社交ダンスは「ペアダンス」であり、
「男性と女性が、ペアになって踊る」というのが大前提。
そのための方法として、
「男性が『次は○○ターン』と叫んで、女性に動いてもらう」
と言う方法もあるし
「最初から、順番を決めておいて、その順番通りに動く」
というのが一番簡単である。
でも、そんなことをしなくても、「リード&フォロー」という
概念を使えば、順番を決めなくても、踊れるぞ! という話。
この「リード&フォロー」に、
「丹田から発する、気(勁)の流れ」というものを
利用するか、利用しないか? どちらのほうが良いのか・・・という話。
気(勁)の流れを作っておいて、流れに変化を与えれば、カラダ全体が動く。
4つのレベルがある。
「自分の気(勁)の流れだけでなく、相手の気(勁)の流れも、操作できる」
「自分の気(勁)の流れは作れるが、相手の気(勁)の流れを操作できない」
「自分のは気(勁)の流れを作れないが、相手に流れを作って貰えば、流れが出来る」
「なにをやっっても、自分には、気(勁)の流れなんて、作ることが出来ない!」
何も知らない初心者に対して、
まず、相手のカラダの「丹田からの気(勁)の流れ」を作り出して
つぎに、相手のカラダの「気(勁)の流れ」に変化を加えてやれば
相手のカラダを、自由自在に動かすことが出来る。
初心者からすると、
力を抜いて立っているだけで、自然と背筋が伸びてた姿勢になり
(無意識に、丹田から発する気(勁)の流れができるため)
知らないうちにカラダが回転したり、足が動いたりして、
いままで踊ったことの無いステップが、簡単に踊れたりする。
なぜだか、わからないけど、○○さんと踊ると、自然にカラダが動く。
いままで、上のような、こんな経験をしたことは、ないだろうか?
「あり得ない」という人もいれば、「あるある」という人もいるはず。
気(勁)の流れを使って相手を動かすことが、「リード&フォローの極意」
だとすれば、社交ダンスはもっと面白くなる・・・かもしれない。
医学博士も知らないような、難しい筋肉の名前を覚えたとしても、
ペアダンスにおいては限界がある。
自分の筋肉を自由自在に動かすことが出来たとしても、相手の筋肉を
動かすことは出来ない。
男性・女性がそれぞれ、自分の筋肉を自由自在に動かして、動きを
合わせれば、とりあえず「見かけ上のペアダンス」は成立する。
だけど、それだけでは、相手の筋肉を動かすことはできないので、
そんなものは所詮、「ふたりのソロダンス」に過ぎないかもしれない。
|