昭和の時代に、「一部のプロ教師」によって作られた「常識」が
平成の30年間、頑固なまでに、かたくなに守り続けれ、
令和の時代になっても「社交ダンスの常識」として生きてる。
まずは昭和の常識!その1 続きです。
なぜ、こんな練習が必要なのか? は、ひとまずおいといて!
踵(ヒール)を浮かしたまま、安定して立ち続けるには、どうしたらよいか?
なんでもいいから、踵(ヒール)を高く持ち上げて、ふくらはぎと足首を、ひたすた
鍛えて・鍛えて、鍛え抜いてやれば、、安定して立てるようになるだろう!
・・・・と考える人もいるだろうし
「ヒールを浮かして立つ」といえばバレエ!
バレエの立ち方に、「バレエにおける足の歌の使い方」なにかヒントがあるかもしれない!
・・・・と考える人もいるかもしれない。
バレエ関連でyoutubeに投稿されている、2つの動画・3つの動作に関して
「足の裏の変化」「土踏まずの動く方向」だけに着目して、動画を見てみましょう。
●バレエ ひざを伸ばしながら爪先を伸ばす2つのエクササイズ
【1分15秒~1分56秒】立ったまま、足の指ででボールを掴んで、膝を曲げ伸ばし
爪先側の筋肉は伸びるが、土踏まずの部分の部分の筋肉は伸びない。
結果、土踏まずの筋肉が引っ張られて、土踏まずがカラダの中に引き込まれていく
(立った姿勢でカラダ側から見ると、土踏まずが持ち上がる)ような感じになる。
踵(ヒール)には、変化がないので、足の裏が「弓のように反った形」になる。
【1分56秒~】足の指でタオルを掴んで、爪先を遠くに伸ばす(膝を伸ばして足を持ち上げる)
爪先側の筋肉は伸びるが、土踏まずの部分の部分の筋肉は伸びない。
結果、土踏まずの筋肉が引っ張られて、土踏まずがカラダの中に引き込まれていく
(立った姿勢で、カラダ側から見ると、土踏まずが持ち上がる)ような感じになる。
踵(ヒール)には、変化がないので、足の裏が「弓のように反った形」になる。
【簡単】開脚ができるようになる!開運☆バレエ ストレッチ〜 Ballet stretch〜 痩せる! 吉本新喜劇 バレリーナ芸人
【3分38秒~4分22秒】前屈をしながら、片方の膝を伸ばす(ラテンで言うニーバック?)
前屈をしながら、伸ばしたい足と反対側の膝を曲げていく
そうすると、両足共に・・・
爪先側の筋肉は伸びるが、土踏まずの部分の部分の筋肉は伸びない。
結果、土踏まずの筋肉が引っ張られて、土踏まずがカラダの中に引き込まれていく
(立った姿勢で、カラダ側から見ると、土踏まずが持ち上がる)ような感じになる。
踵(ヒール)には、変化がないので、足の裏が「弓のように反った形」になる。
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3つのエクササイズに共通していることは、
「膝を伸ばす動作」においても「膝を曲げる動作」においても、
「足の指で何かを掴む」動作においても、
土踏まず(特に、土踏まずと踵(ヒール)との境目が)が、持ち上がろうとする
・・・ということです。
「土踏まずが持ち上がる」ので、結果的に「踵(ヒール)が床から離れて浮き上がる」
のであって、「意識的に踵(ヒール)を持ち上げているのとは、根本的に違いますよ!」
・・・ってこと。
このバレエのエクササイズでの「足の裏の感覚」・「土踏まずの感覚」を覚えておいて、
それと同じ感覚で、電車の吊革につかまる練習をすれば、どうでしょうか?
バレエのエクササイズで、土踏まずを持ち上げようとすれば、踵(かかと)は床から浮き
上がります。 直接、踵(ヒール)を持ち上げようとしたときよりも、安定感があります。
そういう現実を把握した上でも、「なんでもいいから、踵(ヒール)を高く持ち上げて、
ふくらはぎと足首を、鍛えて鍛えて鍛え抜け!」という「昭和の根性物語」のような発想で、
社交ダンスを教え続ける必要性が、いったいどこにあるのでしょうか?
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余談になりますが・・・・
篠田学先生の娘さんは、子供の頃からバレエやって、その後、大人になってから、社交ダンス
も始められたようです。 ということは、篠田学先生の娘さんは、バレエの足の裏の使い方を
知っているはずです。
ということで、篠田先生の本に騙されて、令和の時代になっても、「昭和の根性物語」みたいな
ことを、延々と教え続けているのが「多くの日本のプロ教師」・・・・なのかもしれない。
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