すでに、2018年も後半。
なにがなんでも、今年中に、伝えておきたいことがあるのだが・・・
「自分の踊りこそが、完璧に正しい」と信じ込んでるプロの先生方は、
なにを言っても、まったく興味を示そうとしない。
モノを教える人間のトップが、自分に疑問を持たなくなったら、末期。
「社交ダンス」そのものの信頼が、どんどん低下して、滅びていくんだろうな。
自分は努力すれば変える(変わる)ことが出来るけど、
「自分は完璧」と思い込んでいる「プロ教師」は、永遠に変わらない。
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人間のカラダには「大きくて重い臓器」というのが、いくつかあります。
その「大きくて重い臓器」を動かせば(意識的に動かそうとすれば)、
無意識にカラダじゅうの筋肉が動いて、カラダ全体が進みたい方向に進んでく。
どれの「大きくて重い臓器」動かしても、カラダ全体を動かすことができるけど
どの動きを得意とするか(どの感覚が敏感なのか)は、個人差がある。
実際、社交ダンス(スタンダード種目)は、3つの方法でも踊ることができます。
「肝臓をすくい上げて運ぶ」というのは、人によっての得意・不得意が激しいです。
肝臓は右側にあるため、「左手の動きに敏感に反応する」けど「右手の動きには反
応しずらい」という特徴があります。
だから、この動きを得意とするか苦手とするかは、個人差が激しい。
肝臓という臓器は、肋骨(あばらぼね)の右側の下の方・・・というか「右腹部」に、
逆三角形の形で鎮座しています。
なので、肋骨(内臓が入っている篭)と肩甲骨・左腕で「枠/frame/フレーム」を作って
肝臓をすくい上げてやれば、胸も持ち上がるし、クビも伸びるし、視線も上がる。
肋骨と腕の「枠」を維持して踊っている間は、姿勢は崩れない。
悲しいかな、日本の社交ダンスのプロ教師は、「肋骨と腕の枠(frame)、腕と胴体の枠」
を作って踊ることを認めない。
日本の社交ダンスでは、ともかく肘を横に張って、胴体がぶれないようにして、
姿勢が崩れないような指導してる。ともかく、姿勢が崩れただけで叱られる。
両肘を横に張った瞬間に、「肋骨と腕の枠」が、きれいさっぱり消滅します。
肘を横に張ろうとするだけで、「肋骨と腕の枠」でホールドを造れなくなります。
だから、日本のプロ教師の指導の下では、「枠(frame)を使った踊り」なんて、
絶対に出来ないんですね。背骨と肘の「縦横の軸(axis)の踊り」になってきます。
初心者のころから、繰り返し「絶対に枠を作らせないための指導」をするからね。
肘を横に張って「頑丈なホールド」を作った場合、「肝臓」は下に「沈み込む」。
肝臓を沈め込んで、胸を持ち上げたほうが「正しいホールド」を作ったような
気分になる。 (胸を持ち上げる意識=無意識に肝臓を沈め込む動き)
さて、ここで、問題です。
大きな歩幅で、優雅に・滑らかに踊れるのはどちらでしょうか?
(A)肝臓をすくい上げながら、肝臓を前にだしていくことで、
カラダが倒れるギリギリ限界まで、どんどん前足の爪先を伸ばしていく、
(B)後ろ足=支え足の上に沈み込んで、膝を足首を深く曲げてから
膝と足首を思いっきり伸ばして、カラダを前方に送り出す。
両方やってみればわかるけど、歩幅は、どっちもほとんど変わらないです。
2割か3割程度、どちらかが大きく動けるだろうけど、誤差範囲ですね。
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