もうすぐ3月も半ば、なんの変化もなさそうにみ見える社交ダンス界。
ダンスファン誌の休刊(実質廃刊)が、どんな影響を与えるんだろうか?
案外、なんの影響もないのかもしれない。
社交ダンスのプロ教師は、タブーとして、徹底して「無視」してきたのが、
「社交ダンスの基礎」にあたる部分だったりする。
若手の社交ダンスのプロ教師が、このタブーに向き合うか、無視続けるかで、
社交ダンスの将来が変わってくるような気がする。
社交ダンス(スタンダード)のホールドは、
「両腕を持ち上げて、両肘を固定する。下を向いて踊るのはダメ」
これは、基礎ではなく、ルール(きまり)である。
じゃぁ、なんで、こんな「ルール(決まり)」になっているのだろうか?
「プロ教師」と呼ばれる人たちは、そのあたりから、教える必要がある。
にも関わらず、プロ教師はそれを徹底的にタブー視して、絶対に教えない。
そういう決まりなのだから、
「苦しくても、つべこべ言わずに、腕を持ち上げて、肘を固定しろ!」
とか、そんなこと言われてまで、社交ダンスをやる人は限られてくる。
世の中には、カラダを自由に動かせて、楽しいダンスがたくさんある。
そもそも、社交ダンスは、カラダを自由に動かしながら踊るモノ。
両肘を真横に張って、上半身をカチンカチンにに固定して、胸を張ったままの
苦しい姿勢をキープし続け、姿勢が崩れたら、先生に思いっきり叱られる。
・・・そんなものを面白がる人間は、よほどの「悪趣味」だと言って良い。
「悪趣味」ともいえる、社交ダンスをやる「高齢者」は、たくさんいるけれど
社交ダンスをやる「若い人」は、極端に少ない理由が、そこにあるはずである。
あきらかに、「理由」があるはずなのですが、
社交ダンスを教えるプロ教師の多くは、年齢層が偏っていることに気づいていない。
多くのプロ教師は、ただ漠然と「なにが基礎だか教えずに、視野の狭い社交ダンス」を
教えているだけだから、社交ダンスの年齢層が偏っていることにさえ、気づかないし、
気づこうともしない。
だれか、プロ教師に、「年齢層が偏っているよ」って、教えてあげてください。
そしたら、社交ダンス界が、変わるかもしれない。
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