いまから9年前の、2013年
とあるプロ教師(仮に、元日本チャンピオン「H先生」としておきます)に
メールに出して、何度かメールのやりとりをしたとき、
ワルツの「クローズド・チェンジ」の説明を求められた。
そのときの説明として、
クローズドチェンジで横に進むとき、床を蹴ってはいけない。
両手を斜め前に伸ばして、支え足のヒールを浮かして、
反対の足の裏を床に水平にして、引き寄せてくれば、
その足は、自然に横に進んでいく。
「床を蹴ることをNG」という前提で
どうやったら、足が横に進んでいくか、
考えていけば、床を蹴らない方法が見つかる。
・・・というようなメールを送った。
そしたら、H先生から返答が来た
「H教室」では、生徒に対して
「クローズドチェンジは、床を蹴って横に進む」
と教えている。
なので以後、あなたからのメールは拒絶する
(以後、メールを送ってきても、読まない)
...そんな感じの返答だった。
プロ教師というのは、そういうもの。
床を蹴らなくても、横に進む方法があるのに
最初から、それを否定する。
「床を蹴らなくても横に進める」と言っても、
それを認めない。
別に、認めたくなければ、認めなくてもいい。
そう思うでしょ!
違うの!!!
2013年当時は、風俗営業法の管理下にあり
「教師免許を持ってない人は、ダンスを教えてはいけない」
という法律があった。
だから、教師免許の無い人は女性に教えることが出来ない。
床を蹴らずに横に進む方法」を、女性に教えたくてmo
「免許」なしに、教えようとすれば、法律違反になる。
女性に教えることが出来なければ、練習すらできない。
片方で、「プロ教師以外は、教えてはいけない」という縛りを作っておいて、
もう片方では、
プロ教師免許を「盾」にして、自分と違うモノを否定すれば
いつまでも、自分たちの技術が、抜かされることはない。
死ぬまで、「新しい技術」に追い越されることは、無い。
杓子定規なルールによる「悪夢の暗黒時代」
そういうのが、ずっと、ずっと続いてきた。
そんな気がする。
ところが、時代は変わった。
「踊り方が違う」ということで、放浪生活を送ってたけど
法律が変わって、社交ダンスが風営法から除外になった。
「免許」なしで、ダンスを教えることが可能になった。
「社交ダンスは、蹴らなくても、横に進める」
ということを、教えることが、可能になった。
・・・・ようやく、夢のような時代が来た。
元日本チャンピオンに否定されても、
地域全体から、叩き出されても、
わたしは、「床を蹴らないクローズドチェンジ」
「床を蹴らないウィスク」を踊り続ける。
ただ、「床を蹴らないクローズドチェンジ」に理解を示してくれる女性がいなくなったら、
その時は、ダンスを辞める。というか、辞めざるを得ない。
多くのプロ教師が、「クローズドチェンジは、床を蹴れ」と教えている以上、避けて通れない現実。
「床を蹴らないクローズドチェンジ」に理解を示してくれる女性は、限りなく少ないのだ!!
時代は変わりつつあるけれど、日本のプロ教師が
「床を蹴るクローズドチェンジ」に拘っているかぎり、
社交ダンスに未来はない・・・と思う。
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