「丹田から発せられる気(勁)の流れ」に沿って「インナーマッスル(深層筋)」が動くであろう
という考え方から、「気(勁)の流れのある場合」と「気(勁)の流れを遮断した場合」の比較を
しながら話を進めてます。
ダンサー裕美先生の「棒様」を肩に担ぐと、
「丹田から発せられる気(勁)の流れ」が完全に遮断されてしまう。
ということで、裕美先生の動画を検証していきます。
今回は、『第57回 ライズは「犬」の後ろ足に学ぼう!!』から
ダンスをやらない人でも、誰でも出来る検証です。
↑動画は、9分24秒のところから、スタートするように設定しています。
両足をおもいっきり「内股」にして、膝と膝をくっつけようとしてます。
足の指に注目してください。
「なんだ、裕美先生って、外反母趾だったのか!」という話。
今回は、それでおしまい・・・では、ありません。
足の指に注目して下さい。
5本の指が、ぴったり寄り添って「グー」の形になってますよね。
一般的(裕美先生以外の多くの人)には、どうなんでしょう。
膝を締めてめいっぱい内股で立ったとき、
足の5本の指を大きく開いた「パー」になりませんか?
わたしは、内股にすると、足の指は「パー」になります。
肩に担ぐ「棒様」と「内股立ち」の関係は、8分54秒からなので
少し戻って再生すればよいのですが、「棒様」と「ライズ」の関連
の説明(実演)がありません。(動画のテーマは「ライズ」です)
実際、この「究極の内股姿勢からライズするには、
「小指からふくらはぎの小指側」を、左右(横方向)に、弓のように
引っ張る力を掛けながら、両方の膝を押しつけてやればOKです。
(動画4分50秒からの解説のとおりであり、内股のほうがやりやすい)
気になるのは、これをやると、「ふくらはぎの小指側を引っ張る」ことにより
「両足の親指が、人差し指の下に潜り込む」ように、親指が内側に折れてきます。
外反母趾が、どんどん加速するような気がするのですが、大丈夫なんでしょうか?
もう一点、この姿勢をとると、
・カラダ全体の筋肉が、極限まで緊張しませんか?
・筋肉の緊張さぜずに、筋肉をリラックスさせることは出来ますか?
という話。
アウターマッスル(表層筋)を緊張させると、
「脳から、○○筋と○○筋を使う命令を出して、カラダを動かせ!」
という動きは、実現しやすくなりますが、
「インナーマッスル(深層筋)は全く機能しなくなる」
はずです。
日本の社交ダンスは、「内股」をベースにしていることが、よくわかる動画です。
金沢正太先生のIQテストでは、ともかく「内股・内股・内股」で答えていけば
点数があがるようになってますけど、そのルーツがどこにあるのかを証明している
動画だともいえます。
「棒様」を使うと、バレエのような「開脚からのライズ」が出来なくなります。
これ、覚えておくといいです。
「開脚からのライズができない姿勢」で、どうやってライズするかを考えると
「そうだ、内股でライズすればいいんだ!」という結論に達します。
だったら「開脚からのライズができる姿勢」から、考えていけばよいと、わたしは
思うのですが・・・。
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