幅で踊る」ということは、全く想定されていません。

通常歩行の50%の歩幅で踊る人と、70%の歩幅で踊る人、90%の歩幅で踊る人がいたら
「90%で踊る人は、すごいね! 天才だね! チャンピオンになれるよ!」という具合に
周囲の人から「大絶賛」を受けるはず。

「通常歩行の歩幅」よりも大きく踊ろうとすると、カラダが激しくブレまくります。
なので、大きく踊りたい人は、血のにじむような努力をして「通常歩行の歩幅」を目指します。

それが、「日本の社交ダンス」の「送り足」というテクニックです。

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2018年10月24日
投稿193 送り足 その2
 2018/10/24(水) 00:14:06  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

日本国内においては、「大きく踊るための定番」とされている「送り足」というテクニック。
しかしながら、英語の単語(社交ダンスの用語)は、「送り足」という単語は存在しない。

なので、「送り足」というテクニックの説明は、外国人のレクチャーのビデオ(DVD)には
出てこないし、外国人の動画をみても、「送り足」を理解することは不可能に近い。

正しい「送り足」というテクニックを理解するためには、「日本の社交ダンスの歴史」を学ぶ
必要があり、それには「昭和末期から平成の始めくらいに活躍した、日本のトッププロ」が
書いた本を熟読する必要がある。
とっくに還暦をすぎ、現在70~80歳くらいのプロ教師の社交ダンスを学び、研究することで
はじめて「送り足」というテクニックのすごさが、見えてくる。

-*-

日本の社交ダンスは、「暗くて狭い、ごちゃごちゃした場所で、男女が抱き合って踊る」ところ
から、スタートしている。
改正される以前の風俗営業法では、「ダンスホールは10ルクス以上、ダンス教室は20ルクス
以上の明るさが必要」とされていた。
つまり、昔は「20ルクス以下の薄暗いダンス教室」がたくさん存在していたので、法律で「20
ルクス」以上というキマリが出来た・・・と考えるとわかりやすいかも。
ちなみに「20ルクス」というのは、かなり暗い。(かがやき練習会の会場は、1000ルクス)

20ルクスの薄暗いダンス教室で「大きくダンスを踊る」などという発想が生まれるはずも無く・・・

男女二人がボディをくっつけ合って、ボディが離れないようにホールドを組み
 前進側は、ボディを「グイッ・グイ・グイ」と前に押しながら、膝を持ち上げて前に進む
 後退側は、ボディを「カクっカクっカクっ」と後ろに引きながら、邪魔しないように後退する。

つまり、ボディをくっつけたままで、お互いが、押したら引け。 引いたら押せ! って感じ
それが、日本の社交ダンスの「正しい踊り方」

暗くて狭い場所では、大きく踊る必要性もないし、そもそも、大きく踊ることもできない。
それが、「日本の社交ダンスの基礎」になっている。

その後、社交ダンスの全盛期を迎え、公民館ダンスが、盛んになる。
ダンスを知らない男女が、カップルを組んで、「号令」に合わせて、ブルースを踊る。

 前進側は、「スロー・スロー」という号令に合わせて、ボディを「グイッ・グイ・グイ」と前に
 押しながら、膝を持ち上げて、足を前に出す。
 そして、「クイック・クイック」で、男女が一緒に回転する。
 内まわりの歩幅は、小さく小さく!3センチ!!
 外まわりは、内股で足を開いて、相手を「またぐ」ようにして、ガバッと回転する。

ダンスを知らない「初心者の男女を、適当に組ませて、ボディというより、胸をグイグイ前進
させながら、相手に向かって進んでいく。
姿勢を崩さなければ、「大変よく出来ました」ということになる。


ほんとうに、それが、本場イギリスで踊られている、正しい社交ダンスなのだろうか?

昭和末期から平成初期に掛けて、活躍していた日本のプロ教師たちが、
 「オレ様の踊りこそが、本場のイギリスの正しい、完璧な踊りなのだ!」
といって教え、
公民館ダンスをかじった人たちが、
 「イギリスのトッププロも、わたしたちの踊りとまったく同じテクニックを使ってるんだ!」と
感動の涙を流して、ボディをグイグイ押し出しながら、公民館ダンスに没頭する。

「送り足」というテクニックが、全国的に「大きく踊るための定番のテクニック」として
もてはやされてきた背景には、
  「ボディをグイグイ、前方に押し出していく踊り方」こそが、社交ダンスの基本である。
というプロ教師の指導が大前提になっていると思われます。


ボディを勢いよく押し出して、前方に突っ込んでいくよりも
「片足で立てる限界」を探りながら、片足で立って、反対の足を前に伸ばしていく方が
大きく踊れるのですが・・・・。
数万人はいると思われる「社交ダンス」の日本人プロ教師の中で、誰一人として、そのことに気づかない。

あまりに悲しいことである。

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2018年10月22日
投稿192 送り足 その1
 2018/10/22(月) 07:06:26  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

大きく踊る、もしくは、ゆとりをもって踊るためのテクニックとして
日本国内(日本限定!)に伝えられている「送り足」と称する動き。

この高度なテクニックの「わかりやすい説明」を考えているのですが、
実際には、簡単なようで、めちゃくちゃ難しい。

なぜならば・・・

・英語には「送り足」に該当する単語は存在しません。
 (英語の教本や参考書、外国人のレクチャーには、「送り足」は出てこない)
・「送り足」は、武道の足さばきの一つであって、正規のダンス用語とは違う。

じゃぁ、「送り足」とは、なんなのか? って話になってくる。
「日本のプロ教師」にも、2つの考え方があるので、「意見を言うことはタブー」
になってるはずです。

【A】支え足を使って、カラダ全体を前方に「送り出す」こと
【B】カラダ全体を使って、片方の足を前方に「送り出す」こと

まったく、異なった2つの動きが、「送り足」と称して、語り継がれてます。
武道でいう「送り足」は【B】ですが、社交ダンスでは「【A】が送り足」
と教えてるプロ教師が圧倒的に多いはずです。

【A】の考え方は、
  片方の足を前に出すと、カラダはバランスを崩して前に倒れようとする
  のだから、支え足(後ろ足)でカラダを前方に送り出す(相手に向かって
  突っ込んでいく)ようにすれば、大きく踊れますよ!

【B】の考え方は、
  カラダが前に倒れないように、「カラダを後ろに引き込む」ようにしながら
  「片足で立てる、物理的なバランスの限界」を狙って、もう片方の足を少し
  ずつ前方に伸ばしていくようにすると、大きく踊れますよ!

なので、同じ「プロ教師」の間でも、「送り足」の考え方が異なります。
  ど~せ、倒れるのなら、足でお腹を押し出しなら、お腹から突っ込め!
なのか、
  片足で立てるギリギリまで、バランスを保ちながら足を伸ばしていけ
なのか、指導方法の違いが、踊りの違いになってますね。

日本の社交ダンスは、
 「子供から高齢者まで、初心者からチャンピオンまで、同じ基礎で教える」
 「ひとりの落伍者も出さないように、高齢者にも出来る動きだけを教える」
という方針なので、
 「片足で立てる限界で立つ練習をして、反対側の足を伸ばしていく」
なんてことは、やらない(教えない)ですね。

【A】と【B】、どっちが、大きく滑らかに、安定して踊れるか、
「片足で立つことが出来る物理的な限界」を知らない人と、知っている人。
どちらの踊りが美しく見えるか? 結果は見えてくると思うんだけど、
日本の社交ダンスでは「片足で立てる限界を知る」なんてのはタブーだからね。

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2018年10月 7日
投稿187 IQ向上プログラム(その2)
 2018/10/07(日) 13:36:08  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

最初のIQテスト「1学期18題、180点満点」の後半(9~18時間目)です。

iq1.jpg

著作権の関連があるので、問題はブログ上には掲載できません。
ご了承下さい。 この本を持っている人は、金沢章太先生の解説と、
わたし(山象)の説明を見比べてみてください。

金沢正太先生の「正解」と、わたし(山象)の回答(不正解での中間点)
そして、わたし(山象)が、金沢正太先生と違う回答をしている理由を
明記しておきます。

一学期10時間目:ルンバ 正解:C(10点) 山象:C(10点・正解)

一学期11時間目:ワルツ 正解:B(10点) 山象:B(10点・正解)
 
一学期12時間目:チャチャ 正解:B(10点) 山象:B(10点・正解)

一学期13時間目:ワルツ 正解:C(10点) 山象:B(3点)

 ウイングの際、PPから、男性は視線(顔の向き)を変化させないので、
 ウイングの3歩終了時の視線は、「正面よりも、ほんの少し右」になるかな。
 選択肢Bは、男性はスウェイ無し、女性は左スウェイ(教本に準拠)
 選択肢Cは、男性の左スウェイ、女性は右スウェイ(あえて教本とは違う動き)

 「男性がスウェイを掛けないこと(男女のスウェイの違い)によって、貼り付けて
 いる男性の左足が左前方へ、自然に動いていく」という踊りなら選択肢B。
 「男性は積極的に左足を浮かせて、左足を左前方へ動かす」のであれば、選択肢C
 が それぞれ「もっとも合理的な踊り方」だと言えそうです。

 ミルコの動画で確認すると、男性の視線は、ほんの少し正面よりも右。  男性は、右スウェイを掛けているようにも見えるけど、左足を伸ばしているので、  傾いているだけ(本来のスウェイとは異なる)のような気がする。  後続のテレマークで、男性は女性の左側に左足を出している点にも注目・・かな。

一学期14時間目:ルンバ 正解:C(10点) 山象:B(3点)
 女性のオープンヒップツイストの3歩目のツイストにおいて、
 「積極的にボディを回転させる」のはNGだけど、右ヒップを持ち上げながら
 左膝を持ち上げてた結果、ボディが男性と直行する角度に「回転してしまう」はず。
 「なにがあってもボディを回転させてはいけない」的な解釈には賛同できない。

一学期15時間目:スロー 正解:C(10点) 山象:C(10点・正解)
 
一学期16時間目:チャチャ 正解:C(10点) 山象:C(10点・正解)

一学期17時間目:ルンバ 正解:B(10点) 山象:B(10点・正解)
 
一学期18時間目:ワルツ 正解:B(10点) 山象:B(10点・正解)


-------

ということで、18問のIQテスト(一学期分)は、無事終了。

後半は9問中、7問が正解・・・・というより、金沢正太先生と一致。
正解扱いになってる問題は、説明は不要だと思います。
点数的には、後半部分は「90点満点での、76点」。

・・・ということで、前半の「90点満点の 37点」と合わせると、
180点満点の113点。

iq3.jpg

101~120点ランクの「賢人級」だそうです。

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投稿186 IQ向上プログラム(その1)
 2018/10/07(日) 08:29:20  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

では、最初のIQテスト「1学期18題、180点満点」をやってみます。

iq1.jpg

著作権の関連があるので、問題はブログ上には掲載できません。
問題を知りたい人は、本を買いましょう。
本を貸して欲しい人がいれば、お貸しします(郵送します)。

金沢正太先生の「正解」と、わたし(山象)の回答(不正解での中間点)
そして、わたし(山象)が、金沢正太先生と違う回答をしている理由を
明記しておきます。

一学期1時間目:タンゴ 正解:B(10点) 山象:A(1点)
 タンゴのホールドは、ボディに回転が掛かるので、ボディと同じ方向(正面)を
 見る意識で踊れば、顔(およびにボディも含めて)は自然と左前方になります。
 左前方を向くスウィングダンスよりも、正面を向く意識の方が綺麗に踊れるはず。

一学期2時間目:ワルツ 正解:C(10点) 山象:B(6点)
 ナチュラルスピンターンの右回転は、「斜め下に向かってスウィングすれば、
 直進動作がラテラル・スウィングに変わる」という動きになります。
 顔は左前方を向いたまま、ボディの向きが変わる分だけ、顔の向きも変わる。
 スウィングが終わり、両足が揃う手前で、顔の向きが変わるのですが、「顔の向き
 の変化を止める意識」だとすれば、真ん中くらいで良さそうです。

一学期3時間目:スロー 正解:B(10点) 山象:B(10点=正解)
 選択肢Aと選択肢Cは「ヒールターンは片足だけで行う」なので、論外。
 消去法で、「ヒールターンは両足を使う」前提の選択肢Bを選ぶことになる。
 回答者のほぼ全員が正解し満点を獲得できる、ボーナス問題ですね。

一学期4時間目:タンゴ 正解:C(10点) 山象:A(5点)
 左足Q~右足Qの2歩のリンクの動きは、2歩目の右足で行うモノであり
 1歩目の左足は、通常のウォークと同じ方向で良いはず。
 リンクが「絞りを戻すこと」だとすれば、左足での選択肢Cは無謀だと考える。

一学期5時間目:ルンバ 正解:B(10点) 山象:A(1点)
 トォからの着地のあと、前進の力を抜いて、ヒールに体重を掛けたとき、
 上半身はどうなるか?という設問。
 選択肢Aは上半身が伸びる。選択肢B・Cは上半身が沈み込む。
 その際、息を吸いキマリなのか、息を吐くキマリなのかは、別次元の問題。

一学期6時間目:タンゴ 正解:B(10点) 山象:C(5点)
 ブレない女性のリンクの方法
 選択肢Aは、前進を固める。選択肢Bは、上半身と下半身に分割する。
 リンクは、前進が一体化した動作と考えるので、消去法でCを選択。

一学期7時間目:スロー 正解:A(10点) 山象:C(2点)
 女性にヒールターンをさせるとき、「踵の外側(外くるぶし付近)で床を
 踏む力」をかけ続けるためには、外側に向けて爪先を出していく必要がある。
 ヒールを持ち上げて女性の周りを回り込むフットワークなら、選択肢Aになる。

一学期8時間目:サンバ 正解:A(10点) 山象:B(7点)
 金沢正太先生の踊り方が正解なのかもしれないけど、「男性のヒップを使って
 女性のヒップを遠ざける動作」は、いままでかつて、やったことがないので、
 選択肢Bを選択しました。

一学期9時間目:スロー 正解:B(10点) 山象C(0点)
 イラストの選択肢A・B・Cともに、フェザーステップ3歩目のボディの向きが
 根本的に間違ってますね。(へそを男性の方を向けて、後退させる点が重要です)
 女性のフェザー3歩目の左足は、右足の後方(CBMP)に後退になるので、一見すると
 選択肢Bが正解のように思えます。
 しかしながら、男性右足前進・女性左足後退の足の軌跡は直線では無く、男女とも
 時計回りに方向に少しカーブしながらのフットワークになるので、足を伸ばしきっ
 た時点で考えれば、「結果的に、選択肢Cの動き」になるかと思います。


ここまで、9問中、正解1、不正解8
90点満点中 37点
問答無用、完全な落第レベルだな。

正解は、「ヒールターンは、片足では無く両足で行う」とする問題だけで
それ以外は、全部間違っているという・・・悲惨な結果。

後半、いってみましょう!

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投稿185 IQ向上プログラム(その0)
 2018/10/07(日) 08:15:03  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

以前から気になっていた本
 「10ダンス研究・IQ向上プログラム/金沢正太(著)」
を買ってみました。

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3択の問題に答えていくだけで、「ダンスIQ」を診断してもらえる
・・・・という、画期的な本です。

金沢正太先生の「プロが教えないダンス上達講座」の総決算。

わたし(山象)の「ダンスIQ」は、どのレベルになるのか?
やってみましょう・・・・というのが、今回の規格。

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3択の問題になっていて、正解すると1つの問題につき「10点」
不正解でも、中間点(0~9点)が貰えます。

最初のテストは、18の問題を答えた時の合計点数が、「ダンスIQ」となります。
全問正解なら180点。 中間点があるので、全問不正解でもそれなりの点数になります。

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さて、わたし(山象)の「ダンスIQ」は、何点の診断になるでしょうか?
予想してみて下さい。
なんとも、すごい結果になりました。

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2018年9月26日
投稿178 9月23,24日 かがやき練習会報告
 2018/09/26(水) 02:52:51  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

9月23日、24日のかがやき練習会、参加された方どうもありがとうございました。

参加人数は、23日(日曜日)が99人。24日(振替休日)が83人でした。

社交ダンスの周囲の環境は、少しづつ変化してます。
その中で、「気軽に、楽しくダンスを踊れる環境を、維持していく」ことは、
とても大切なことだと思います。

油断していると、どんどん衰退していきますから。
「当たり屋に続け、曲がり屋に向かえ」という格言があります。

実際、
当たり屋(成功している人)のマネをしても、なかなか、うまくいかない。
曲がり屋(失敗している人)の逆のことをやれば、うまくいくことがある。

社交ダンス界全体に言えることですが、
 「この先生きのこるためには、個性を出す」
ことが大切ですね。

「この先生、きのこる」ではなくて、「この先、生き残る」ですね。

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2018年9月 8日
投稿172 ボールルームダンス解剖学(あとがき)
 2018/09/08(土) 16:06:17  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

2016年12月に発売された本
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)

この本を読んでいるうちに、「日本の社交ダンスの歴史」や「日本人プロ教師のこだわり」みたいな
ものが鮮明に見えてくるかと思います。
これから社交ダンスを始め、「日本の社交ダンス」と付き合っていこうと考えている人は、
「繰り返し読んでおくべきアイテム」だと思います。 迷っている人は、すぐでも買いましょう!

日本の社交ダンスのプロ教師は「裸足で歩くときのフットワークを使って、高いヒールで踊ること」に
強い執着というか、殺気が漂う強いこだわりいうか、頑固な信念をもっているようで、
そういうのを受け入れらない人は、社交ダンスの世界から消えていく運命にあるように思います。

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「畳の上を裸足て歩くとき」もしくは「ふわふわのシューズで走るとき」と、
「弾力性がなくヒールの高いダンスシューズ、もしくは7cmのハイヒール」とで、
「フットワークに違いがある」ならば
「ダンスシューズを履いた時のフットワークでは、何に気を付けるべきなのか?」を
率先して説明しなければなりません。

太田先生は、「ダンスを踊る自然体の立ち方」いう項目の中で「良い靴の選び方」が紹介しています。
なぜか、説明しているのは、ヒールの低い、弾力性のある「ふわふわ」の運動靴の選び方です。

ダンスを教える「プロ教師」の頭の中に、ほんのわずかでも、「靴によるフットワークの違い」
を伝えようという意識があるならば、「ふわふわ運動靴」なんか持ち出さないでしょう。

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太田先生が参考にしている文献のほとんどは、「ふわふわ運動靴」もしくは「裸足」での文献
だろうと思います。
日本の社交ダンスのプロ教師にとって、「靴によるフットワークの違い」なんて、どうでもいい
んですね。
「裸足で歩くときのフットワークで、靴を履いて踊る。矛盾点が出たら、強烈な補正を噛ます」
というのが「日本の社交ダンスのこうどなテクニック」になっているはずです。

「ニュートラル・ポジション」は、「外踝(そとくるぶし)の5~6cm前部」と書いてあります。
裸足で立ったとき、もしくは足の裏が水平(足の裏と床が平衡)のときは、垂直に立つのが
自然であり、前傾姿勢になるのは「×」でよいと思います。

ところが、ダンスシューズでは、話が違ってきます
ヒールの高い靴での「ニュートラル・ポジション」は、「足の裏が斜めになっている部分」です。
ヒールのある靴を履いて、この部分に体重を掛ければ、「前傾姿勢になるほうが自然」です。
垂直に立つためには「踵(ヒール)と母趾球(ボール)に体重を分散させる」必要があります。

「ヒールの無い、ふわふわの運動靴」での立ち方を参考にして、それを強引にダンスシューズに
当てはめるので、立ち方に矛盾が生じるわけです。

ワルツやスローフォックストロットの体重は「ボール」です。(ヒールには体重が掛からない)
膝を緩めて踊るタンゴの体重は、「ニュートラル・ポジション」の位置です。

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社交ダンスは、両足の向きを正面にして、両足を並行に揃えます。
両足の親指の付け根がピッタリ当たり、両足の踵は開いた立ち方です。

両足を正面(両足を並行)に向けたまま、両足を肩幅に開くと、
「支持基底面」は広くなり、安定性が高まります。
さらに、右手で杖をつくと、カラダはさらに安定します。

そのとおりです。完璧です! これが日本の社交ダンスです。

この安定した姿勢から、片方の足(動く足)を前方・または後方に動かすと、
もう片方の足(支え足)は、爪先体重(トォ・ウェイト)、もしくは、
踵体重(ヒール・ウェイト)になります。

日本の社交ダンスの前進ウォークのフットワークは、
 「ヒール・ヒール・ヒール・ヒール・ボール・トォ・トォ・トォ」
ですね。 一瞬だけがボール体重で、あとはヒール体重か、トォ体重。

裸足で歩いている時よりも、ヒールの踏み込みと、トォによる床への
プレッシャー(足が痛くなる)が極端になります。

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開脚姿勢から、腕の筋肉を使って、土踏まずを引っ張り上げることで、
踵を浮かせてから、外くるぶしに体重を掛ければ、足の向きが変わって、
両足を並行になります。

踵が床から少し浮いている状態なので、ボール・ウェイトです。
片方の足を前に出しても、後ろに引いても、もう片方の足(支え足)は、ボールウェイトです。

前進ウォークのフットワークは
 「ヒール・ボール・ボール・ボール・ボール・ボール・トォ」
になります。
ウォークのほとんどが「踵の体重ゼロ」のボール・ウェイトです。
靴のヒールの部分は床についているけれど、ヒールには体重が掛かってない状態です。

-*-*--*-*-*-*-

最後になりますが
日本のプロ教師は、「自分の子供に、バレエを習わせている」ケース多々あるようです。
なぜだと思いますか?
「裸足のフットワークと、ダンスシューズのフットワークは、根本的に違う」
・・・ということが関連しているように思います。

「裸足で畳の上を歩く」フットワークで社交ダンスを教えれば、高齢者は大絶賛するでしょう。
でも、若い人は、違和感を感じるはずです。
それが、ほんとうに、社交ダンスの基礎なのか???

「裸足とダンスシューズで、フットワークの違いはないのか?」
日本のプロ教師に質問しても、絶対に答えないでしょう。
日本の社交ダンス界における、最大のタブーですから。。。。。
日本に1万人以上いるであろう日本のプロ教師は、一貫して「無視」するはずです。

ほんとうに、これでいいのでしょうか?
反論があれば、いくらでも、お受けします。

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2018年9月 5日
投稿169 ボールルームダンス解剖学(10)
 2018/09/05(水) 02:09:52  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

このシリーズも、実質的に今回が最終回。
2種類の「ナチュラルターン」の比較で、締めていこうと思います。

日本人の「社交ダンスのプロ教師」の大多数は、
「英国を始めとする世界のトッププロの踊りに、まるっきり関心を持っていない」
単に「世界のトッププロに習いに行ってきた」ということをステータスにしているに過ぎない。

マーカス・ヒルトンのレクチャービデオを見ていると、日本人の踊り方と何かが違う。

太田先生を始めとする「何度も海外留学をされている日本人のトッププロ」が教える
 「ヒルトンを含む世界のトッププロから習得してきた、本場イギリスの踊り方」

 「ヒルトンの初心者用のレッスンビデオ」
では、踊り方の基本(カラダの使い方の根底)が、まるっきり違っている。

日本国内では、「世界のトッププロから習得したと称される、日本人特有の踊り方」が
「本場イギリス人と同じ、絶対的に正しい踊り」として日本国内で推奨されている。

どこの誰が、どんな踊り方を教えても、問題ない。
だけど・・・・悲しいのは、
元世界チャンピオンであるマーカス・ヒルトンのビデオの説明をそのまま
説明しても、誰からも相手にされない(プロ教師からは、完全に無視される)ということ。

「オレ様の習っている一流プロ教師は,イギリス人と同じ踊り方を教えているのだ」
「ヒルトン!? そんなクソみたいな外国人の踊りは、野蛮人の踊りだから無視しなさい」
みたいな感じなのだろうと思う。

いったい、なぜ、こんなことになっているのか?
なぜ、日本中に数万人いると思われる、「日本人のほとんどすべてのプロ教師」は、
マーカス・ヒルトンの踊り方を、一貫して無視し続けるのか???


今回は最終回・・・・ということで、ナチュラルターンについて
2016年12月に発売された本
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)
と、
マーカス・ヒルトンの初心者向け(?)ビデオ「シンプリー・ザ・ベスト」
を比較してみまちょう。

日本人のプロ教師の踊り方(教え方)が、「英国人の踊り方と根本的に異なる」ことを
チェックしてみましょう。


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ホールドの作り方は、いろいろな方法がある。
太田先生のホールドの作り方は、模範駅な「日本の社交ダンスのカラダの特性」を的確に表現している。

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ホールドを作り、肩を左右に回転させると、腰と骨盤は逆方向に動く。
肩と腰を同じ方向に動かしたいときは、膝を左右に回転させる。

これは、レッグ・スウィングを起こながら、カラダ全体にターン(回転)を
起こすために必要不可欠な動作となる。

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ナチュラルターンにおいては、カラダ全体を先方に進めん柄、
肩を右に回転させれば、腰と骨盤は左方向に回転して、カラダ全体に
「強いねじれ」が生じます。
カラダが右足の上を通過する直後に、力を抜いて「ねじれ」を解けば
スウィングする左足を、勢いよく前方へ振りだすことが可能になります。
それとともに、カラダ全体に右回転がかかり、正面へのスウィングが、
横へのスウィングに変わっていきます。

ota111a.png

CBMは「左肩・左腰と同時に、右足を前に出す」という動作。
太田先生は、表現を変えてます。
 「左ヒップと右脚を同時に出し......右足に乗る。
  上体はCBMで左ショルダー(左肩)先行」

この動きを意識すると、カラダが右足の上に通過する直前まで
「右足のヒールに強い体重が掛かっている」ということです。
つまり、「ボール・ウェイト」ではなく「ヒール・ウェイト」で、
カラダを右足の上に移動させよ・・・という意識ですね。

****準備中*****

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「ヒップが右足に真上」にいる時には、レッグ・スウィングは始まっておらず
右足は「踵に強い体重が掛かっている」状態。
基本的に、踵にウェイトが残っている状態では、スウィングを開始してはいけない。

カラダが右足の上を超えたとき、右足は「ボール・ウエイト」に変わるとともに、
スウィングが開始される。
右足は、すぐに「トォ・ウェイト」に変わり、右足の足首(アンクル)を使って
「前方に進んでいくカラダ全体と、スウィングする左足」をコントロールできる
かどうかが、ナチュラルターンを踊るときの「カギ」になる。

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「右足のトォでスウィングをコントロール」するために不可欠なのは
 ・水平ではなく、斜め上に向けた、左足のアッパー・スウィング
 ・カラダを斜めに固める、足首から始まる右スウェイ
これにより、「右足の足首の内側」で、スウィングをコントロールできる
とともに、カラダ全体の回転(ターン)の動作を生み出すことができる。

左手首と左手の薬指は、ゆっくり円弧を描くように、少しずつ、向きが変わっていく。

-*-*-*-*-

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まずは準備運動。 膝を正面に向けたまま、肩と骨盤を左右に回転

「膝を左右に回転させる」のはNG、「肩と骨盤をねじる」のもNG。

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これは、「タンゴ編」で紹介されている方法でなので、ワルツとは少し違うけど・・・

ワルツは、腕を持ち上げて、腕が止まって、腕が降りる瞬間に肘を曲げてやれば
ホールドが作れます。(膝は回転せず、肩と骨盤が同時に左右に回転するホールド)

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ナチュラルターンは、補助足なしで、右足スタートで始めると、動きが明確になります。
(補助足でカラダに惰力をつけて、右足の上に向かって突っ込んでいくのはNGです)
(補助足から始めなければワルツが踊れない人と、補助足が不要の人がいるはずです)

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ヒルトンは【4】から【5】に掛けて、ヒールに掛かる体重をゼロにしているはずです。
ヒールに体重を残したままだと、カラダが先に進まずに沈み込んでしまいますから。

「靴のヒールの部分」が軽く床にタッチする程度。
裸足であれば、靴のヒールの高さの分だけ、床から踵を浮かせます。
このとき、「踵を持ち上げよう」とか「足首を曲げよう」とかしても、うまくいきません。
「踵の踏み込み」と「膝を前に倒す」のとで、バランスを取ります。

natural02abbb.jpg

動く足(左足)レッグ・スウィングは、両足を開いた【5】から開始し、両足を開いた【9】で
終了しています。 この動きが、一番美しくて、なおかつ一番大きな動きになると思われます。

「支え足(右足)の上をカラダが通過していく」、言い換えれば「カラダが支え足の上を乗り越えて
いく」間に、ゆっくりと「動く足(左足)の振り子運動」を行うことになります。

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カラダを移動させながら、レッグスウィングを行うためには、
 「スウィング中は、支え足の足の裏の感覚を変化させてはいけない」
ことが重要です。具体的には
 「ボール・ウエイト、つまりヒールに掛かる体重がゼロになった 時点で
  レッグスウィングを開始し、スウィング中はボール・ウェイトを保つ」
ということになります。

ヒールに掛かる体重が消える(ゼロになる)のが「カラダが右足の真上に来た時」で
あれ「両足を開いて着地した直後」であれ、その時点が「スウィング開始」のタイミング
になるはずです。
ヒールに体重を残したままスウィングを開始してはいけません。

次は、ワルツにおける「ラテラル・スウィング」、つまり「横方向へのスウィング」は

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支え足(右足)の真横がスウィングの最下点(振り子の糸が垂直になる)に
なるようにスウィングすると、カラダは回転が掛からず、まっすぐ進む。
レッグ・スウィングは、これを基本にする。

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スウィングの最下点を、支え足の爪先よりも前方になるように、スウィングする
意識的には、「斜め下に向かってスウィングする」ことによって、
「正面へのスウィング」を「ラテラル(横への)スウィング」に変えることができる。

「斜め下に向かってスウィング」は、「支え足がトォ・バランス」では、うまくいかない。
「支え足をボール・バランスに保ち、踵に体重を掛けないけど、踵で床を踏み込む」感覚を
キープする。

【14】の後、左足が前に出ていくとき、左足の向きがかわり、背中の向きが大きく変わる。
背中の向きが変わっても、左手首と左手の薬指は正面に進める。そして左手の指の直角に
急カーブさせると、レッグスウィングが完成する。

-*-*-*-*-

どちらの方法でも、ナチュラルターンを踊ることができますが、
太田先生の踊り方と、マーカス・ヒルトンの踊り方を比較すると、
共通点は全くと言っていいほど存在しないように思います。

太田先生の踊り方が、「歴代世界チャンピオンの正しい踊り方」として
日本国内のトッププロの模範的な踊り方となっているように思います。

「歴代世界チャンピオンから取得した踊り方なのだから、みんなで同じ
踊り方をして世界を目指しましょう!」という具合に、地方の先生方は
何度も何度も、東京に通って、太田先生と同じ踊り方を取得する。

日本のプロ教師全体が、太田先生と同じ踊り方をする。

「マーカス・ヒルトンは、違う踊り方をしているぞ!」といくら叫んでも
誰も相手にしない。地方から(少なくとも競技会から)排除される。
おそらくマーカス・ヒルトン本人が、お忍びで地方のダンスパーティのフロアー
に立っても、爽快な踊りを踊っても、ほとんどの人はヒルトンの踊りを認めよう
とはしないでしょう。

外国人は足が長いから、へんてこりんな踊り方をしても、綺麗に見えるんだ!
それで終わり。 それが日本の社交ダンス。
「英国留学をしている日本人こそが、英国人の踊り方」なのだから。。。。

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2018年9月 3日
投稿166 ボールルームダンス解剖学(9)
 2018/09/03(月) 19:34:14  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、ここまでの流れを軽くまとめて、今後の展開への道筋を作ります。

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日本人の歩き方は、「幽霊の歩き方」だと言われている。
そう指摘しているのは、
2016年12月に発売された本
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)

だったら、「人間の歩き方」のお手本を見せろ! と言いたくなるわけですが、

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これが、幽霊ではなく、人間の「正しい前進ウォークの方法」だそうです。

これを見て、「オレには一生マネできない、すばらしい歩き方だ!」と感動の涙を流す人もいれば
「違和感、満載!これじゃない!」と叫び出す人もいるんじゃないかと思います。

「靴底に弾力性がなく、ヒールのある靴」を履いたウォークにおいて
脚を前に出すときに、支え脚の「トォ・ウェイト」を強く意識していることと、
両足を開いて着地したところからの「靴のヒールに体重が掛かっている時間が長いこと」

このフットワークに対して「大絶賛」するか、「全否定」するか、意見が分かれると思います。
ほんとうに、幽霊ではない「人間の歩き方」というのは、こんな歩き方なのでしょうか?

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違和感を感じる人の多くは、
 「H(ヒール)→B(ボール)→T(トォ)の順番に足裏全体をローリングするように重心を移動させる」
というフットワークに関してだと思われます。

太田先生の「前進ウォーク」よりも、マーカス・ヒルトンの「ワルツのナチュラルターン」の方が、
自然な動きに見える・・・ということです。

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・両足を開いている【23】の時点で、ヒールの体重がゼロになり、ボール・ウェイトになってます。
・右足のレッグ・スウィングは【23】で始まり【27】で終わります。
・レッグスウィングの振り子の最下点(振り子の糸が垂直)は【25】の位置。
 (ワルツのスウィングは、斜め下に向かって行い、支え足を超えた位置がスウィングの中間点)
・ナチュラルターンの回転動作は【25】~【28】において行われる。

この一連の動きにおいて、「足の裏全体のローリング」という感覚で体重を「トォ」に移すと、
【24】で耐えられなくなって、【25】でカラダが前方へぶっ飛んでしまいますし、
支え足の体重を「トォ」に移してしまうと、ラテラル・スウィング(横へのスウィング)を
作り出すことが出来ません。

重要なのは、
支え足の上を、カラダを通過させる間、「ボール・ウェイト」を如何にしてキープするか?
それには、どの筋肉を、どのように使えばいいのか?
安易に、体重をボールからトォに移動させてはいけない。

言い方を変えるならば、トォへの体重移動を如何にして阻止して、ボールウェイトを守るか!
ナチュラルターンの「肝」の部分は、そのあたりだろうと思われます。

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投稿165 ボールルーム解剖学(8)
 2018/09/03(月) 15:10:56  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、2016年12月に発売された本
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)
の中で説明されている、「ライズ」。

「ライズ」というのは、床から踵を浮かせて、高い姿勢を作ること・・・だな。

踵を浮かせるだけならば、小学生から高齢者まで、日本の初心者から世界チャンピオンまで、
誰でできる。 じゃぁ、みんな同じことをやってるのか? そうとも言えない。

「たったこれだけのこと」を知るだけでも、数十年に渡る「日本の社交ダンスの歴史」が
見えてきます。

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「上体だけでなく、力が入って両肩が上がってしまう人が多いので気をつけて下さい」
と書いてあります。
この一文を読んで
 「なんとすばらしいことが書いてあるんだ。いままで気づかなかった!
  さすが、世界チャンピオンに習った先生は言うことが違うな!」
と言って、感動の涙を流す人が、たくさんいるような気がする。

でも、そうじゃない!と主張する人もいる(わたし、山象を含む)
 「力が入ろうと、入るまいと、気をつけようと、よそ見しようと、
  両肩が上がってしまう時点で、ライズの概念が根本的に間違っている!」
と考える人もいる。

正しいライズをやっても、油断をすると肩が上がるのか
肩が上がるライズは、根本的に間違ったライズなのか・・・って話。

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説明は難しく書いてあるけど、書いてある内容は簡単で
  ふくらはぎについている「ヒラメ筋」という筋肉を
  意識的に伸縮させて、足首を伸ばして、踵を高く持ち上げましょう!
それが正しいライズです!・・・という感じですね。

これなら、小学生から高齢者まで、日本の初心者から世界チャンピオンまで、
まったく同じ概念で「正しいライズ」が出来てしまいます。
それ以外は、なんにもない! 世界チャンピオンって、そんなもんなもの?

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マーカス・ヒルトンのレクチャーを見ると、なんか違いますね。
「腕を持ち上げて、肘を固定して踊る」はずの社交ダンスで、両腕を降ろしながら、
ライズを行ってます。
意図的に、腕を降ろす動きと、踵を浮かせる動きを連動させているのには、
なんらかの意味があるはずです。
やってみれば、わかりますが、「手首・てのひら」と「土踏まず」が連動しています。

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人間のカラダの筋肉は複雑に連動しているので、
「腕」を動かすことにより、土踏まずを「引っ張り上げる」を動作をすることができ
土踏まずが持ち上がると、踵が床から浮き上がり、姿勢が高くなります。

特に左腕の動きは興味深いものがあり
左腕を「ネジを締める方向」に回転させても、左腕を「ネジを緩める方向」に回転させても
左腕の筋肉に連動して、「土踏まずを引っ張り上がる」力を得ることができます。

逆方向の回転を同時に加えれば、見かけ上、腕は動いてないように見えます。
ネジを締める回転・ネジを緩める回転の筋肉を、同時に最大化すれば、踵は高く浮き上がります。
腕の筋肉全体をゼロにすれば、踵は床について低い姿勢になります。(見かけ上、腕は変化しない)

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人間の前腕は、2本の骨によって形成されていて、「円回内筋」と「回外筋」という筋肉によって
腕に回転を与えることができます。
筋肉を働かせるための「腕の圧迫」の位置が異なるので、両方の筋肉を同時に使うことはできるはず。

フォークを持って食事をする習慣のある英国人は、回外筋の使い方には慣れているはずなので、
腕を降ろしながら円回内筋を動かし、反発力として回外筋の動きを呼び込めば,踵は簡単に持ち上がる
だろうと推測します。(日本人なので真相はわからず、推測の域を得ませんが。。。)

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「著者が指導を受けた世界のビックスター」とかいうリストを見せられたあとで、
 「ライズは、ヒラメ筋を使って、踵を持ち上げるんだ!」と言えば、
外国人に習ったことのない先生は、ビビりまくって、ひたすら
 「足首を伸ばして、踵を持ち上げる、足首を鍛えるための、血のにじむような厳しい練習」
を繰り返すでしょう。

でも、ちょっと待って下さい。
左腕の筋肉をちょこっと変化させて、左腕に変化を与えるだけで、
簡単に踵が浮き上がって、大きなライズができるのに、それをしないのは何故でしょうか?

左手の筋肉が機能しない(左腕と土踏まずが連動しない)ホールドを、意図的に作っておいて
ひたすら足首とヒラメ筋の力だけで、アップダウンを行う。
それが、世界チャンピオンクラスのトップスターのやることでしょうか?

太田先生のホールド(左腕は真横、右腕は正面)では、左手と土踏まずは連動しません。
だから、「太田先生のホールドで踊らなければならない」という条件がつけられたならば
誰もが、必死に「足首の屈伸運動」によって、ライズ&フォールをせざるを得なくなります。


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太田先生に限らず、日本の社交ダンスの根底にあるものは
「足の裏のローリング」です。
社交ダンスの基本であるはずの「ボール・ウェイト」から脱却させて、「トォ・ウェイト」で
立つ・・・という指導方法です。

如何にして、「ボール・ウェイト」の時間を「百分の数秒」程度にとどめて、
「トォ・ウエイト」の時間を長くするか・・・・これを追求しているのが
日本のプロ教師が教える社交ダンスの原点だと言えます。

「腕を使って土踏まずを引っ張り上げる」ことが出来るのであれば、
  ヒールのある靴を履いて、ヒールに体重を掛けないように立ち(ボール・ウェイト)
  そこから土踏まずを引っ張り上げてやれば、踵が浮き上がる。
たったこれだけで、簡単にライズができてしまいます。
あくまで、ライズは「ボール・ウエイト+α」だという考え方ですね。

日本国内(日本のプロ教師に対しては)では、この考え方は、まず通用しません。

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「フット・プレッシャを掛け前進の推進力にするには、
トゥで立たないとバックバランスで脚を緊張させてしまう」とか書いてあるけど、
そんなの「あり得ない」ですよ。 個人差があるので「人による」とは思いますが。

むしろ、トォで立つことによって、バックバランスになって、お腹が飛び出して
姿勢を崩す人の方が、多いように感じますが、どうでしょうか?

通常歩行もしくは、ライズにおいて「バックバランスで脚を緊張させてしまう事態」が
発生しないのであれば、無理に「トォ」で立つ必要は無いということです。

ota083b.png

日本人の通常歩行では、踵を高く持ち上げない人が多いのではないでしょうか?
つまり、無理にトォに体重を移さなくとも、カラダは前方に進んでいく。
トォに体重を移さなくても、脚がつっぱったり、動きが止まったりしない。

畳の部屋のある家に住んでいる人が、トォに体重を移動させて、踵を持ち上げて
歩いていたら、家中の畳が、すぐにボロボロになってしまいます。

弾力性がなく、踵の高い靴を履いて、足の裏のローリングを行った場合、
長い時間にわたって踵に体重が掛かり、そのあと一気に、ボール(拇指球)に
体重が移動するために、体重が指先に抜けなくなることは、多いと思います。

踊っていて足の裏の一部が痛くなったりするのは、急激な体重移動ですよね。
ヒールからボールへの急激な体重移動の後で、踵を持ち上げてやれば、
トォ・ウェイトになって、体重が前方へ抜けていくことが可能であることは
理解できます。

でも、世界のトップスターも、そんなフットワークをやっているのでしょうか?
わたし(山象)には、そんなふうには、見えません。

次回は、「ナチュラルターンの基礎」において、
日本のプロ教師が教えている「トォ・ウェイトの矛盾点」を証明しましょう。

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2018年9月 1日
投稿163 ボールルーム解剖学(7)
 2018/09/01(土) 14:28:48  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、2016年12月に発売された本
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)
の中で説明されている、「ホールドの作り方」についての最終回です。

今まで出会ったことがないであろう、とても斬新な切り口で、「社交ダンスのホールド」の説明。
とても興味深いですね。 目から鱗! 口から泡! 鼻から牛乳!!!

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見かけ上は、「誰もが同じように見えるホールド」であったとしても、
腕の使い方が違えば、まったく違ったホールドになってしまいます。

先生の言われるとおりの、腕の位置が決まったら、
カラダの力を抜いて、両肩を左右に回転させてみましょう。
肩と同じ方向に骨盤が回転するか?、肩と逆方向に骨盤が回転するか?
両足を揃えたとき、両足を前後に開いた時、両足を左右に開いたとき。
いろいろやってみましょう!

cs092_kaiten.jpg

マーカス・ヒルトンのレクチャーを見ると、
「肩と骨盤は同じ方向に回転していて、膝は回転していない」
ように見えますよね。
ホールドを作ったときの動きにおいても、これと同じが理想だと考えるのが良さそうです。

でも、太田先生のホールドの作り方だと、肩と骨盤は逆方向に回転してしまいます。
ota6768.png
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わざわざ「左腕を真横、右腕を正面」という「特徴のある姿勢」からのホールドを
説明していることからしても、なにか「深い理由」があるはずです。

理由は、本の中に書いてないので、
 「読者一人一人が、著者(太田先生)の気持ちになって推測するしかない」
のですが、たぶん、「太田先生が理想とするフットワーク」の追求だと思います。

ota8485.png

社交ダンス(スウィングのないタンゴを除く)は「ボール(拇指球のあたり)の上に立つ」
ことが、基本と言われてます。
だから、「両足を揃えて立ったときは、ボールの上に立つ」という教え方は常識になってます。

でも、両足を開いた時や、動いている時にも「ボール・ウエイトを維持する」という教え方には
少なくとも、日本国内においては、出会ったことがありません。

体重が前足に掛かるときには「ヒール・ウエイト」で、体重が後ろ足に掛かるときには「トォ・
ウェイト」。ライズの時は「足首を伸ばした、トォ・ウェイト」という考え方。
踊りの中で、両足が揃う瞬間だけが「ボール・ウェイト」であるという考え方。
だから、両足が揃う「ボールウェイトの瞬間」を大切にしましょう!!! ってことかな。

これを追求していくと、「肩の回転と逆方向に、骨盤が回転する」ことが理想になってきます。

k1115.png

両足を開いたところから、前足全体が床に付くと、「大腿四頭筋」と称する筋肉が、
カラダの動きを止めてしまい、前方に進めなくなってしまいます。
そうすると、「前足の上に沈み込むか、足で床を蹴っ飛ばして進むか」みたいな感じで
理想とはほど遠い、荒々しい踊りになってしまいます。

そこで、「足の裏全体が床に付いた状態での、ヒール・ウェイト」を保ったままで、
カラダを前方に進める方法として、「肩・腕の回転と腰・骨盤の回転が、逆方向になる」
というホールドの作り方が求められるようになってきます。
その効果が最大になるのが、太田先生のホールド(左腕が横、右腕が正面)ですね。 

-*-

「ボール・ウェイトは瞬間だけ」という考え方に、疑問を持つ人がいるかもしれません。
社交ダンスはボール・ウェイトだというのであれば、トォ・ウェイトやヒール・ウェイトの
時間を限りなく減らして、ボールウェイトの時間をできるだけ長くしよう・・・という考え方。

これをやるために、ビル・アービンのホールドの作り方を参考にしてみましょう。

irvine039.png
k2226.png

両足を開いたところから、足の裏全体が床がついた時点で
大腿四頭筋がカラダの動きを止めてしまいます。
ここで「足で床を蹴って進むのは嫌だ!」というのであれば、
「踵で床を踏む力」を完全にゼロにしてしまえばOKです。

これをやるにはアービンのホールドでもいいですけど、
「左手を正面・右手を真横」の方が確実です。
簡単に踵(かかと)が、床から離れて、踵が浮き上がります。
「踵を持ち上げる」のではなく「踵が浮き上がる」という点が重要です。

あとは、腕の筋肉を変化させれば、カラダが前方に進んでいきます。

この方法では、ボール・ウェイトの時間が、かなり長くなり、
ヒール・ウェイトや、トォ・ウェイトの時間は、かなり減っている点に気づくと思います。

日本のプロ教師は、太田先生に限らず、静止中の「ボール・ウェイト」は認めるけれど、
動きの中での「ボールウェイト」は、認めようとしないですね。
社交ダンスは、常に動きの中での演出なのですが・・・・。

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2018年8月31日
投稿161 ボールルームダンス解剖学(6)
 2018/08/31(金) 21:39:33  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、2016年12月に発売された本
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)
の中で説明されている、「ホールドの作り方」についての続きです。

社交ダンスのホールドは、「腕を持ち上げて、肘を固定する」
同じように、ホールドを作っていて、見かけ上は他の人と同じホールドに見えたとしても、
腕の筋肉の使い方によって、全く違ったホールドになってしまいます。

なので、自分が「正しい」と思うホールドができあがるまでは、
腕を降ろしたところから、いきなりホールドの形を作るよりも、
「なんらかのプロセス」を経て、ホールドを造った方がよいです。

この本の中で太田先生が紹介しているホールドの作り方は、

ota097na.png

左腕を真横に伸ばし、右腕は正面に伸ばします。
「左右非対称」な腕の位置なので、違和感を感じるかもしれませんが、
騙されたと思って、やってみてください。

大きく動き回っても崩れにくく、頑丈なホールドが出来上がります。

しかも、このホールドの作り方は、「肘を曲げるだけで、かんたんにホールドが作れてしまう」
というメリットがあります。

e664.png

このホールドの特徴は、「肩・腕を回転させると、骨盤は逆方向に回転する」ということです。

静止している物体の、上部を回転させると、真ん中は逆方向に回転する。
これを物理で「慣性の法則」というらしいのですが、難しいことは、わかりません。

肩・腕と骨盤を同じ方向に回転させたいときは、上半身を固定して、膝を左右に回転させます。

で、太田先生と、「正反対」のホールドの作り方もあります。

e774.png

右腕を横に伸ばし、左腕を正面に向けてます。
そうすると、「大きくて重くて、変形しにくい臓器」である肝臓が、両腕の真ん中になります。

ここから「肝臓が正面を向く」ように、肩と腕を回転させると、骨盤も同じ方向に回転します。
股関節のあたりが、ねじれを吸収するようです。 膝(ひざ)は回転しません。

ここから、「両手の掌(てのひら)で肝臓をすくい上げるようにしながら、肘を曲げてやる」
と、カラダの回転が解けて、おへそが正面を向いたホールドが出来上がります。

見かけ上は、同じようなホールドを作ったとしても、
 「肩と骨盤が逆方向に動くホールド」を作ることも出来るし
 「肩と骨盤が同じ方向に動くホールド」を作ることもできます。
両者の違いは、腕の使い方です。

では、外国人のレクチャーを見てみましょう。

cs092_kaiten.jpg

マーカス・ヒルトンの「カラダの回転」のレクチャーです。
肩を回転させると、骨盤も同じ方向に回転しています。
膝(ひざ)は回転していないように見えます。

hil_tatsu.png

マーカス・ヒルトンの「ワルツのホールドの作り方」のレクチャーです。
 (1)左手をへその部分におき、少し圧力を感じる
 (2)左手でへその部分を、背骨の方に少し押す
これって、左手の掌(てのひら)で、肝臓をすくい上げてるようにも思えます。

両腕で、前後からカラダを挟みこんだ姿勢で、肩を左右に回転した場合、
骨盤は、肩と同じ方向に回転するはずです。

irvine039.png

今度は、ビル・アービンです。(弟子が書いた本ですが。。。)
掌を下に向けて、両腕を斜め前。

力を抜いて、肩・腕と骨盤を逆方向に回転させてしまうと、おもいっきり姿勢が崩してしまいますが、
じょうずに腕の筋肉を変化させて、肩・腕と骨盤を、同じ方向に回転させてやると、姿勢は崩れません。

・・・というわけで、外国人2名のレクチャーの通りにやると、
肩・腕を回転させると、骨盤(腰)は、同じ方向に回転します。

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太田先生の指導を受けた外国人の中に、上位の外国人2名が入っています。

でも・・・・

太田先生のレクチャー(左腕を横、右腕を正面)から作るホールドでは
肩・腕を回転させると、骨盤(腰)が反発して「逆方向」に回転します。

いったい、どうなっているのでしょうか?
なぜ、太田先生は、外国人コーチャーと違うことを教えているのでしょうか?

「人間になりたがっている幽霊」の歩き方と、深い関係がありそうです。

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2018年8月30日
投稿159 ボールルームダンス解剖学(5)
 2018/08/30(木) 12:17:24  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

2016年12月に発売された
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)

今回からは、「ホールドの作り方」について、考えていきましょう。

社交ダンスのホールドは、「腕を持ち上げて、肘を固定する」
なので、肘がグラグラ動いたり、肩が上がって肘が落ちりするのは、NG。

なので、「どうすれば、腕を持ち上げた状態で、肘を固定できるか?」を
考えることになります。
「どんな方法であれ、ともかく肘を固定出来れば、それが正しいホールド」
と考えたくなりますが、そこには落とし穴があります。
肘を固定する方法によって、カラダの動きが大きく変わってきます。

ota067a.png

まず、両腕を持ち上げて、真横に伸ばしてます。
肩(肩甲骨)から伸ばしていくよりも、胸鎖関節から伸ばしていったほうが
片側で5cmほど長くなるそうです。 両側で10cm伸びるのかな。

この姿勢で、誰かに「腕にぶら下がってもらう」と、姿勢が崩れやすいはずです。

そこで、太田先生は、おもしろいことをやってます。

ota067b.png

左腕を真横に伸ばしたまま、右腕を正面に伸ばします。
そして、正面に伸ばした右腕を、肩の方にスライドさせる。
「右肩を後ろに置いてセット・・・」と書いてあります。

不思議なことに、この腕の位置では、抜群に姿勢が安定します。
誰かに、腕にぶら下がってもらっても、ほとんど姿勢が崩れません。

・・・ならば、「左腕を真横・右腕を正面」という姿勢から作ったホールドは
「完璧なホールド」になるのではないか?
そんな気がしますよね。
やってみればわかりますが、ここから作るホールドは、
 「完璧といいっていいくらい、崩れません」
「ホールドの崩れで、先生に叱られる毎日」から、おさらば出来ます。

-------------
ところで・・・・

ここで、「疑問が沸いてくる人」と「感動の涙を流す人」の違いが出てきます。
疑問というのは、
 「何故、右腕だけが、前(正面)なんだ!」
 「右腕を真横に置いたまま、左腕を正面に伸ばしたらどうなるのか?」
という点ですよね。

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「右腕が前」の姿勢と「左腕が前」の姿勢は、見かけ上(外見上)では
「左右対称」に見えるはずです。
見かけ上だけでなく、骨格も左右対称ですし、腕の筋肉も左右対称です。

でも、肋骨(ろっこつ)と称する篭(かご)の中に収まっている臓器は
左右対称ではありませんので、腕の筋肉の動きは左右対称にはなりません。

実際、「肝臓」の位置を書き込んだだけで、左右対称には見えなくなります。
「大きくて、重くて、形が変化しにくい、右の腹部にある臓器」です。

「右腕が前」に伸ばしたときは、肝臓の上に右腕を置く感じになり
「左腕が前」のときは、肝臓を真ん中にして、両腕を伸ばす感じになります。

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右が肝臓、左が胃です。

ホールドの作り方によって、カラダの動きがどう変化するかを
調べるのに、面白い実験があります。

両腕(両手のてのひら)で、棒を挟んで、棒を左右に回転させます。
まず、左に回転させてから、一気に右に回転させた方が、違いが明確になります。

e113.png

両手の掌(てのひら)で、棒を圧縮するように挟み込んで、
棒を回転させる(肩を回転させる)と、骨盤は逆方向に回転しようとします。

両腕で棒を挟み込むと、「肝臓の上に両腕と胸鎖関節が、乗っかる」感じに
なります。この場合は、「肩と骨盤は逆回転」です。

e224.png

こちらは、棒と肝臓を向かい合わせにして、肝臓を動かす方法です。
肝臓を動かせば、棒も動く。
両手の掌(てのひら)で、やさしく棒をすくい上げるようにします。

肝臓を左に向ければ、棒も左に向きます。肝臓を右に向ければ棒も右に向きます。
この場合、肩と骨盤は同じ方向に回転します。

----

社交ダンスのホールドを作ったとき、そのホールドが正しいかどうかは、
「膝を回転させないようにして、肩を回転させてみる」
違いが出やすいのは、肩を左回転(リバース系回転)させたときです。

左肩を後ろに引いたとき、
  骨盤は正面を向いたまま(右を向こうとする)
なのが正しいホールドなのか、それとも
  肩と骨盤の左側が一緒に後ろに下がる
なのが正しいホールドなのか、確認しておく必要があります。

先生と生徒で、「骨盤の回転方向」の認識が違えば、
ウォーク以前の問題ですからね。

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2018年8月28日
投稿158 ボールルームダンス解剖学(4)
 2018/08/28(火) 21:49:53  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、「歩き方」についてのまとめ
テーマは、「幽霊の歩き方」と「人間の歩き方」

日本の「社交ダンスの歴史」は、「幽霊の歩き方」だと罵倒されている
日本人プロダンサーが、「人間の歩き方」になろうとして、
見よう見まねで西洋人の真似をするドタバタ劇の歴史なのかもしれない。

2016年12月に発売された
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)
によると、日本人の歩き方は「幽霊の歩き方」といわれている・・・・のだそうです。

どうにも賛同しがたい部分がたくさんあるので、コメントしていきます。

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日本人の歩き方のイメージは
 「裸足で、膝を緩めて、踵を持ち上げずに、畳の上を静かに歩く」
姿を思い浮かべると、わかりやすいように思います。

人間以外の動物が、膝より後ろに股関節があります。
拇指球~膝~股関節が一直線に並ぶのは、人間だけです。
膝を曲げて、両足の足の裏を水平にして歩く場合、体重は両足に分散します。

「前進する前足を推進力にして歩く」のは踵のある高いを履いた時に、
カラダが前方に突っ込んでる状態のように思います。

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矢印の左側と右側で、カラダの移動がないのは、なぜだかわからないのですが、
両方ベタ足で、中間より若干後方にカラダがある状態で、後ろ足で床を蹴り
出してもカラダは進みません。
毎日毎日、「畳の床」を蹴っ飛ばして歩いていたら、畳がボロボロになります。

床を蹴らないから、足裏で床を引きずる感じになるんですよね。

裸足での歩行では、足の裏は水平になります。
足の裏が水平であることに慣れている人が、踵のある靴を履くと、爪先に
体重が乗り込んでしまい、足が痛くなります。(外反母趾にも注意)

大腿四頭筋が働いて動きを止めるのは、膝が足首よりも前に倒れて、
爪先に体重が乗った時点だろうと思います。
(太田先生の説明の写真の動きには、到底、賛同できません)

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写真のモデルが西洋人であって、これこそが「西洋人が実演する西洋人の歩き方」
だと言われれば、納得するしかないのですが、写真のモデルは日本人っぽいですね。

「大腰筋を使う」というのは、「大腰筋を伸ばす」ことを言っているのか
「大腰筋を縮める」ことを言ってるのか、判断できないのですが、
この写真を見る限り、靴の踵の部分を踏みつけて、大腰筋をビンビンに伸ばして
いるように見えます。
これって、ほんとうに西洋人の歩き方なのでしょうか?

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実際に、社交ダンスを踊っていると、真ん中のようなNGパターンで
動きを止めてしまう人は、たくさんいます。
動きが完全に止める直前で、アタマから突っ込んでいくか、床を蹴っ飛ばして
カラダを前方に押し出すか。

これはこれで楽しいんだろうけど、これがNGだとすると、どうやってNGを
回避させるか。。。ってことになってくる。

左の方法でもNGを回避できるし、右の方法でもNGを回避できる。
生徒に教える時は、両方の方法を説明(先生が両方の方法を実演して)
どちらがいいか、生徒に選ばせればいい。

でも、日本の多くのプロ教師は、そんなことをしない。
これこそが「西洋人の歩き方」だと思ったら、その方法だけを追求する。
日本人は「幽霊の歩き方」、西洋人は「人間の歩き方」

「人間になりたい!」と言う思いが先走ると、周囲が見えなくなってくる。
日本の社交ダンスの歴史は、「必死に西洋人の真似をする日本人の歴史」
なのかもしれない。

追伸:
次回は、ホールドの作り方について

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投稿157 ボールルームダンス解剖学(3)
 2018/08/28(火) 09:36:00  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

2016年12月に発売された
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)
によると、日本人の歩き方は「幽霊の歩き方」といわれている・・・・のだそうです。

太田先生のレクチャーによる「正しい前進ウォークの方法」を検証していましょう。
(今回触れるのは ①~⑥のうちの後半の ④から⑥ についてです)

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社交ダンスのシューズ(革靴もほぼ同じ)は、靴底に弾力性がありません。

着地するときは、膝を伸ばし、爪先を持ち上げるようにして、ヒールから着地させるのが
「正しい前進ウォーク」ということのようです。
裸足で畳の上を歩く時は、「足の踵の後ろの部分」は丸くなっているので、畳と足の踵とは
面で接触するので、じわりじわりと、畳を踏みながら、足の裏全体に体重を移すのは簡単です。

ですが、皮靴の踵の部分は固い素材で出来ているので、ヒールから着地すると
「靴の踵の後ろ角」の「僅かな1点」で、靴と床と接することになり、非常に不安定です。
あえて、不安定な着地をして、靴の後ろの角だけを消耗させるのは、本当に「正しいウォーク」
と言えるのでしょうか?

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この歩き方には、いくつかの重要なポイントがあり、それを確実に実行する必要があります。

・膝を伸ばして着地する(膝を曲げてはいけない)ときには、爪先を持ち上げる必要があります。

・後ろ足を固定したままで、支え足(右足)の真上まで、カラダを移動させていく際、
 支え足は一貫して「強いヒール・ウエイト」をキープさせておくことが重要です。
 カラダを移動させるために「大腰筋を最大限に伸ばす」意識が必要になります。

・両足が揃った僅かな瞬間だけ、支え足は「ボール・ウエイト」になりますが、
 動く足の膝を持ち上げる時点で、支え足は「トォ・ウエイト」になります。

・「正しいウォーク」の基本は、「ボール・ウエイト」で立つ時間を極力減らして、
 「ヒールウェイトもしくはトォ・ウェイトで支え足の真上に立つ」練習こそが
 「正しいウォーク」の王道であるという考え方のようです。

 これならば、音を立てながら靴を引きずって歩く「幽霊の歩き方」にはなりませんね。
 でも、ほかの歩き方もあります。

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実際に、裸足でこの動きを練習すると、太田先生のウォークとの違いを実感できます。

膝が曲がってもいいから、足の裏が水平(床と足の裏が向かい合う)ように着地して、
そのあと、膝を少し前方に倒しながら、前足の踵を少し浮かせます。
踵を床から浮かせる高さは、ダンスシューズの高さ(男性2.5cm,女性7cm)が理想です。

カラダが両足の中間を超えて、前方に進むに従って、後ろ足の足首が伸びていきますので
後ろ足の足首を曲げてやれば、後ろ足は前方に引き寄せられます。
同時に、カラダは、両足の中間位置(中間バランス)を保ちながら、前方に進んでいきます。

支え足の踵を浮かす高さを一定に保っていけば、カラダは支え足の上を通過していきます。
この動作は、マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」の前進バージョンに近いですね。

では、「踵を浮かせた支え足の上が、カラダが通過する」という動きには、いったいどんな
意味があるのでしょうか? 答えは、すごく簡単です!

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社交ダンスの踊りの中で「ボール・ウェイト」の時間の比率を、可能な限り長くする。
言い換えれば、「ヒール・ウエイト」や「トォ・ウエイト」の時間を出来るだけ短くする。
どうすればいいか?

社交ダンスのダンスシューズは、靴の踵(ヒールの部分は)が高くなっています。
ダンスシューズで「ボール・ウェイト」で立つと、踵(ヒール)には体重が掛かりません。

ならば、「靴を履いたときのボール・ウェイト」を継続してる間は、「靴の踵の部分」は、
あっても無くても、結果時に同じこと。

「ボール・ウェイト」では「靴全体が床に接している」ので、見かけ上は、足裏のどの部分
に体重が掛かっているか、外部から判断することは、不可能に近いです。

裸足で生活する習慣のある人は、「足裏を水平にする意識」がありますから、踵の高い靴を
履くと「ヒール・ウェイト」になり、体重移動とともに、いきなり「トォ・ウエイト」に
変わったりします。
「ボール・ウェイト」でのカラダの移動をするには、裸足で畳の上に立ち、「踵の体重ゼロで、
踵が床から浮いている状態のカラダの移動」の練習こそが、有効であると考えます。

-*-*-*-*-*-

弾力性が無く、踵のある靴(ダンスシューズを含む)を履くと、靴を引きずって歩き
靴を引きずる音によって「幽霊の歩き方」になってしまう、悲しき日本人。

では、「靴を履いたときの、幽霊の歩き方」から脱却する歩き方は、どちらでしょうか?

・可能な限りボール・ウエイトの時間を減らし、しっかりと支え足の上に立ち止まる
・可能な限りボール・ウェイトの時間を増やし、支え足の上をカラダを通過させる

「正しい歩き方」としてふさわしくないのは、どちらでしょうか? 

「スウィング・ダンス」と呼ばれているワルツやスローフォックストロットの基本は
「ボール・ウェイト」だと言われています。
では、「ボール・ウェイト」は「立ち止まった瞬間」なのでしょうか、それとも
「踊りの中の大部分」なのでしょうか?

どちらだと思いますか?
わたしは後者だと考えてます。 太田先生は前者ですね。
だから、わたしは、太田先生、および太田先生と同じ考え方をする先生には、
社交ダンスを習いたくありません。

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2018年8月27日
投稿155 ボールルームダンス解剖学(2)
 2018/08/27(月) 12:22:39  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

2016年12月に発売された
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)
によると、日本人の歩き方は「幽霊の歩き方」といわれている・・・・のだそうです。

社交ダンスは「音楽に合わせて、楽しく踊ること」が一番大切。
「幽霊の歩き方」で社交ダンスを踊ったとしても、それが楽しければそれでいい。
簡単に「人間の歩き方」に変えることが出来るのならば「人間」になればいい。

最悪な展開があるとすれば、「幽霊から人間になろうと必死に努力しているうちに、
幽霊にも劣るようなトンチンカンな歩き方になってしまうこと」だと思われます。
これだけは、避けなければなりません。

「幽霊の歩き方」の検証は回しにして、先に進みましょう。

太田先生のレクチャーによる「正しい前進ウォークの方法」を検証していましょう。
(今回触れるのは ①~⑥のうちの前半 ①から③ についてです)

ota084a.png

前進ウォークには、「フット・プレッシャー」というテクニックが存在するようです。
 「足底が床を押している力と同時に、床も足底を押している」
と書いてあります。

図の説明では、床を垂直に押すと、真上に向かった反作用が発生するように書いてあります。
いったい、なにをどのようにすると
  垂直(上下)の力を「推進力にして前進」することができるのでしょうか?

誤解しやすいのは
 「膝と足首を曲げて床を押してから、ワンテンポ遅れて、膝と足首が伸びる」
という動きではないということ。
膝と足首の屈曲・伸展を使えば、大きく前進することは可能ですが、これではありません。
「フット・プレッシャー」は、あくまで「作用と反作用は同時」です。

ここで「素朴な疑問」が沸いてきます。

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社交ダンスのシューズは、弾力性がありません。
そして、踵(靴のヒールの部分)が高くなっています。
女性のハイヒールは、踵が7cmくらいあります。
靴の真ん中、つまり「靴底の斜め部分」に対して、「フット・プレッシャー」を使ったら
どうなるでしょうか?

「真上に向かって反作用が働く」のか、「斜め前方に向かって反作用が働く」のか?
ニュートンの法則(作用・反作用の法則)を使うと、どちらになりますか?

実際には、足の裏に体重を掛けると、カラダ全体の筋肉が変化するので、
物理の法則だけで説明しようとしても、説明なんて、できっこないでしょうし
物理の法則を使ったとしても、「真上への反作用」という考え方に正当性は感じられません。

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靴底の斜めの部分、つまり靴の爪先と踵の中間の位置に対して「フット・プレッシャー」を
掛けた場合の反作用が、真上に働くのか、斜め上に働くのかは、左腕の使い方(筋肉の変化)
に大きく影響されます。

右手に割り箸をもち、左手にどんぶりを持って、片足を上げると、反作用は「真上」になります。
右手にナイフ、左手にフォークを持って、片足を上げると、反作用は「斜め前方」にあります。

「腕を持ち上げて肘を固定する」社交ダンスのホールドにおいて、片足を持ち上げたバランスを
取ろうとすると、普段の生活習慣で慣れた方向に、腕の筋肉が動きやすいです。

太田先生のレクチャーの「正しい前進ウォーク」の「フット・プレッシャー」がどちらなのかは、
写真を見れば「一目瞭然」だと思います。


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人間のフットワーク(というより、足の裏の使い方)は、「腕の使い方」と大きく関わってきます。
「腕の筋肉の使い方」を変えれば、足の裏の使い方(土踏まずの使い方)も、変わってきます。

社交ダンスの愛好者においては、高齢者の公民館パーティの参加者レベルにおいても、
両方の「足の裏の使い方」をする人が混在しています。
数々の武道や西洋スポーツにおいても、両タイプのフットワークが混在していると思われます。

太田先生に限らず、日本国内における社交ダンスのレクチャーは、
 「いつでもどこでも、フットプレッシャの作用は真下、反作用は真上に働く」
・・という説明になっています。
いったいどうやったら、「前進するための推進力」が生まれるというのでしょうか?


数十年間に渡って、多くの生徒にダンスを教えてきた先生が、2つのフットワークの違いに
気づかないのでしょうか?
「オレ様のウォークは、幽霊ウォークではなく、人間ウォーク」だ
「オレ様と違うウォークをするやつは、幽霊か悪魔だから、消えてしまえ!」みたいな
感じなのかもしれませんね。

ほんとうに、それって、正しいウォークなのでしょうか?

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2018年8月25日
投稿151 ボールルームダンス解剖学(1)
 2018/08/25(土) 04:44:41  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

2016年12月に発売された貴重な一冊、
知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著)
この本を読めば、「日本の社交ダンスの歴史」、および「日本のプロ教師が考える社交ダンス」とはなにか?
というものが見えてきます。

「日本の社交ダンス」を一言でいえば、
  日本人であることに、異常なまでに劣等感を持った「プロ教師」という名の集団が、
  見よう見まねで英国人の真似をして、「あこがれの英国人」になろうとする黒歴史。
だと言っていいかと思います。

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 太田先生によると、「現代の日本人の歩き方」は「幽霊の歩き方」なのだそうです。
   (中国人は「人間の歩き方」で、日本人は「幽霊の歩き方」だと考えているようです)

 大混雑する新宿駅や渋谷のスクランブル交差点では、「幽霊の歩き方」をした人たちが、
 靴底を擦り付けながら歩きまわっていたとしたら・・・・
 そして、大都市東京では、大勢の人が靴底を擦り付ける音が鳴り響き、幽霊が出てくる
墓場の ような気持ち悪さが漂う街になっていたとするならば・・・

 あまり、想像したくないですね。

この本の冒頭の「英国で学んで」には、次のように書かれています。(8~9頁)
--------引用開始------
おかしな日本人独特の歩き方!

ある英国人のラテンアメリカンダンスのコーチャーは、常々日本人ダンサーの歩く姿を
見て、「何と妙な格好で歩いているんだろう」と思い、不気味にさえ感じていたといます。
そのコーチャーが日本にくる機会があり、東京に来て驚いたというのです。
なんと、日本人の靴底を地面にこすって歩く音が、まさに西洋のお化けが靴底を引きずって
歩く音を連想させ、気味悪く感じたのだそうです。

それからは、英国留学している日本人ダンサーは、一般の日本人よりはまだ"まし"に
見られたという笑うに笑えない話があります。

------引用終了-------

この一文が、「日本の社交ダンス」と「日本のプロ教師」の全体像を表しているように思います。

社交ダンスを学ばない日本の一般人は「幽霊」。いわゆるゾンビの集団。
英国留学する日本人プロ教師は、「人間になりたいけど、なり切れない人たち」
英国人をはじめとする西洋人は、「自分が理想とする人間の姿」

自分が「幽霊」であることに「激しい劣等感」を抱きつつ、
「オレは、人間になりたい!!」と必死に努力し試行錯誤を繰り返す。

「自分が幽霊であることさえ知らない一般人」をみて優越感に浸るとともに、
「幽霊の歩き方のままで、社交ダンスを踊って楽しんでいる庶民的なダンサー」
との違いを感じて、「幽霊からの脱却」に自己満足を感じるようになってくる。


そんな背景での「日本の社交ダンス」には、根本的に「致命的」ともいえる
「重大な見落とし」が存在します。
話を進めていきましょう。

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2018年8月24日
投稿150 ボールルームダンス解剖学(0)
 2018/08/24(金) 19:23:32  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

「2018年の・・・・」シリーズは、しばらくお休みにして
「ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)」について、触れていきたいと思います。

こういったテクニック(というかカラダの使い方)は、ネット上で無料公開してくれれば、
賛成派と反対派で、有意義な議論ができるのですが、「書籍」という一方的な方法では、
「納得できない!」といった意見を言おうにも言えませんね。

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知らないと踊れない ボールルームダンス解剖学(スタンダード編)/大田英光(著) 2484円

「2016年12月20日 第一刷発行」と書いてありますので、
発売されてから、1年半くらい。 新しい本ですね。

著者は、「歴代の世界チャンピオン」から、たくさんの指導を受けているようです。

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このリストをみて、ビビらないプロ教師は、ほどんど皆無に近いでしょう。

そして、そうそうたる「歴代の世界チャンピオン」から膨大な時間の指導を受けている著者が
言ってることは、絶対に正しいであろう・・・・と考えるでしょう。

実際、日本国内における「日本の社交ダンス」は、この本に書いてあるカラダの動きと同じ考え方、
同じ基礎に基づいていると思われます。


これだけの指導を受けている著者(太田先生)に対して、「お前の言ってることは、間違っている」
とか、異議を唱えることができるプロ教師など、日本じゅうを探しても、誰もいないでしょうね。

わたし(山象)は、太田先生のカラダの動かし方には、賛同しかねます。

太田先生の指導の通りダンスを踊るか、ダンスを辞めるか・・・と聞かれれば、迷いなく
ダンスをやめます。
太田先生の言われるような踊りをするくらいなら、死んだ方がマシ。

なぜ、そこまで言い切れるのか?
太田先生をはじめとする、ほとんどの日本のプロ教師は、「致命的な見落とし」があると
考えるからです。
どこに「致命的な見落とし」があるのか?? 順を追って、説明していきます。

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2018年8月18日
投稿146 2018年のダンス界を予想する(20)
 2018/08/18(土) 00:01:33  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、体重移動。
2本の足を前後に開いて、カラダを「後ろ足の上」から「前足の上」に移動させる。
子供から高齢者まで、誰でもできる簡単な動き。 しかも、1秒も掛からない。
どうやって、体重を移動させるか?

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カラダの中にある「大きくて重たい塊」を動かせば、カラダ全体が動く。
「アタマを動かす」か「肝臓」を動かすか「中身が詰まった小腸」を動かすかで、
体重移動のカラダの動き(ダンスならば踊りの基礎)が、根本から変わってくる。

「アタマを動かす時」の体重移動は、簡単すぎて面白くないので省略。

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これは、「左腕と肋骨の枠(frame)」及び「右腕と肋骨の枠」を作っておいてから
「腕を使って、肝臓をすくい上げながら、腕の筋肉に変化を与える」ことによって
カラダを前方に運んでいく方法。
「肝臓をすくい上げている」ので前足の力を極限まで抜いておくことが出来ます。
そして、後ろ足の足首は曲げたままにしておきす。(腕の筋肉の変化がカラダ全体に反映しやすくなる)

へそを左斜め前に向けた姿勢。
武道で言えば、相手に右半身を向ける「右半身(はんみ)」の姿勢ですね。

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原理的には、「肝臓をすくい上げて、肋骨の下から持ち上げる」は、
左手の左回転(外側へ回転)なので、これに左手の右回転(内側へ回転)を加えてやれば
カラダ全体が前方に進んでいきます。

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これは、左足を前に出したときの「左半身(はんみ)」の姿勢での体重移動。
肝臓は「右の腹部」にありますから、「どちらの足が前」かで、カラダの動きが変わってきます。

左足を前足にして、カラダを前方に運んでいけば、
「左足を支え足にして、右腹部を持ち上げた姿勢」になりますから、
上半身が左足を通過する以前に「高い姿勢」なって、右の足首は伸びていきます。

「肝臓をすくい上げながら」スローフォックストロットを踊った場合、
ボディが左足の上を通過する時点で、カラダ全体が高くなりますが、
ボディが右足の上を通過する時は、カラダは高くなりません。

フットワークも、カラダの向きも、「フェザーステップ」と「スリーステップ」に
ほぼ完全一致するのですが、日本の社交ダンスのプロ教師は、これを認めません。
(完全に無視! 一貫して無視! 死ぬまで無視! 無視・無視・無視!)

ところで・・・・

日本の社交ダンス(スタンダード種目)は「枠(frame)の踊り」では無く、
「軸(axis)の踊り」なので「肝臓をすくい上げる」という概念は、存在しません。

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「支え足のボール(拇指球のあたり)で床を押して、前足を伸ばすのが基本」
これで右足を伸ばしていけば、肝臓は思いっきり沈み込みます。
これが基本であり、そこから「日本の社交ダンスの基礎」が始まるわけです。

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体重移動は「片方の足首を曲げて、反対側の足首を伸ばす」のが基本です。
曲げている足首を伸ばして、伸びている足首を曲げれば、カラダが前方に動きます。

「深く曲げている足の上に、上半身を置いて、完全に静止する」のが基本です。
反対側の足首は完全に伸ばして、体重をゼロにする。
動きの原理は二等辺三角形の頂点である「中身の詰まった小腸」を運んでいく
・・・ですね。

指導者には、「教師試験」を義務づけ、プロ教師による「足首の屈曲」の指導を
徹底させることにより、
「子供から高齢者まで、初心者からチャンピオンまで、全く同じ基礎で踊る」
ことが可能になります。

日本の社交ダンスには
 「足首の屈曲角度を固定したままで、支え足の上をボディを通過する」
という概念は、まったくありません。
 「片方の足首を曲げたら、反対側の足首は伸ばす!それを繰り返せ!」
というのが踊りの基本です。

なので、日本の社交ダンスは
  「子供から高齢者まで、誰でも同じように、平等に踊ることができる」
というメリットがある反面
  「足首の屈曲角度を、ほとんど変えずに歩く習慣の人」や
  「かかとを踏み込みながら、階段を上がっていく人」
が「日本の社交ダンスの基礎」を習えば習うほど、アタマの中がパニックになって、
「一歩目を踏み出すこと」すら出来なくなります。

日本の社交ダンスに疑問を持った人は,武道の基礎を調べ見るとか、
ストリート系のダンスを学んでみるとか、いろいろあるだろうけど
一度「日本の社交ダンス」から距離を置いた方がいいでしょう。

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2018年8月11日
投稿139 2018年のダンス界を予想する(19)
 2018/08/11(土) 04:23:49  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

テレビでは、キンタローが競技会で活躍し(世界第六位だっけ?日本のプロ教師はダ、お笑いタレント以下だな)、アニメ「ボールルームにようこそ」も無料配信されている。
にも関わらず、社交ダンス人口は増える気配が・・・・ない。
もしかしたら、秘密結社(見つかったら死刑?)みたいに、知らないところで若い人たちが大活躍しているのかもしれないけれど・・・

いずれにしても、「社交ダンスを教えるプロ教師」の何かが、根本的に間違ってるような気がする。

日本の社交ダンスは
 「子供から高齢者まで、初心者から上級者まで、全く同じ基礎で踊ること」
 「サークルなどの愛好者集団の中から、ひとりの落伍者も出さないこと」
を基本とし、その考え方に基づいて「教師資格・指導者資格」が与えられている。

これが、「致命的とも言える、超!重大な欠陥」を生んでいるのですが、教える立場の日本のプロ教師の大多数は、全く、そのことに気づいていない。

-*-*-*-*-*-

社交ダンス(スタンダード種目)のホールドは、
 「腕を持ち上げて、肘を固定する。そして上半身を垂直に保つ」
のが基本・・・というより、大前提になっている。

「子供から高齢者まで~」という考え方でホールドを作ろうとすれば
腕全体(肩甲骨から先)を、動かないように固定してしまって、
胴体に捻れ(胸椎12番を使った、骨盤と肩の角度差をつける)を作り
「膝と足首の曲げ伸ばし」を最大化して、大きく踊ることになる。

これを「楽しい」とするか、「楽しくない」とするかは、人それぞれ。

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人間のカラダは、腕の筋肉の変化が、カラダ全体に波及するようにできている。
「腕の筋肉」に「なんらかの変化」を与えれば、カラダ全体に動きが生まれる。

左手首に「右回転(内側回転)」と「左回転(外側回転)」を同時に掛けてやると
見かけ上(外部の人には)は「手首が動かずに、固定されている」ように見える。

左手首に「右回転の筋肉と左回転の筋肉」を、同時に最大に掛けてたときと、
左手首に回転を掛けずに、手首を含めた腕全体をカチンカチンに固めたときでは
カラダの動きは全く同じですか?? カラダの動きに違いが出てきますか?

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腕の前腕(肘~手首)には2本の骨があって、円回内筋と回外筋という筋肉の
伸縮させて、2本の骨の捻れ具合を変えてやることで、手首が回転する。

手首の回転方向は、肘の付け根の緊張させる位置を変えるだけで、手首は右(内側、ネジを締める方向)にも、左(外側、ネジを緩める方向)にも回転する。

左手首を左(外側)に回転させると、「腕と肋骨の枠」が出来て、肝臓をすくい上げる動作により、カラダ全体が持ち上がる。
左手首を右(内側)に回転させると、胴体にあるはずの体重が腕に乗ってくる感覚。
「体重を腕に預ける」とか「体重の乗ったパンチ」とか、そんな感じ。

社交ダンスの練習においては、左手首の右回転を知ってる人は左回転を取得すればよく、左回転を知っている人は、右回転を取得すればいい。
左手首の左回転の際の筋肉と、右回転の時の筋肉を同時に使えるようになれば、両方のカラダの動きができるので、カラダを持ち上げながら、体重バランスを変化させることができる。

日本の社交ダンスでは、左手首に変化が生じると、姿勢が崩れてしまうので、
「左腕全体が動かないように、カチンカチンに固めてしまえ!」という指導ですね。
胴体に捻れ(骨盤と肩の角度差)をつけて、膝と足首の屈曲を最大化するするための
筋肉の使い方を取得した人が、社交ダンスのプロ教師会ののトップに立つ
・・・って感じになってます。

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こっちは、ボクシングの左ストレート
左手首に回転が掛かってます。 回転を掛けると、腕に体重が乗ります。
回転を掛けなくても良いけど、パンチの破壊力に違いが出てくるはずです。

左と右では、動きが違っていて、右ストレートは手首に回転を掛けません。

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これは、相撲の鉄砲。
左前腕にねじれ(回内)を掛けて、左手の親指を下にしてます。
「腕(かいな)を返す」と呼んでるようですね。

左前腕を回内させながら、左手首を前方へ伸ばしていったとき、
逆方向の「左手で肝臓をすくいあげる動き」を加えると、胴体が持ち上がって
右半身を前に動かすことができたりします。


ボクシングも相撲も、「姿勢を高くする」ことは、あまりないので、
左手首の右回転(左腕前腕の回内)を、動きの基本にしているようです。
では、バレエはどうでしょうか?

そういうことを考えているだけでも、勉強になるし、好奇心が沸いてくるのですが、
日本の社交ダンス(スタンダード)は、上半身をカチンカチンに固めるのが基本。
昔ながらの「ガチガチの体育系」みたいな感じかな。
こんなものが、いままで生き残ってる方が不思議・・・・だな。

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2018年8月 9日
投稿138 2018年のダンス界を予想する(18)
 2018/08/09(木) 04:16:42  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、カラダを傾ける動き、スウェイ(sway)について

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人間のカラダには、「大きくて重たい塊」がいくつかある。
「塊」を動かそうとすれば、カラダじゅうの筋肉が追従して、カラダ全体が動く。

どの「塊」を動かそうとするかは、生活習慣などにより、個人差が大きい。

「社交ダンス(スタンダード種目)」においては、どの「塊」を動かす意識でも
踊ることが出来る。
多くの人は、初心者の頃に習った方法こそが、社交ダンスの基礎だと思い込んで、
数十年間(というより死ぬまで)、その方法で、ひたすら踊り続けようとする。

どの「塊」を動かそうとするか・・・が違ってくれば、
当然のごとく、カラダを傾ける動き(スウェイ)の掛け方も変わってくる。

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左腕で、肝臓をすくい上げれば、スウェイが掛かる。
肝臓は右の腹部にあり、肝臓の底は斜めになっているので、
左スウェイは掛かりやすいが、右スウェイは掛かりにくい。

社交ダンス(スタンダード)では、自分の右側に相手がいるので
右スウェイが掛かりにくいことは、それほど問題にはならない。
それに、社交ダンスも、陸上短距離走のトラックも「半時計周り」。

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「肝臓をすくい上げる力」を最大化させるとどうなるか?
「肋骨と腕」で枠(frame)を作って、枠を利用して肝臓をすくい上げれば良い。
(出来る人は簡単に出来るけど、できない人はカラダが全く反応しない。両極端)

着目すべきなのは、膝を深く曲げた時の右スウェイです。
スウェイを掛けようとすればするほど、肝臓(低い方の右側)が、持ち上がろうと
するので背筋が伸びて、しかも「左胸と左の骨盤が(同時に)、勢いよく前方へ進
もうとする動き」が生まれてきます。

膝を曲げながら、「肝臓をすくい上げる右スウェイ」を掛けてやるだけで
大きなナチュラルターンが踊れてしまう・・・・ということになります。

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こちらは、胸を持ち上げて、スウェイを作る方法です。

この方法なら1万人いれば1慢人全員が理解できますし、子供から高齢者まで、
全く同じ基礎で、社交ダンスを踊ることができます。

カラダを傾けると、「カラダ全体が、支え足の真上に、しっかりと鎮座します」
体重が次の足に移ることを拒むように、カラダは支え足の上で静止します。

「一歩一歩、しっかり足の上にのれば、きれいに踊れますよ!」という指導に、
生徒全員が「感激の涙!」 支え足の上でピタッ!と止まれる。素晴らしい。
よ~し、カラダ全体に勢いをつけて、次の足に乗り移るぞ! みたいな感じ。

膝を曲げながらスウェイを掛けると、骨盤が外側に逃げます。
なので、ベルトを引っ張り上げるように、骨盤を持ち上げる。

日本の社交ダンスの模範的なホールドでは、
  「スウェイを掛けると骨盤が逃げる」のが基本です。
  まず、「骨盤が逃げて、カラダが折れ曲がるホールド」を作ってから、
  脇腹の筋肉を使って、骨盤を持ち当てて、姿勢を整える。
教師免許を取って、社交ダンスの先生になりたい人は、これを反復練習しましょう。

これに異議を唱える人(肝臓をすくい上げる方法で踊る人)は、
日本国内において教師免許を取ることは不可能です。
教師免許を交付する人たちの考え方によって、そういうシステムになってます。

自分を変えることは出来ますが、「教師免許を交付する人たち」の考えを変える
ことは出来ません。なにを言っても完全に無視する連中ですから。
社交ダンスが普及させるために、「教師免許を交付する人たち」が他界するのを
待ちましょう。 
そして、社交ダンスが廃れないように、社交ダンスを守り続けましょう!

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2018年8月 4日
投稿135 2018年のダンス界を予想する(17)
 2018/08/04(土) 08:18:22  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

肋骨(ろっこつ)と左腕で「枠/frame」を作り、
枠を使って、肋骨の右下の部分をすくい上げて、運んでいけば
カラダ全体が浮き上がり、カラダ全体が進みたい方向に進んでいく。

肋骨という籠(かご)の右側には、「肝臓」という「大きくて重たい塊」が
鎮座していて、「塊」を動かせば、カラダの中にあるたくさんの筋肉が反応する。

この説明をしただけで、3分で理解する人もいれば、
左腕の「ねじれ」の使い方を説明したら「生まれてはじめて、気が付いた!」
という人もいる。
いくら説明しても、カラダ全体を出来ない人もいる。

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この一連の動作において、
 「左手を動かすと、カラダ全体が持ち上がて、踵が浮き上がる」
というのが出来るか出来ないかは、(生まれてから現在に至る数十年間の)
日常生活による腕の使い方の違いによるところが大きい。

左手で箸を持って、箸を口元で運ぶには、手首を回転させながら肘を曲げていけばいい。
でも、そうすると肘がグラグラ動くし、反復運動によって腕全体がだるくなる。

左手で箸を使うときは、左肘と手首を固定しておいて、「左手の薬指と掌(てのひら)で
肝臓をすくい上げる」動きを加えてやればいい。
そうすれば、左手に持った箸は口元に届く。
「左手でフォークを使う西洋人の食事スタイル」もこれと同様に、「左手の薬指と
掌で肝臓をすくい上げる」動きの反復運動だと考えられる。

「左手の薬指と掌で肝臓をすくい上げる」ことによって、食べ物が口元に届くの
と同時に、肋骨(ろっこつ)全体が持ち上げられることにより背筋が伸びる。

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「右手で箸を持つ食事スタイル」の日本人が、同じことをやろうとしても、できない。
人間のカラダは、左右対称になっていないから。
左手で(右側にある)肝臓をすくい上げれば、背筋が伸びるけど、
右手で(左側にある)胃をすくい上げても、食欲をなくすだけで、背筋は伸びない。

余談になりますが、椅子に座って「背筋を伸ばした姿勢」を作るとき
 「左手で、肝臓をすくい上げるようにすれば背筋が伸びる」
という方法がありますが、日本国内においては、
「骨盤を立てて、背骨の湾曲を減らし、胸を持ち上げて、背筋を伸ばす」
という指導(もしくは、躾)になっていることが多いように思います。

-*-*-*-*-

さて、ここで、社交ダンスから離れて、
 「左手(または右手)を使って、肝臓をすくい上げる力を最大化させて、
  カラダ全体を、最大限に持ち上げたときの安定した姿勢」
がどのようなものか? これについて、考えてみましょう。

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肝臓の位置に、左手の薬指と「掌(てのひら)の小指側」をくっつけておいて、
肝臓をすくい上げるようにして、左手首を動かしていくと、肋骨全体が引き上げれ
られるような感覚になり、カラダ全体が浮き上がってきます。

この動きを最大化していくと、踵(かかと)が浮き上がってきます。
足の裏全体を床に張り付けて姿勢を低く保とうとしていても、「腕の力に連動する
カラダ全体の筋肉の方が強い」ので、踵(かかと)が高く浮き上がります。

「最大に肝臓をすくい上げることができる、左腕の位置」
「最大に、カラダ全体を持ち上げ、最大の歩幅で動くことが出来る左腕の位置」
は、なぜか「社交ダンスの左腕のホールドの位置」と、ぴったり一致する、

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今度は、右腕を使って、肝臓をすくい上げてみる。
右腕で、右腹部に位置する肝臓を持ち上げるのは、かなり難易度は高い。

一旦、右手の中指を中央(鳩尾の位置に)に動かして、わきの下に向かって
斜めに、右手の薬指を引き上げるのが、「右手で肝臓をすくい上げる」ときのコツ。

最大にカラダが浮き上がるのは、アタマを左後方に伸ばしながら、右手首を右上に
伸ばしていったとき。
「肋骨と右腕の枠(frame)」を保持しながら、右腕を伸ばすと、カラダ全体が浮き
上がってくるけれど、枠が崩れるたとたんに、ストンと落ちる感じになる。
ここから、カラダ全体を少し右に回転させると、背骨がまっすぐになって、右手の指が
肝臓の正面に来る。

面白いことに、この姿勢(右腕の位置と、頭の位置)は、社交ダンスの女性のホールド
と、男性のホールドに一致する。

前述の左腕のホールドの位置も含めていうならば、
「肝臓をすくい上げて、カラダ全体を持ち上げ、肝臓を前方に運ぶ」
ことを追及していくと、最終的には「社交ダンスのホールド」と、
まったく同じホールドが出来上がるということ。

-*-*-*-*-*-*-*-

日本の社交ダンスでは、
 「肘を真横に伸ばして、カラダを固めた、窮屈なホールドを作らせて
  姿勢が崩れたら、生徒を叱りつけることで、レッスン料を受け取る」
という指導を行っている。

「なぜ、社交ダンスのホールドの形が決めらてたのか?」ということは教えない。

「肘を真横に張って、崩れないようにする」のが「イギリス人が決めたルール」
だから問答無用で、それに従うように!!! という徹底した指導を行っている。


「肋骨と腕の枠を使って肝臓をすくい上げれる」ことが出来れば、きれいな社交
ダンスのホールドが作れるし、枠が崩れれば、ホールドが崩れる。
枠が崩れないように、腕の筋肉を変化させていけば、大きな踊りができる。

でも、これは「子供から老人まで、同じ基礎で踊り、一人の落伍者も出さない」
ことを目指している、日本の社交ダンスのプロ教師による指導方法。
生徒に「できない」ことをやらせて、生徒がやめて行ったら、先生の責任!

肘を真横に伸ばして立たせる指導によって、
 「肋骨と枠を作ることも、肝臓をすくい上げることも絶対に不可能な姿勢」
を、全員に叩き込むことにより、「子供から老人まで、同じ基礎で踊り」を
実現させる。
みんな平等! 参加者全員に対して、まったく同じ指導ができる!

これはこれで「考え方」としては正しいかもしれませんが、根本的に、なにかが
違うような気がする。
肘を伸ばして軸(axia)を維持しながら踊るのと、肋骨と腕で枠(frame)を維持しな
がら踊るのとは、踊りに対する考え方が根底が違っている。

初心者の時に「軸の踊り」を叩き込まれた人の多く(特に男性)は、100年
経っても「枠の踊り」に転向できない。
つまり、死ぬまで「軸の踊り」を踊り続けることになる。

だれがどんな踊りをし、どんな踊りを教えるのも自由だけれど、
他人の指摘を一貫して無視し続けたままで、自分の踊り方だけが「正しい踊り」で
あるがごとく、教えようとすることは、非常に危険な行為である・・・・と思う。

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2018年8月 3日
投稿134 2018年のダンス界を予想する(16)
 2018/08/03(金) 10:05:59  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

人間のカラダには「大きくて重たい塊」かいくつか存在する。
「塊」を動かすと、カラダ中の筋肉がフォローに入り、カラダ全体がその方向に動く。

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大脳を動かしても、肝臓を動かしても、(中身が詰まった)小腸を動かしても、
どれを動かしても、カラダ全体が動く。
どの塊をう後kしても、カラダが前方に進むのであれば、どれを動かすのが良いのか?

人間は、生まれてから数十年間にわたる日常生活の中で、カラダを動かし続けてきた。
ひとりひとり、得意な動き、不得意な動きというものが出てくる。

「社交ダンスにおける、カラダの動かし方」も、いくつかのタイプに分類される。
社交ダンスは、「踊ったときに楽しいと感じる」ことが、もっとも重要であり、
それと同時に(ペアダンスなので)「踊っている相手にも、楽しいと感じてもらう」
これが、社交ダンスにおいては、もっとも大切なことである。

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「肝臓(かんぞう)」という「人間のカラダの中で一番大きな臓器」である。
肋骨、つまり「胴体の籠」の中央~右下の部分に居座っている。
肝臓の中には筋肉がないので、「胴体右側の上部と下部とを、事実上分断させている
塊」だともいえる。

社交ダンス(スタンダード種目)では、男女が向かい合って立っています。
自分の正面に相手がいるわけではなく、自分のボディの右側に相手がいる。
ということは、お互いの「肝臓」同士が、向かい合っているということです。

言い換えれば、社交ダンスのカラダ動き・・・というより、自分の肝臓の動きが、
的確に、相手に伝わるということですね。
向かい合った二人の肝臓の動きが、合理的に交わりあって、滑らかに動いていく。
これを、業界用語で「リード&フォロー」といいます。
・・・だよね? 違うのかな? 違ってたら指摘してください >プロの先生


では、3つの「大きくて重たい塊」を動かすときのカラダの動きを、
「肝臓」の動きに着目しながら確認してみたいと思います。
繰り返しますが、社交ダンス(スタンダード種目)においては、ふたりの肝臓が
向かい合って、ふたりの肝臓が「超!至近距離」で、同時に移動します。

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アタマを倒せば、自然に片方の足が前に出出て、カラダ全体が進む。
このとき、肝臓は前方に飛び出そうとします。

肝臓は右にあるので、右足を前に出すと、右側にある肝臓も前に出るので、
カラダ全体が大きく前に進みます。
左足を前に出す時(ワルツの補助足が典型)には、右側にある肝臓が前に出るか、
カラダが前に出ないかどちらかになります。
だから、肝臓を前に出しながら、カラダに回転を掛ける動作を加えます。

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(中身が詰まった)小腸を前方に運んでいけば、カラダ全体が前方に進んでいく。
社交ダンスの男性の「胴体」と「アタマ」は地面に垂直に伸びているので、
小腸を運んでいけば、姿勢を崩さずに、カラダ全体を動かすことが出来ます。

膝と足首を深く曲げてから、踵を持ち上げながら、膝と足首を一気に伸ばしていく。
膝と足首の屈伸によって、カラダを前方に送り出す。

肝臓は小腸のよりも上にあるので、「肝臓を、押し蓋のように、沈み込ませる」
ことによって、膝と足首の屈曲・伸展を最大化・最適化させることできます。
横隔膜を緊張させれば、胸が持ち上あがり、肝臓が沈み込むので一石二鳥。

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肝臓は、肋骨(ろっこつ)という円筒形の箱の、右側の底の部分に位置します。
ならば、
 「左腕を使って、肋骨の底をすくい上げながら運んでいけば、カラダ全体が動く」
だろうという発想が生まれます。
肋骨の右下には肝臓。肋骨の左下は胃袋。 左右対称ではありません。

左手で「肝臓」という塊ををすくい上げると、カラダ全体が持ち上がりますが、
右手で胃をすくい上げても、カラダは持ち上がりません。
胃は、柔らかく「ぐにゃぐにゃ」ですから、下からもちあげてもダメですね。

左右で明らかに違う動きなので、「できる人」と「できない人」差が激しいのが、
この動きです。
日本の社交ダンスでは
 「子供から老人まで、誰もが理解できて、ひとりの落第生も出さない指導」
が大前提になってるので、
 「一人でも理解できない人がいるならば、そんなものは教えたらだめだろう」
という理由で、日本国内において、プロ教師(有資格者)によるこのカラダの動き
の指導は「絶対禁止・全面禁止」の扱いになってるように思います。。

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本来、ひとりひとりのカラダの使い方は「自由」であり、踊る人(相手も含めて)
「踊っている時間が、楽しいと感じること」が、ダンスにおける大原則です。

悲しいかな、日本の社交ダンスのプロ教師は、その大原則が理解できないようです。
人間は、大きくなればなるほど、周囲をみる視野が広がります。
ものごとを多方面から見ることが出来る人が「優れた人物」として評価されます。

カラダの使い方が変われば、ほんの数十センチカラダをうごかすだけでも、
「肝臓の動き」が違ってきます。
生まれてからの数十年管の日常生活の中で、「肝臓を前に出す人」
「肝臓を沈める人」「肝臓をすくい上げる人」いろいろな人がいます。

だとすれば、大勢の人が集まって踊る「社交ダンス」というの場においては
多くの人と交流をしながら、「ひとそれぞれの、動きの違いを理解する」ことが、
自分の視野を広めることであるはずです。

社交ダンスのプロ教師は、交流する人を限界まで減らし、意図的に視野を狭め
他人を無視して、優越感に浸りながら、尖がった狭い考え方だけを追求する.

トップに立つ連中が、こんなことばかりやっていては、今後、社交ダンスが、
普及するはずがありませんね。
「自分と違う価値観の人ほど、自分を高めてくれる」というのは、社交ダンス
にも当てはまるはずなのですが・・・・

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2018年8月 2日
投稿133 2018年のダンス界を予想する(15)
 2018/08/02(木) 00:54:56  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

すでに、2018年も後半。
なにがなんでも、今年中に、伝えておきたいことがあるのだが・・・
「自分の踊りこそが、完璧に正しい」と信じ込んでるプロの先生方は、
なにを言っても、まったく興味を示そうとしない。

モノを教える人間のトップが、自分に疑問を持たなくなったら、末期。
「社交ダンス」そのものの信頼が、どんどん低下して、滅びていくんだろうな。

自分は努力すれば変える(変わる)ことが出来るけど、
「自分は完璧」と思い込んでいる「プロ教師」は、永遠に変わらない。

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人間のカラダには「大きくて重い臓器」というのが、いくつかあります。

その「大きくて重い臓器」を動かせば(意識的に動かそうとすれば)、
無意識にカラダじゅうの筋肉が動いて、カラダ全体が進みたい方向に進んでく。

a556.png

どれの「大きくて重い臓器」動かしても、カラダ全体を動かすことができるけど
どの動きを得意とするか(どの感覚が敏感なのか)は、個人差がある。
実際、社交ダンス(スタンダード種目)は、3つの方法でも踊ることができます。

「肝臓をすくい上げて運ぶ」というのは、人によっての得意・不得意が激しいです。
肝臓は右側にあるため、「左手の動きに敏感に反応する」けど「右手の動きには反
応しずらい」という特徴があります。
だから、この動きを得意とするか苦手とするかは、個人差が激しい。

a667.png

肝臓という臓器は、肋骨(あばらぼね)の右側の下の方・・・というか「右腹部」に、
逆三角形の形で鎮座しています。

なので、肋骨(内臓が入っている篭)と肩甲骨・左腕で「枠/frame/フレーム」を作って
肝臓をすくい上げてやれば、胸も持ち上がるし、クビも伸びるし、視線も上がる。
肋骨と腕の「枠」を維持して踊っている間は、姿勢は崩れない。

悲しいかな、日本の社交ダンスのプロ教師は、「肋骨と腕の枠(frame)、腕と胴体の枠」
を作って踊ることを認めない。

日本の社交ダンスでは、ともかく肘を横に張って、胴体がぶれないようにして、
姿勢が崩れないような指導してる。ともかく、姿勢が崩れただけで叱られる。
両肘を横に張った瞬間に、「肋骨と腕の枠」が、きれいさっぱり消滅します。
肘を横に張ろうとするだけで、「肋骨と腕の枠」でホールドを造れなくなります。

だから、日本のプロ教師の指導の下では、「枠(frame)を使った踊り」なんて、
絶対に出来ないんですね。背骨と肘の「縦横の軸(axis)の踊り」になってきます。
初心者のころから、繰り返し「絶対に枠を作らせないための指導」をするからね。

肘を横に張って「頑丈なホールド」を作った場合、「肝臓」は下に「沈み込む」。
肝臓を沈め込んで、胸を持ち上げたほうが「正しいホールド」を作ったような
気分になる。 (胸を持ち上げる意識=無意識に肝臓を沈め込む動き)

さて、ここで、問題です。
大きな歩幅で、優雅に・滑らかに踊れるのはどちらでしょうか?
(A)肝臓をすくい上げながら、肝臓を前にだしていくことで、
  カラダが倒れるギリギリ限界まで、どんどん前足の爪先を伸ばしていく、
(B)後ろ足=支え足の上に沈み込んで、膝を足首を深く曲げてから
  膝と足首を思いっきり伸ばして、カラダを前方に送り出す。

両方やってみればわかるけど、歩幅は、どっちもほとんど変わらないです。 
2割か3割程度、どちらかが大きく動けるだろうけど、誤差範囲ですね。

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2018年7月29日
投稿130 2018年のダンス界を予想する(14)
 2018/07/29(日) 09:34:32  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

社交ダンス(特にスタンダード種目)は、年齢比率が極端に偏っており
還暦を超えた「いわゆる高齢者」が、上位を独占しており、
若い人が死ぬほど努力しても、競技ダンス界には入り込めない仕組みができあがっている。

若い人が勝ち上がる方法は、「高齢者の真似をする」「高齢者と同じ踊り方をする」こと。
こんな不思議なダンスは、日本の社交ダンスくらいであろう。

日本の社交ダンスは
 子供から高齢者まで、誰でもが理解出来るカラダの動かし方をし、
 初心者だろうが、高齢者だろうが、ともかく、落伍者も出さない指導。

を目標にしている。

すべての人が「80歳の高齢者」と同じ基礎で踊ることを大前提として、
若い人は、「膝と足首の屈曲」という「パワー」を最大化させて差別化を図る。
これが日本の社交ダンスであり、日本のプロ教師の指導方法である

「街中でのバトル」などで「技」を持っている人が勝ち残るストリートダンスや
大勢の人の中から、オーディションで「技を持っている人を選別する方式とは、
根本的に「考え方の根っこの部分」が違っていると考えていい。

-*-

「音楽に合わせてカラダを動かす」には、どうしたら良いか?

人間のカラダには、いくつかの「重い塊」の部位があるので、
   意識的に「重い塊」の部分を動そうとすれば、
   カラダ全体が「重い塊」と同じ方向に動く

であろうことは推定できるし、
   意識的に「重い塊」の部分を動そうとすれば、
   カラダ全体の筋肉が「重い塊」を動かすために反応する
であろうことも推定できる。

人間のカラダの「重い塊」を3つあげると、大脳・肝臓・小腸

a666.png

頭蓋骨の中にある「大脳(のうミソ)」
右の腹部、肋骨の中にある「肝臓」
骨盤という皿の上に乗っかっている「中身の詰まった小腸」

大脳を前方に倒せば、無意識に足が出て、カラダが進むし、
膝と足首の屈伸を最大化させれば、小腸を「乗っかった皿(骨盤)」ごと
運んでいけばカラダ全体が移動する。

この動きを指導すれば、子供から高齢者でも誰でも理解出来るし、
これを反復練習していれば、「出来ない」ことによる脱落者は出てこない。
(反復練習に飽きて辞めていく人は、たくさんいるだろうけど)

一方、「肝臓をすくい上げるようにして、移動させれば、カラダ全体を動く」
という動きは、(子供から高齢者まで)万人が直感的に理解できるとは言えない。
肝臓は、右腹部にあるため、左腕と連動しやすい反面、右腕とは連動しにくい。

万人に理解されないから「禁止すべき」という考え方もあれば、
万人に受け入れられないからこそ、「出来る人は取り入れるべき」という考え方もある。

日本の社交ダンスでは、「多くの日本人は左腕を使うのが苦手」であり、
「多くの高齢者は、普段と違った動きを考えることを好まない」という傾向のため
「左腕の筋肉の変化を使って、肝臓を中心とした右腹部の動きを生み出す」
・・・と言うことを、徹底的に否定し続ける。

それが、日本の社交ダンスである。

 右腹部にある肝臓を下方に沈めれば、相対的に胸を持ち上げた感覚が得られるので
 意図的に肝臓が上がらないホールド(肝臓と連動しない左手)を指導することで、
 重心を低く、かつ、胸が持ち上がった、正しいという自己満足が得られる姿勢が
 得られやすい。

実際、日本の社交ダンスにおける指導方法だったりする。

肝臓を沈める姿勢であれば、子供でも高齢者でも、誰でも同じ動きが出来る。
肝臓を沈めて、胸を吊り上げれば、膝と足首の屈伸を最大化できる。

でも、それって、本当に「正しい社交ダンスの動き」と言えるのだろうか?
日本の社交ダンスのプロ教師は、この疑問に、口が裂けても答えない。
絶対に答えない!

それは、何故だろうか?

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投稿129 2018年のダンス界を予想する(13)
 2018/07/29(日) 06:28:22  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

*** 書きかけの途中になっていたので、書き直しました ***

「ストリート系ダンス」の人からの視線で、「社交ダンス」を見た場合
「日本の社交ダンス(スタンダード種目)の基礎」と言われているものが、
どういうふうに見えているのか?

社交ダンスを教える人間が、全く、そういうのを考えようとしない。
広い視野で、人間のカラダの動きを考えたとき、
  「いままで、気づかなかったものが、見えてくる」
ということは、多々あります。

人間のカラダの動きには、
・カラダの中に「軸(axis)」を作って、軸を回転させながら移動させることで、カラダ全体を動かす。
・カラダの中に「枠(frame)」を作って、枠の一部を変化(枠を変形)させることで、カラダ全体を動かす。

という2つの方法があるはずです。

にも拘わらず、日本の社交ダンスは「枠」という概念を否定して、
明けても暮れても「軸・軸・軸」という徹底的な指導。
「軸がすべてを配する」 軸が崩れたら叱りつける教育。 
それが「ダンス」だと思い込んでいるのが、社交ダンスのプロ教師。

人間のカラダの動きなんて、「軸(axis)だけで説明できるはずがない」にも関わらず、
「軸を使った動き」だけで説明しようとしてるのが、日本の社交ダンスのプロ教師。

日本の社交ダンスのプロ教師は、ストリート系ダンスのカラダの動きを、論理的に説明できるひとは、少ないと思います。

---


「ナニコレ?劇団」サザエさん(2018年3月)
「突然に、垂直に飛び上がる」とか「体の一部だけを波打たせる」とか そういったテクニックは、「日本の社交ダンスの基礎」を使って説明しようとしても、 説明なんて出来るはずがない。

効果音に合わせて、飛び上がりたいのなら
 「膝と足首を深く曲げて、カラダを深く沈み込ませてから、
  勢いよいよく、膝と足首を伸ばして、地面を蹴ればいい!
そうすれば、「ナニコレ?劇団」の人よりも、もっと高くジャンプできる。

だけど、「膝を曲げずに、突然に飛び上がる」から面白いのであって、
「膝の屈曲」を使って、高く飛び上がれたとしても、そんなものは面白くない。

ダンスというのは、なにが面白いのか?
「論理的に説明できないカラダの動き」「簡単には真似ができないカラダの動き」
を面白さ・・・というのがある。
「いままで気づかなかった不思議な動きを追求する」というのが、
本来の「ダンス」には存在するはずであり、それが出来るようになったときの
「喜び」が、ダンスを継続させる原動力にもなってくるように思います。

悲しいかな、日本の社交ダンスのプロ教師の多くは、そういう「ダンスの原点」を
忘れているように思います。

日本の社交ダンスは、
 「子供から高齢者まで、ひとりの落伍者も出さないように、
 誰でも知っているカラダの動きを使って、ダンスを踊りましょう」
という考え方が前提になってます。

「誰でも平等」「落伍者を出さない」という前提で、「ダンス教師制度」を作り、
「ダンス教師免許」を配布してましたから、「多くの人が気づかない動き」というのは、
長年にわたって、プロ教師によって排除されてきたわけです。

日本の社交ダンスにおいて
「審査員によって、厳正に管理された競技会」は存在しますが、
「集団の中から自然発生する、バトルの戦い」は存在しません。

競技会は、「誰もが知っている基礎を使って、姿勢を崩さずに踊る」戦いであり
バトルは、「誰も真似できないことをテクニックを使ったヤツが勝つ」戦い。
同じダンスであっても、まるっきり、考え方が違うわけです。

アマチュアには、テクニックを教えない。
アマチュアは、「誰もが知っているカラダ使い方」で、踊るべきである。
アマチュアの競技会では、テクニックの有無は、評価の対象にしない。
「誰もが知っているカラダ使い方」で「姿勢を崩さずに踊れる」ヤツが勝つ。

社交ダンスの競技会の参加者が、60歳以上(還暦越え)に偏っているのも当然です。

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2018年5月17日
投稿94 2018年のダンス界を予想する(13)
 2018/05/17(木) 06:27:21  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

「ストリート系ダンス」の人からの視線で、「社交ダンス」を見た場合
「日本の社交ダンス(スタンダード種目)の基礎」と言われているものが、
どういうふうに見えているのか?

「突然に、垂直に飛び上がる」とか「出来るだけ高く、カラダを浮かせる」とか
そういったテクニックは、「日本の社交ダンスの基礎」では、全く説明できない。

世の中には「ダンス」の愛好者がたくさんいるけど、「日本の社交ダンス」だけが
(年齢層としても、踊りの基礎にしても)完全に孤立しているような気がする。

理由は、いたって簡単・・・・というか単純。

カラダの中に「軸(axis)」を使って、軸を固定してしまったら、ダンスは踊れない。
カラダの中に「枠(frame)」を作って、枠の一部を変化させることで、カラダ全体を動かす。

にも拘わらず、日本の社交ダンスは「枠」という概念を否定して、
明けても暮れても「軸・軸・軸」という徹底的な指導。
「軸がすべてを配する」 軸が崩れたら叱りつける教育。 
それが「ダンス」だと思い込んでいるのが、社交ダンスのプロ教師。

***** 準備中 ******





「ナニコレ?劇団」サザエさん(2018年3月)

この人たち、一年くらい前から、同じことをやってるけど
以前よりも、動きが滑らかになってきたような気がする。
(1年前の動画と、動きの滑らかさを比較していると面白いかも)

****** 準備中 *******

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2018年4月14日
投稿69 2018年のダンス界を予想する(12)
 2018/04/14(土) 06:28:29  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

社交ダンスでは、初心者のころから
「下を向いて踊ってはいけません」「姿勢を崩してはいけません」
ということを、徹底的に叩き込まれる。
ほとんど、躾(しつけ)に近い感じで、厳しい指導を受ける。

日本の社交ダンスの指導の基本は、「2階席を見て踊れ!」。
つまりは、視線を斜め上に向けたまま、両肘を真横に張った姿勢をキープしたまま
踊りなさい・・・・ということを意味します。

はい、ここで問題です。
混雑しているフロアーで、身長の高い男性が、斜め上を見て踊ったら、どうなるか?

男性のすぐそばに、背の低い女性が踊っていたとしても、斜め上を見て踊っている男性の
視界には女性の姿はありません。
下を見てはいけません! 上を見て踊りましょう!
というのが、日本の社交ダンスの指導方法です。

背の低い女性とぶつからないように、細心の注意を払いながら、
女性を避けて踊る男性は「ダンスを知らない、悪い男性」であって
背の低い女性を視界から外して、上を見て、女性を跳ね飛して転倒させる
ような踊りをする男性が「ダンスの上級者」というのが、、日本の社交ダンスの指導です。

基礎(きそ)と糞(くそ)、似ているようでも、大違い!

日本の社交ダンスのプロ教師は、根本的な部分で、致命的な間違いをしています。

ウインナーワルツ(宮廷ダンスの流れをくむダンス)にせよ、スローフォックストロット(1910年代発祥の歩行型ダンス)にせよ、タンゴ(アルゼンチンの酒場が発祥と言われている)にせよ、
同じフロアーで、大勢の人が仲良く踊るのが、社交ダンスの大原則です。

「背の高い男性が斜め上を向いて踊るため、背の低い女性がいても視界から外れて、見えない」
というのが、「本来の社交ダンスの基礎」であろうはずがありません。

悲しいかな、日本のプロ教師には、この矛盾に気づいている人はほとんどいません。
日本のプロ教師は、この重大な欠陥に対し、誰も、疑問に思わないのです。

ダンスを知らない小学生でも、疑問を抱くでしょう。

---

では、「帽子をかぶって踊ったときのストリート系のダンス」における視線の動きはどうなのか?

帽子のツバで、視界の上半分が遮られたとしましょう。

カラダが自由に動く状態で、視界の下半分だけが見える。
これで、カラダに回転を掛けるとどうなるか?

回転するときには「水平ライン」を見続けると、カラダ全体が安定する
ということを知っている人ならば、視界の下半分だけを使って、視線を水平に
保とうとするでしょう。

帽子をかぶって、ダンスの練習をすると、この平衡感覚が身に付きます。

ストリート系ダンスにおける「水平ラインを見ながら回転する」のと
社交ダンスにおける「斜め上(2階席)を見ながら回転する」のとでは、
カラダの動きは、根本的に違います。
バレエはどうでしょうか? たぶん水平ラインを見ているはずです。

ストリート系ダンスをやっている高校生が100人いたとしても、
誰も「日本の社交ダンス(スタンダード)」をやろうとしないはず。
日本の社交ダンスは「一般的のダンスとは、基礎が正反対」だから。

ダンスというものを知れば知るほど、日本のスタンダード種目に対して
「拒絶反応」を示す可能性が高くなる。
だから、現状を追認する、日本の社交ダンスには「未来はない!」

日本の社交ダンス(スタンダード)の基礎は、メチャクチャだから、
才能のある人には、スタンダードは教えない方がいい。
社交ダンスのラテン種目だけを教えて、ラテン種目の基礎の応用で
スタンダードを踊った方がいい。

そうすれば、社交ダンスに「未来」が開ける。 可能性が出てくる。

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2018年4月11日
投稿68 2018年のダンス界を予想する(11)
 2018/04/11(水) 02:39:02  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

日本の社交ダンスの「プロ教師資格」というか、「指導者の資格」には
致命的ともいえる重大な欠陥があり、そこを部外者(高校生なら出来る)に
追及されれば、「プロ教師資格」は、簡単に破綻させることができるはず。

以前は、「風俗営業法」という法律があって、
「指導者資格の無い人間が社交ダンスを教えているのが、見つかると
 察に逮捕されて、 刑務所に入れられて、場合によっては、死刑になる」
という恐ろしい法律があったので、
「社交ダンスのプロ教師の教える社交ダンスは、完璧なダンス」
ということになっていたが、実際には、重大な欠陥がある。

----

これは、「第11回日本高校ダンス部選手権新人戦」(産経新聞社、ストリートダンス協会主催)の動画。
新人戦ということで、登美丘高校ダンス部の「高校1年生」のダンス。

一般的な野球部の高校1年生だったら、「球拾い」だけやらせてもらえないんだろうけど
ダンス部の高校1年生は、舞台に立てるところまで、練習させてもらえる。
それにしても、1年生だけで、この人数。 すごいな。

この動画で、注目したいのが、「帽子」
英語で言えば、「ハット」もしくは「キャップ」。

これだけ、大勢の新人(1年生)がいると
「帽子」をかぶることで、動きがスムーズになる人もいれば
「帽子」を動きがぎこちなくなる人もいるんじゃないか
・・・という気がする。

ダンスを踊る時、帽子をかぶるとどうなるか?

「視界の上半分が遮られる」ため、視線(特に、回転動作での視線)が変わる。
「こめかみ」の部分に刺激があるので、アタマのバランス感覚が安定する。
というような、踊りの中での変化が表れてくるはず。

帽子をかぶって、「視界の上半分が遮られた状態」でダンスを踊ると、
カラダの動きは、どのように変化するのか???

社交ダンスの多くのプロ教師(特に、スタンダード主体の人たち)は、
これを理解していない知らない可能性が高い。

社交ダンスは、帽子をかぶらないので、
「生まれてから一度も、ツバの長い帽子をかぶって、ダンスを踊ったことがない」
というプロ教師が、「これが正しいダンスだ!」と言ってダンスを教えている。

そんな社交ダンスのプロ教師には、
  帽子をかぶってダンスを踊ると、踊りがどう変化するか?
なんてことを理解できるはずがない。
  ダンスでかぶる帽子は、ただのファッションだと思い込んでいる
可能性が高い。

日本の社交ダンスの致命的欠陥は、そこにある。

帽子をかぶってダンスを踊っている高校生は、日本の社交ダンス(スタンダード)には
興味を示さないだろう。
というか、日本の社交ダンス(スタンダード)に、拒絶反応を示す可能性がある。
なぜか? 

理由は簡単だったりする!
つづく。

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2018年4月 3日
投稿63 2018年のダンス界を予想する(10)
 2018/04/03(火) 08:45:19  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

社交ダンスには、全く異なる2つの方向性がある。
しかしながら、多くのプロ教師は、それを理解しようとしない。
教える側が理解しないことを、生徒側が理解できるはずがない。

日本の社交ダンスを「100人の村」に例えると、話がわかりやすくなってくる。

100人の村には、2人(1組)の社交ダンスの先生と、98人の生徒がいるとする。
先生は、どのような指導をするべきなのか?

「村人全員に、社交ダンスを教えようとして、一人の落伍者も出ないように、
 全員平等に、全員が理解出来る基礎を使って、ダンスを教える」という考え方がある。

「身長の低い子供」は、身長差があるので、先生が直接ボディコンタクトの指導をする
ことが出来ず、「おじいさん・おばあさん」は、五十肩で肩が上がらない。
「スポーツ万能選手」と「武道の達人」は、それぞれの「基礎」があるけれど、そうい
うのは一切禁止。誰でもが知っている「カラダの動き」だけで、社交ダンスを踊らせる。

基本的に社交ダンスの「プロ教師資格」というのは、この考え方が前提になっており
「参加者全員が、すぐに理解出来るカラダの動き」が「社交ダンスの正しい基礎」とされる。

しかしながら、社交ダンスにはもうひとつの考え方がある。

村にいる「スポーツ万能選手」と「武道の達人」でペアを組ませて、ほかの村の代表選手
と優劣を競う(競技会とも言う)社交ダンス。 そういうダンスも存在する。
村のダンス教師は、今まで取得した「数々の技」を、惜しみも無く、すべてペアに伝授する。

厳しい練習の中から、自分たちが生み出した「技」もあれば、師匠から「盗んできた技」も
ある。これに「スポーツ万能選手の基礎」と「武道の達人の技」を組み合わせて、
「最強の社交ダンス」「最強のカラダの使い方」と思われるモノを作り上げていく。

それが「正しいカラダの使い方」なのかどうはわからないし、村人の残り96人は「どんな
カラダ」を使っているのかすら理解出来ない。
なにが「正しい」のかわからないけど、試行錯誤しながら「ベターだと感じたもの」教える
という考え方。

同じ社交ダンスでも、明らかに、方向性が違うはず。

「社交ダンスを始めたい!」ということは、「社交ダンスの100人の村に入る」ということ。
その時に、どんな社交ダンスを習いたいか? それを先生に伝える必要がある。

「100人の村民全員がすぐに理解出来る、
 100人全員にとって絶対に正しい社交ダンスの動きを教えてください」
と言ってダンスを習うか、それとも
「例え、間違っていてもいい。 今の、自分は理解できなくてもいい。
 今、先生が目指している、先生個人の理想の社交ダンスを教えて下さい」
と言ってダンスを習うか。

習う人が、方向性を明確にして、社交ダンスを習うようにする。
方向性が見えてこなければ、多くの人は途中で挫折し、無駄な時間を使うことになる。
ダンスを教える「先生」は、方向性を、生徒に伝えるべきである。
多くの社交ダンスのプロ教師は、そのことを忘れている。

アイススケートを滑るときには、両方の膝を引き締めてて「内股気味」に立ち、
両方の靴のエッジを正面に向けて平行にしていれば、とりあえず滑ることはできる。
でも、上級者は、バレエのように足を開脚して、両方の靴を180度開いた状態
(両足を180度ひらけば、左右の靴のエッジは平行になる)で滑ることもできる。

初心者が両足を内股にして必死に両方の靴を正面に向けるのと、180度の開脚できる
人が、両足の靴を正面に向けるのとでは、基礎は全く違うと考えた方が良い。

相撲においても、初心者はカラダがぶれないように、足の上に背骨をのせて、カラダを
固定させておく(常に、足の上にボディの重心を置いておく)方が良い。
開脚すると、前後に不安定になるので、膝を締めて「内股で立つ」ほうが安定する。

ところが、上級者は、四股のように、180度の開脚をやって片足を持ち上げる練習をしている。
「腕に体重を預ける」または、「拳(こぶし)に体重を乗せる」という、初心者には
理解出来ない「感覚的な重心移動(カラダ中の筋肉を変化させることにより、重心が背骨から
腕に変化しているように感じる」)」みたいなテクニックを使うようになってくる
・・・はずである。

スポーツにせよ、武道に死せよ、社交ダンス以外のダンスにせよ
 「上級者は、初心者の知らないことを知っている」
 「上手になりたければ、初心者の頃の先入観を捨てなさい」
というのが、あるんじゃないかと思う。

でも、社交ダンスは、
「ひとりの落伍者も出してはいけない、参加者全員が理解出来る基礎で踊れ」
という大前提で作られた「社交ダンスのプロ教師資格」が、致命的になっている。

結果、「左を見ても、右を見ても、還暦過ぎた高齢者ばかり」ということになっている。
社交ダンスの常識は、世間非常識。
この呪縛から抜け出すところから、社交ダンスの未来は始まる・・・と言って良い。

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2018年3月31日
投稿59 2018年のダンス界を予想する(9)
 2018/03/31(土) 02:22:16  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

社交ダンスは「ペアダンス」なので、ふたりの「ボディ・コンタクト」が重要な要素になる。
にも関わらず、日本の社交ダンスのプロ教師は「ボディ・コタンタクト」について教えない。

ただただ、
 「二人のボディがくっついていれば合格、離れていれば不合格」
という、ド素人でもやらないような基準で、ダンスを教えるのが、プロ教師。

日本全国、子供から老人まで「統一した基準」でダンスを教えようとするから、
こんなバカげたことになる。
「プロ免許を持ったプロ教師であれば、誰に習っても、同じ内容のレッスンが受けれらます。
プロ免許を持った教師なら、誰に習っても、絶対安心!
免許を持ったプロ教師に習いましょう!」
みたいな、そんな感じかな。

ファミレスのチェーンなら、どこで食っても同じ味・・・・みたいなもんだな。

腕を持ち上げて、肘を固定した場合、
前進ウォークであれ、後退ウォークであれ、ボディの速度は一定にならず、
ボディ(上半身)の速度が早くなったり、遅くなったりする。

踊り方によって、2つのタイプに分かれる。
(A)両足が揃うときにボディの速度が最大、両足を開いたとき、速度が最小。
(B)両足が揃うときにボディの速度が最小、両足を開いたとき、速度が最大。
これに、前進ウォークと後退ウォークでの、速度差が加わる。

なので、二人のボディコンタクトは、強くなったり、弱くなったりする。

男性は、ボディコンタクトが「最も弱くなる」タイミングで、
女性に対して、リードを掛ければよいのでしょうか?
それとも、「最も強くなる」タイミングで、リードを掛ければよいのか?

多くのプロ教師は、それぞれの「勝手な思い込み」で、生徒に対して指導を
やってるはず。
どちらが正しいのか、はっきり説明できるプロ教師など、ほとんどいないでしょう。

生徒に教えるのが面倒なので、
  男性は、背骨に軸を作っておいて、ボディがブレないようにしておいて、
  女性はボディを押し付けて男性から離れないようにする。
ボディコンタクトが離れることは、悪いことなのだ!!!!
・・・・と、徹底的に教え込む。

そうすることで、ファミレスチェーンみたいな、全国統一の教え方が出来上がる。
ハズレはないけど、当たりもない。 どの店へ行っても、同じ味。
「自分で考える」ことが出来ない「同じような踊りをする生徒」だけが育成される。

男女が向かい合って踊る時、「ボディ・コンタクトは変化するもの」という、
ペアダンスにとって、一番大切なことを見失ったら、どうなるか?
「ボディコタンタクト」の変化を「悪いこと」だと生徒に叩き込んだら、どうなるか?

世界中で、誰よりも社交ダンスを知らないのは、プロ教師なのかもしれない。

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2018年3月28日
投稿58 2018年のダンス界を予想する(8)
 2018/03/28(水) 22:19:47  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、ボディ・コンタクトの2回目。

ダンスというモノは、本人が「楽しい」と感じることが一番。
社交ダンスはペアダンスなので、本人と相手の両方が「楽しい」と感じれば、
「最適な踊り方」だと言えるはず。

競技会に限らず、日本の社交ダンスは、「楽しさ」よりも「外見」で
評価されることが多いようで、例え、どんなに息苦しかったとしても、
二人のボディコンタクトが離れなければOKで、二人が離れたらNG!!
みたいな評価がなされることが多いようです。

ほんとうに、それで良いのでしょうか?

例えば、男性は、姿勢が崩れないように、両肘を真横に張って、胸を張って
「背骨に軸」をキープする。(背中に、鋼鉄の十字架を作る)
女性は、脇腹を男性に押しつけて、男性とボディが離れないようにする。

毎日厳しい練習を重ねていけば、「鋭い回転をするときも、大きな動きをする
ときも、絶対にボディは離れない」踊りが出来るようになると思います。
相手とボディが離れなくなったとき、「自分は、世界チャンピオンと同じ、
正しい踊り方が出来るようになったのだ!」という満足感が得られるかもしれません。

でも、「ボディが離れない」ということが「世界共通の、正しいボディの使い方」
だと言い切れるでしょうか?


日本の社交ダンスに対して「異議」を唱えるべく、一つの考え方があります。

男女が向かい合って、ルンバのベーシック(前進・後退のチェックバック)を
繰り返したとしましょう。
片足の真上を通過するときと、両足を開いた時では、男女の感覚は変化するはずです。
相手のボディが遠ざかったり、近づいたりするはずです。
これは、単なる「綺麗に見せるための演出」ではなく、ウォークの際の「ボディの
速度の変化」によるところがあるはずです。
前進と後退では、ボディが動く速度に差が出るので、結果として、男女のボディの距離が
伸びたり縮んだりする。

スタンダード種目で、「腕を持ち上げて、肘を固定する」ホールドで、
前進動作/後退動作を行った場合(両足を開いたり閉じたりした場合)、
ボディの動きは「等速運動」とはならず、ボディが動く速度は、微妙に変化するはずです。

前進動作と後退動作で、速度の変化に違いがあるとするならば、
男女のボディ・コンタクトの強さは、常に変化するはず。
つまり、踊っている間、二人のボディコンタクトは、強くなったり弱くなったりを繰り返す。

二人のボディコンタクトが弱くなるということは、相手が離れていくような感覚を味わうことになり、
次の瞬間、自分のボディが、相手に吸い寄せられるような、感覚を味わうことになる。
このボディ・コンタクトの変化(強くなったり弱くなったり)こそが、ペアダンスの醍醐味であり、
これこそが、「社交ダンスの楽しさ」だという考え方が存在する。


だがしかし、プロ教師が「ボディ・コンタクトが外れることは悪いこと」という感覚を
徹底的に植え付けて、「ボディコンタクトの強さの変化」に対する「罪悪感」を、
生徒に叩き込んだとしたら、どうなるか?
おそらく、その生徒の「ボディコンタクト」に対する思考は、完全に停止してしまうだろう。

前進動作と後退動作のボディの動きのズレ。足を開いたときと足を閉じたときのボディの速度の変化。
これらを「罪悪」と見なして、必死になって、相手にボディを貼り付けようとする。
苦しかろうが、不自然だろうが、「それが、社交ダンスの基礎」であると、教え込んだとしたら・・・・

「ボディコンタクトを密着していれば合格!」という教え方は、果たして正しいといえるのだろうか?
生徒にとって有意義だといえるのだろうか?
プロ教師の思考回路が麻痺しているとしたら、社交ダンスに明日は無い・・・・と思います。

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2018年3月24日
投稿53 2018年のダンス界を予想する(7)
 2018/03/24(土) 00:49:55  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回と次回は、ボディ・コンタクトについて。

社交ダンス(スタンダード種目)は、ペアダンスであり、男女が向かい合ったままで
同時に前進/後退を行ったり、回転(カーブ)動作を行ったりする。
踊っている間、男女には、二人の「ボディ・コンタクト」が発生する。

ここまでは、社交ダンスを踊ったことがある人なら誰でも知っているし、
踊ったことのない人でも、そんなことは、動画をみれば、すぐにわかる。

社交ダンスを教えるとき、ただ漠然と「コンタクトを取って踊りましょう」
「お互いのボディを離さないように、ボディをくっつけて踊りましょう」
などと教えるプロ教師がいたら、そのプロ教師は「無能」の局地である。

生徒に「考える」機会を与えずに、「狭い視野で考えた、非常に偏った
自分の価値観」を、あたかも「社交ダンスの常識」であるかのごとく、
生徒に無理やり「ねじ込んでいく」ようなプロ教師が、社交ダンス界を
ダメにしている・・・・といえる。
このようなクソ教師が、ひとり、また一人と、消えていったとき、社交
ダンスの未来が見えてくる・・・・と言えるかもしれない。


このことは、「習う側」が「冷静に」考えてみれば、すぐにわかる話。
このことを生徒に教えない(気づかせない)教師は「クソ教師」といえる。

社交ダンスでは、自分が前進なら、相手は後退。
自分が後退なら、相手は前進。
前進も後退も、膝を前に曲げながら、カラダを運んでいくため、
 「男女のコンタクトの強さは、常に変化する」
 「男女のコンタクトは、強くなったり弱くなったりする」
 「強さの変化には、ゆるやかな変化も、瞬発的な変化もある」
ということが、重要だったりする。

例えば、ナチュラルターンの3歩の中で、
「コンタクトの強さ」が、瞬発的に変化するのは、どこなのか?
「コンタクトの強さ」が一番弱くなるのは、どこなのか?
「コンタクトの強さ」が一番強くなるのは、どこなのか?

これを学んだとき、はじめて「社交ダンス」の初歩が始まると
考えたほうがいい。

ただ漠然と、男女が、べったりとボディを押し付けあって、
  「コンタクトの変化など、くそくらえ」
  「ただ単に、ボディが離れたら、不合格」
  「ともかく、ボディが離れなければ、合格」
みたいな、メチャクチャな基準で教えてるのが、日本の「クソ教師」。
そして、そんなクソみたいな基準で、踊りの優劣を審査しているのが、
日本の競技会だといえる。


男女のコンタクトの強弱の変化が、明らかに間違っているにも関わらず、
男女のボディが離れなかったら、それで合格!!!
・・みたいな教え方は、非常に危険です。

そんな「クソ教師」に習った生徒は、
  ボディが離れず、姿勢が崩れなければ、
  ボディ・コンタクトの強弱が、どうであれ
「自分は正しい踊りをしている」思い込んでしまうから・・・。

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2018年3月15日
投稿46 2018年のダンス界を予想する(6)
 2018/03/15(木) 05:19:21  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今回は、イメージを思い浮かべる「頭の体操」。

【問題1】厚さ 0.6mm の「薄いペラペラの鉄板」があります。
この薄い鉄板の強度を高めた上で、床に垂直に立たせるには、
どうすれば良いでしょうか?

おそらく、いろんな発想が出てくると思います。

【Aさんの答え】
「太い鉄骨の柱」を縦横に組んで、床に埋め込んで固定する。
次に、床に立てた鉄骨の柱に、薄い鉄板をスポット溶接して固定する。

【Bさんの答え】
薄い鉄板の真ん中を叩いて伸ばし、表面を球面状にする。
次に、屏風(びょうぶ)のように、薄い鉄板に「複数の折り目」を作る。

Aさんの方法も正解、Bさんの方法も正解。
どちらの方法でも、薄い鉄板を垂直に立たせることが可能です。
薄くて軽いペラペラの鉄板でも、立たせることが可能です。
(軽自動車のドアや天井に使われているのが 0.6mmの鉄板ですね)
(鉄板をプレスで球面状にして、折り目をつければ、強度が増します)


社交ダンスのホールドにおいても、これと似たような「発想の違い」が
踊り方に決定的な違いを生み出します。


【問題2】社交ダンス(スタンダード種目)のルールを守り
「両腕を持ち上げて、両肘を固定した姿勢」を保ったままで、
大きな歩幅で踊り続けるには、どうすればよいでしょうか?

【Aさんの答え】両肘を真横に張って固定して、胸を張り(胸を開き)
カラダ全体を緊張させた「苦しい姿勢」のまま、斜め上を向いて踊る。
膝と足首の屈伸(曲げ伸ばし)を最大化すれば、カラダは大きく動く

【Bさんの答え】「てのひら」と「足の裏」に「丸み」を作っておいて、
前腕(肘~手首)と下腿(膝~足首)に「適度なねじれ」を作る。
てのひらの窪み・足の裏のアーチのある状態で、前腕・下腿に「ねじれ」
を掛けても、手足はほとんど動かず、外見上は固定しているように見える。
膝を足首の屈伸を全く意識しなくても、カラダ全体が大きく動き出す。


与えられた【問題1】【問題2】に対して、複数(2つ以上)の方法を
思いついた人は、複数の方法のメリット・デメリットを考えた上で、
最善の方法を選び出して、最善の方法を極めていく。

学校であれ、職場であれ、多くの集団においては、「会議」や「学級会」
など、みんなで意見を出し合って、いちばんベストな方法を探っていく。

さまざまな意見を出し合って、多くの人の意見を聞く。
そうしているうちに、「自分の気づかなかったこと」に気づき、
よりよい発想が出来ていく。
人間というのは、本来、そういう「生き物」なのだろうと、わたしは考えます。


ところが、悲しいかな、日本の社交ダンスのプロ教師は「突進型」のタイプが多い。
一つの方法を思いついたら、ひたすら、その方法だけを追求していく。
一つの方法を思いついたら、ほかの方法があることなど、考えない。
他人の意見など、聞く耳持たず。 ひたすら自分の意見を他人に押しつけようとする。

「社交ダンスのプロ教師」は、まず最初に、生徒の思考力を奪うことから始める。
ともかく、生徒にモノを考えさせないようにする。
そして、「社交ダンス」に対する、非常に偏った先入観を、生徒に植え付ける。
自分の意にそぐわない、「考える生徒」は、どんどん切り捨てられる。
イノシシの如く、ひたすら突進する生徒だけが、プロ教師によって、育てられていく。

違和感だらけの、不思議な世界。

社交ダンスを教えるプロ教師は、もう少し広い視野を持つことができたなら、
2018年の社交ダンスは、もっと明るいモノになっているだろう。 たぶん。

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2018年3月14日
投稿44 2018年のダンス界を予想する(5)
 2018/03/14(水) 00:42:27  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

社交ダンス(スタンダード種目)のルールに
 「踊る時には、両腕を持ち上げて、両肘を固定する」
というのがある。(これは基礎ではなく、ルールです)
いわゆる「ホールドを崩さずに踊る」ということ。

では、「両腕を持ち上げて、両腕を固定する」にはどうすればよいか?
ホールドの作り方は、大きく分けて2つある。

(A)両肘を真横に張って、大きく胸を張る(胸を開く)
 カチンカチンで硬く苦しい姿勢「鋼鉄の十字架」みたいな姿勢。

(B)てのひらに丸みを持たせて、前腕に軽く「ねじれ」を作る。
  前腕のねじれがストッパーになるので、力を抜いても肘は落ちない。

どちらのホールドを教えるかは、教える側の「先生しだい」である。
というか、習うときには、先生が(A)(B)どちらで踊ってるかを知る必要がある。

(A)のホールドを好む人は、(A)の先生に習えばいい。
(B)のホールドを好む人は、(B)の先生に習えばいい。
教える側の先生のホールドが(A)なのか(B)なのかわからずに、習ったとしても
上達するはずが無い。(偶然、先生と生徒が同じタイプなら、上達するけどね)

で・・・・

社交ダンスには、「ダンスパーティ」とか「練習会」とかいう場所があり
生徒同士で、知ってることを教え合ったり、知らないことを習ったりしてます。
ダンスに限らず、情報交換(知ってることを教える)というのは、すばらしいことです。

練習会やパーティで「○○教室の生徒が(A)のホールドを教えている」ということは、
「○○教室の先生は(A)のホールドを、自信を持って生徒に教えている」ともいえるし
「○○教室の先生は(A)のホールドに、優位性があると考えている」ともいえる。

逆に、練習会やパーティ「○○教室の生徒が(B)のホールドを教えている」ならば
「○○教室の先生は(B)のホールドを、自信を持って生徒に教えている」ともいえるし
「○○教室の先生は(B)のホールドに、優位性があると考えている」ともいえる。

子供の行動を見ていれば、親の行動がわかる・・・・みたいなこところがあるけれど
先生がいない場所で、「生徒の行動」をみていれば、「先生の教え方」がわかります。

余談になりますが・・・
初心者のころから、やたら、ホールドやボディコンタクトを重視するのは、○○先生とか○○先生。
逆に、一旦、女性のボディを離してから、男性が追従する踊りをするのは、□□先生とか□□先生。
教え方が違うというより、踊りに対する考え方が、まるっきり違う。
先生同士で、喧嘩してくれればよいのですが、先生同士は喧嘩しない。

生徒同士で、「○○教室の生徒が、□□教室の生徒に対して、ボディをくっつけろ!」とかいって
教えてる光景をよくみるけど、ボディを離すタイミングを習っているところでボディをくっつけろ
とか、そういうのやってると、生徒同士のトラブルになるわけだ。
「知らぬは、先生ばかりなり」。こういうのは、生徒の行動を把握できない「クソ教師」が悪い。

ダンスの世界。いろいろ面白い話があるけど、「知らぬは、先生ばかりなり」みたいなのが多い。

教える側の先生が変わらなければ、ダンス界は変わらない。

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2018年3月12日
投稿43 2018年のダンス界を予想する(4)
 2018/03/12(月) 19:31:57  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

もうすぐ3月も半ば、なんの変化もなさそうにみ見える社交ダンス界。
ダンスファン誌の休刊(実質廃刊)が、どんな影響を与えるんだろうか?
案外、なんの影響もないのかもしれない。

社交ダンスのプロ教師は、タブーとして、徹底して「無視」してきたのが、
「社交ダンスの基礎」にあたる部分だったりする。
若手の社交ダンスのプロ教師が、このタブーに向き合うか、無視続けるかで、
社交ダンスの将来が変わってくるような気がする。

社交ダンス(スタンダード)のホールドは、
 「両腕を持ち上げて、両肘を固定する。下を向いて踊るのはダメ」
これは、基礎ではなく、ルール(きまり)である。

じゃぁ、なんで、こんな「ルール(決まり)」になっているのだろうか?
「プロ教師」と呼ばれる人たちは、そのあたりから、教える必要がある。
にも関わらず、プロ教師はそれを徹底的にタブー視して、絶対に教えない。

そういう決まりなのだから、
 「苦しくても、つべこべ言わずに、腕を持ち上げて、肘を固定しろ!」
とか、そんなこと言われてまで、社交ダンスをやる人は限られてくる。

世の中には、カラダを自由に動かせて、楽しいダンスがたくさんある。
そもそも、社交ダンスは、カラダを自由に動かしながら踊るモノ。

両肘を真横に張って、上半身をカチンカチンにに固定して、胸を張ったままの
苦しい姿勢をキープし続け、姿勢が崩れたら、先生に思いっきり叱られる。
・・・そんなものを面白がる人間は、よほどの「悪趣味」だと言って良い。

「悪趣味」ともいえる、社交ダンスをやる「高齢者」は、たくさんいるけれど
社交ダンスをやる「若い人」は、極端に少ない理由が、そこにあるはずである。

あきらかに、「理由」があるはずなのですが、
社交ダンスを教えるプロ教師の多くは、年齢層が偏っていることに気づいていない。

多くのプロ教師は、ただ漠然と「なにが基礎だか教えずに、視野の狭い社交ダンス」を
教えているだけだから、社交ダンスの年齢層が偏っていることにさえ、気づかないし、
気づこうともしない。

だれか、プロ教師に、「年齢層が偏っているよ」って、教えてあげてください。
そしたら、社交ダンス界が、変わるかもしれない。

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2018年3月 8日
投稿42 2018年のダンス界を予想する(3)
 2018/03/08(木) 22:01:40  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

今年に入ってから、ドタバタ続きで不規則な毎日。
落ち着いて、のんびりした気分でブログを書けない日々が続いてますが、
時、すでに3月。 今回は「018年のダンス界を予想する(3)」

去年の年末は、登美丘高校のダンスが有名になりましたが、
吹きあがったダンス熱を、社交ダンスにつなげよう
・・・・という風潮は、ほとんどなかったような気がします。

社交ダンスは「ペアダンス」であり、
一人で踊るダンスでは、絶対に味わうことができない
素晴らしい魅力があるのですが、そういう「社交ダンスのすばらしさ」
をアピールする絶好のチャンスだったような気がするのですが・・・・

なにがあっても、風、吹かず・・・だな。

さて、ここからが本題。
これから、社交ダンスを始めようとする人。
とくに社交ダンス以外のダンス・スポーツ・武道をされている方には、
是非とも「知ってほしい」と思うことがあります。

それは、なにか?
ぜひとも、覚えておかなければならない項目が、いくつかあります。

まず1つめ。

社交ダンスには
 「初心者からチャンピオンまで、子供から高齢者まで、共通した基礎」
 言い換えれば「すべての人間に共通する、社交ダンスの大黒柱的なカラダの使い方」
というのがあります。それとは別に
 「初心者は初心者の基礎、上級者は上級者の基礎、プロはプロの基礎」
 言い換えれば「上達するに従って、大きく変化する、カラダの使い方」
というのもあります。

初心者の基礎と、世界チャンピオンの基礎は、全く同じか?と言えば、それは違う。

初心者同士のカップルが、誰にも習わずに、だれのボディも借りずに(上級者の
ボディに触れずに)、血のにじむような練習を繰り返せば、チャンピオンになれるか?
と言われれば、たぶん、慣れないでしょう。

「先生」と呼ばれる、「ダンスを教える人」のボディを借りて、「ダンスを教える人」
の動きを感じ取ることで、初心者が気づかなかった「自分より上級な人のカラダの動き」
を覚えていく。

これは、ペアダンスならではの特徴ですね。
「有段者」は、初心者の知らない技を持っている・・・という概念からすれば、
社交ダンスは、武道に近い部分があると思います。

初心者同士で武道の練習をやっても、上達しないだろうし、仮に筋肉トレーニングを積んで
腕力勝負で「ひ弱な上級者」に勝ったとしても、それを「楽しい」と感じるかどうか?

足腰を強化して、脚力勝負で社交ダンスを、大きく踊るのも一つの楽しさでしょう。
でも、他の人が知らない技、他の人が知らない「高度なカラダの使い方」を取得することも、
社交ダンスの楽しさの一つだといえます。

「初心者の基礎」と「上級者の基礎」は、同じものであり、
初心者の基礎を積み重ねていけば「上級者の基礎」になっていくものなのか?

それとも、「初心者の基礎」を捨てることによって、初心者からの脱皮。
初心者の基礎とは違った、「上級者の基礎」が出来上がるのか?


社交ダンスを続けていく上で、社交ダンスを上達していく過程で、
避けては通れない問題です。
「社交ダンスの基礎」に関する答えは、どちらでしょうか?


社交ダンスのプロ教師は、足形とか姿勢だけを教えようとするけど、
一番肝心なことを、生徒に教えようとしない。
社交ダンスを一番理解していないのが、多くのプロの教師なのかもしれない。

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2018年2月16日
投稿31 たまには・・・
 2018/02/16(金) 01:56:20  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

たまには、社交ダンスのブログらしいことを書いておかないと・・・

夜中に、柿の種を食べながら、緑茶(ペットボトル)を1.5L程、がぶ飲みしたので、
しばらく眠れそうにない。 起きている間に・・・と。

金沢正太のブログを読んでいると、
タンゴのプログレシブ・リンクの1歩目の左足は、ターンアウトではなく、ターンインだと書いてある。
つまり、「左足を内股で、右足の前に出して、リンクしなさい」・・ってことだわ。

こんなくそみたいな踊り方するか、社交ダンスやめるか・・・二者択一なら、迷わず、ダンスやめる。

正太のぶっちゃけダンシング!
 キレた"プログレッシブ・リンク"をブレずに美しく踊るには、どうすればいいのでしょう?-後半-

よく、クレーム来ないもんだと思うけど、ブログのコメント欄で、批判的なコメントは抹消する
んだろうから、誰も批判的なコメントは書かない。
批判的なコメントがないから、読者は「それが正しい」と思い込むんだろうな。


プログレシブ・リンクの1歩目(左足前進)は、
 「タンゴウォークと同じように、時計回りの円を描きながら、左足を前に出す」
ものであって、
 「断じて、ナチュラル系(右回転)をしながらの左足前進とは、根本的に違う」
と思うのですが・・・

プログレシブ・リンクがナチュラル系なら、両足を揃えて静止した状態からリンクを
切るのもナチュラル系ってことになってくる。
両足を揃えて、PPからスクエアに戻すのは、リバース系の動きってことになるのか?

あり得ないだろ。
ダンスビュウも、さっさと廃刊したほうがいいと思う。

----------------

プログレシブ・リンクというか、タンゴのリンクにおけるテクニックは
「男性の左前腕」と「男性の左足」の位置関係に着目すると、面白い。

左腕をカチンカチンに固定しながら、1歩目で左足をCBMPに出していけば、
左足は「左前腕よりも内側(むしろ右前腕の真下に近い)」に着地することになる。

ところが、左腕前腕の複数の筋肉に伸縮を加えることで、左腕前腕に「ねじれ」作ると
話が変わってくる。
前腕にねじれを作ると、前腕の2本(橈骨と尺骨)の延長線が変わるので、
CBMPに左足を出したとしても、「左前腕よりも外側に足を出す」ような感覚になります。
言い換えれば、ねじれを加えた前腕の2本の骨を横切る感じで、左足を出していくと、
自然に「切れのあるリンクが掛かる」ってことになるのかな。


金沢正太の基本は「背中に十字架」が大原則だから、「前腕のねじれ」なんて作ることができない。
「前腕にねじれ」を作るとどうなるか? などという議論は基本的に受け付けないはず。

ダンスファン同様、ダンスビュウも、はやく、潰れてくれないかな。
情報が錯綜した方が、各自が「自分の判断」で踊るようになるので、社交ダンス界にとっては
プラスになるように思う。

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2018年1月 2日
投稿3 2018年のダンス界を予想する(2)
 2018/01/02(火) 22:30:33  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

新春スペシャルの特別企画「2018年の社交ダンス界を予想する」

Ballroom Fitness みらい 入門・考察編 で指摘している「事実」を元に、
2018年の社交ダンス界を変化を予想していきます。

今回、2回目は、将来を予想するために、「社交ダンスの歴史認識」の確認から。


社交ダンス(スタンダード種目)のホールドは、腕を持ち上げて、肘を固定して作ります。
そして、男女が向かい合って、●●ターンと呼ばれる、左右の回転運動を繰り返します。

社交ダンスでは、お互いの「右ボディ」でコンタクトをとることになりますが、
おもしろいことに、男女のボディコンタクトの取り方・・・言い方を変えれば、
右の脇腹(わきばら)の扱いによって、カラダの動き(腰の動き)が変わってきます。

ana61g.png
ana62g.png


男女のコンタクトを取ろうとして、右腰を前に出した姿勢でホールドを作ると、肩と腰は反発って、背中に「ねじれ」が生じる。
それに対し、右腰をカラダの中に押し込むと、肩と腰は同時に動くので、根本的に背中はねじれない。

両者の「腰」の動きが異なっていることは、小学生でも理解出来る(バレエとかやってれば、幼稚園児でも理解できるはず)
にも関わらず、社交ダンスのプロ教師免許を交付する団体(JBDFおよび全ダ連)は、この違いを断固として認めない。

社交ダンスの「プロ教師資格」は、「世界中の人間は、すべで同じ動きをする」という大前提で行われ、それを前提として
プロ教師の資格が交付されているために、30年~40年前からダンスを教えていたプロ教師の「カラダの動き」こそが、
「正しいカラダの動き」されているわけです。

30~40年前と言えば、youtube もない! ブルーレイもない! DVDもない! VHSもβ(ベータ)もない! 
「動く教材」がまったく無い時代のプロ教師が教えた社交ダンスを、その生徒たちが先生となり、当時の社交ダンスを
「正しい社交ダンス」として一気に普及させたのが、現在21世紀の日本の社交ダンスの現状といえます。
(はっきり言って、これでは、若い人が入ってこないのは、当然ですね)

さらに、競技系の社交ダンスを中心として、「高度な社交ダンス」として、徹底指導してきたのがこれ・・・

shimoyama126.png


「上半身をねじる動作」こそが、ダンスで多用される重要な動作であるという指導方法ですね。

肩を回転させたとき、腰が反発する人と、腰が連動する人がいるにも関わらず、社交ダンスのプロ教師は、断固としてこれを認めない。

そして、CBMという、わけのわからん英語を使うことによって、
暗示的に、社交ダンスの基本は「カラダをねじることをである」というのを、全国的に普及させたともいえます。

これにより、肩と腰が連動して「背中がねじれない」ホールドをつくる人は、社交ダンス界から排除され
「背中をねじる」テクニックに長けている人だけが、社交ダンス界を独占するようになってきた・・・・とも言えます。

興味深いのは
「上半身をねじる」ことを「ダンスでは絞ると言う」
と教えている点です。
この社交ダンスの常識とされているこの認識は、社交ダンスでは受け入れられても、
社交ダンス以外のダンスや、各種スポーツ、武道等では、到底受けいれられないような気がします。

肩と腰が反発するタイプであれば、
「肩の回転」イコール「腰の反発」イコール「上半身のねじれ」イコール「カラダの絞り」となります。
腰の反発を最大化させ、背中をねじればねじるほど、エネルギーが最大化します。

ところが、肩と腰が連動するタイプでは、基本的に上半身はねじれません。
「上半身のねじれ」は、肩と腰との連動が崩れたときのNGパターンになります。
「カラダの絞り」は、(なんらかの方法で)骨盤を固定して、肩を回転させたときの動きになります。
「ねじれ」はエネルギーが逃げますし、「絞り」はエネルギーが最大化しますので、「ねじれ」と「絞り」はまったく別物です。


両方を比較してみれば、「腰の動き」の違いは明白なのですが、社交ダンスのプロ教師は、比較をしようとしません。
教える側の人間が「人間のカラダの動きは、世界共通」だと思っているから、30秒でできるような比較すら、しようとしないのです。

ダンスを教える側の人間が「人間のカラダの動きは、世界共通だから、俺様のカラダの動きは絶対正しい!」と言い続け、
「自分と違うカラダの動き」を認めないことが、どれだけのリスクを生むか?

そのリスクがどれほど重大なものなのか。
2018年は、少しづつ、理解されてくる年になると思います。
2016年6月に、風俗営業法が改正され、社交ダンスは風俗営業法の規制から外れました。
これにより、決して「カラダの動きの違い」を認めようとしないJBDFや全ダ連に所属しなくても、社交ダンスを教えることが可能になったのですから。

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2018年1月 1日
投稿2 2018年のダンス界を予想する(1)
 2018/01/01(月) 12:56:49  カテゴリー:Ballroom Fitness みらい  投稿者:sanzo

新年、あけましておめでとうございます。

新春スペシャルの特別企画といたしまして
 「2018年の社交ダンス界を予想する」
というテーマで、少し書いてみたいと思います。

2018年は、そろそろ、Ballroom Fitness みらい 入門・考察編 で指摘している問題が
いろんなところで、少しづつ表面化してくるはずです。

社交ダンス(スタンダード種目)のホールドは、腕を持ち上げて、肘を固定して作ります。
そして、男女が向かい合って、●●ターンと呼ばれる、左右の回転運動を繰り返します。

重要なのは、肩や腕を回転させたときの「腰の動き」は、棒の持ち方によって変化すること。
base51a.png
base52a.png
この2つ、明らかに違いますよね。
実際に、小学生でもこの2つが違うことくらい、理解できるはずです。

本来ならば、「どちらがいいのか?」を競い合って、理想型を見つけるべきなのですが、
社交ダンスのプロ資格を交付する団体(JBDFと全ダ連)は、数十年間に渡って
「棒の持ち方で、カラダの動きが変わる」ということを、一切認めてこなかった。
・・・これは、紛れもない事実です。

昔むかし「プロ資格を交付する2つの団体」の「親玉」2人に棒を持たせて、棒をもたせて、
棒を回転させたら、2人とも腰が逆方向に回転したのでしょう。
なので、数十年に渡って「日本の社交ダンス」は、「肩を回転させたら、腰は逆に回転する」
というカラダの使い方を、「社交ダンスの基礎」に決めたのだと思われます。

最初に「腰をねじるホールド」を叩き込まれるせいでしょうか
JBDFのプロ教師の中にも、全ダ連に属するプロ教師の中にも
  「肩を回転させれば、自然に腰も同時に回転する」
というカラダの使い方を、理解できる人(教師)が一人もいない。
・・・とすれば、今の現実は致命的です。

ほんらい、社交ダンスの踊り方は自由です。
背中をねじり倒して、ダイナミックに踊りたい人は踊れば良いし、
わざわざ、背中がねじれるホールドを作ってから、背中をカチンコチンに固定するのもいいかもしれない。

でも、上半身をリラックスさせていても、「理論的に、背中がねじれない」ソフトなホールドというのもある。

日本のプロ教師の中で、たった一人でもいいから、「ホールドが変われば、腰の動きが変わる」ということに
気づこうとするプロ教師が出てくれば、2018年の社交ダンスは大きく変わるはず。
・・・というか、変わって欲しい。

というか、日本のプロ教師には、そろそろ「小学生でも理解できる、シンプルなカラダの使い方」に気づいて欲しいですね。

社交ダンスの運命を変えるのは、誰か?

カラダの動きの「初歩」理解しようとしない、社交ダンスのプロ教師に、違いを気づかせるのは、誰か?
どこかの小学生かもしれない。 もしかしたら、今年の干支である「犬」かもしれない。

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