次回は、CBM(Contrary Body Movement)について触れていきます。
Dance Zone 裕美先生の動画(第56回)についての検証です。
社交ダンスを習ったり、あるいはダンスパーティに踊りに言ったりすると
そこらじゅうで、CBMという言葉を耳にします。
まさに「子供からお年寄りまで、初心者からチャンピオンまで、CBM」
CBM!? それってなに? それって美味しいの? って話。
直訳すると Contrary は「反対の」だから、
Contrary Body Movement は、「反対のカラダの動き」となります。
とりあえず、動画を貼り付けておきますね。
おそらく、日本国内においては、裕美先生と同じ解釈をする人が大多数だろうと思います。
子供からお年寄りまで、初心者からチャンピオンまで・・・
でも、ほんとうに、そうなのでしょうか?
「お腹に「丹田の塊」を作って、肩甲骨を左右に回転させながら、
片方の足を前に出す(反対側の足でボディを送り出していく)動き」
と
「4本の手足に対して、「丹田からの気(勁)の流れ」を作っておいて、
前腕(肘~手首)とふくらはぎ(膝~足首)に、前向きの力を加える動き」
では、まるっきり、考え方が違ってきます。
ナチュラルターンの1歩目(右足前進)のCBMを考えれば、わかりやすいです。
前者の動きの中にCBMが存在するならば、それは、裕美先生のレクチャーそのものです。
これだけ、明確に説明している動画は、他には存在しないと思います。
後者の動きの中からCBMがあるとすれば、もっと簡単です。
4本の手足に対して、「丹田からの気(勁)の流れ」を作っておいて、
左前腕と、右のふくらはぎ(逆方向の手足)に、前向きの力を掛け
左のふくらはぎには、後ろに引っ張る力を掛ける。
右前腕に、右横への力を掛ければ、右回転が始まります(ナチュラルターン)し
右前腕に、右後方への力が掛かれば、サイドリードで前進(フェザーステップ)します。
日本の「社交ダンスのプロ教師免許制度」は
「子供からお年寄りまで、初心者からチャンピオンまで、まったく同じ基礎」
という考え方の中に、CBMというカラダの動作が存在することになってます。
だから、「気(勁)の流れ」というものを無効化することが大前提なのです。
でも、もしも、その大前提が間違っているとすれば、
「社交ダンスのプロ教師免許制度」そのものが、完全に崩壊して無効化します。
社交ダンスは、楽しければ良いのだから、誰がどんな踊り方をしても、構わない。
だから、プロ教師が、どんな教え方をしても、構わない。
だけど、CBMの解釈を間違えていたら、アウト(免許の無効化)でしょう。
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