日本の社交ダンスの「プロ教師資格」というか、「指導者の資格」には
致命的ともいえる重大な欠陥があり、そこを部外者(高校生なら出来る)に
追及されれば、「プロ教師資格」は、簡単に破綻させることができるはず。
以前は、「風俗営業法」という法律があって、
「指導者資格の無い人間が社交ダンスを教えているのが、見つかると
察に逮捕されて、 刑務所に入れられて、場合によっては、死刑になる」
という恐ろしい法律があったので、
「社交ダンスのプロ教師の教える社交ダンスは、完璧なダンス」
ということになっていたが、実際には、重大な欠陥がある。
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これは、「第11回日本高校ダンス部選手権新人戦」(産経新聞社、ストリートダンス協会主催)の動画。
新人戦ということで、登美丘高校ダンス部の「高校1年生」のダンス。
一般的な野球部の高校1年生だったら、「球拾い」だけやらせてもらえないんだろうけど
ダンス部の高校1年生は、舞台に立てるところまで、練習させてもらえる。
それにしても、1年生だけで、この人数。 すごいな。
この動画で、注目したいのが、「帽子」
英語で言えば、「ハット」もしくは「キャップ」。
これだけ、大勢の新人(1年生)がいると
「帽子」をかぶることで、動きがスムーズになる人もいれば
「帽子」を動きがぎこちなくなる人もいるんじゃないか
・・・という気がする。
ダンスを踊る時、帽子をかぶるとどうなるか?
「視界の上半分が遮られる」ため、視線(特に、回転動作での視線)が変わる。
「こめかみ」の部分に刺激があるので、アタマのバランス感覚が安定する。
というような、踊りの中での変化が表れてくるはず。
帽子をかぶって、「視界の上半分が遮られた状態」でダンスを踊ると、
カラダの動きは、どのように変化するのか???
社交ダンスの多くのプロ教師(特に、スタンダード主体の人たち)は、
これを理解していない知らない可能性が高い。
社交ダンスは、帽子をかぶらないので、
「生まれてから一度も、ツバの長い帽子をかぶって、ダンスを踊ったことがない」
というプロ教師が、「これが正しいダンスだ!」と言ってダンスを教えている。
そんな社交ダンスのプロ教師には、
帽子をかぶってダンスを踊ると、踊りがどう変化するか?
なんてことを理解できるはずがない。
ダンスでかぶる帽子は、ただのファッションだと思い込んでいる
可能性が高い。
日本の社交ダンスの致命的欠陥は、そこにある。
帽子をかぶってダンスを踊っている高校生は、日本の社交ダンス(スタンダード)には
興味を示さないだろう。
というか、日本の社交ダンス(スタンダード)に、拒絶反応を示す可能性がある。
なぜか?
理由は簡単だったりする!
つづく。
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