「足の裏の使い方の違いによって、カラダの使い方が変わってくる」
というのを説明するのに、廣戸聡一氏の「4スタンス理論」というのがある。
これ、調べていくと、すごく面白い。
で、「4スタンス理論」(4種類のタイプの違い)を
社交ダンスに取り入れているのが、
わたし(山象)と、ダンスビュウ誌の連載。
なにが面白いかというと、わたしとダンスビュウでは、
原点が同じなのに「まったく正反対」な解釈になってる点。
結果として、わたし(山象)の立場としては、
廣戸聡一氏の「4スタンス理論」は、ほぼ全面的に支持するけど
ダンスビュウ誌の連載記事は、天地がひっくり返っても、断固として認めない。
ということになる。
こういうことが起きるのが、「社交ダンス」の特殊性。
具体例として「女性の左手」について、説明する。
わたし(山象)は、[男B2]+[女B2]のペアを理想として
B2(B・クロス)の女性の左腕は、基本的に
「てのひらを下に向け(水平)、男性の肘と肩の中間に置くべし!」
と説明している。
ところが、ダンスビュウの連載においては、
これが、完全に否定され、
わたしが説明しているのとは、真逆な説明になってる。
非常にやりにくい、めちゃくちゃやりにくい!
男B2(クロス)-女B2(クロス)のペアの場合、
わたし(山象)は、写真「右上」にすべきと説明しているのに対して
ダンスビュウ誌は、写真「左下」にすべきと説明している。
わたし(山象)と、ダンスビュウ誌とは、
おなじ「4スタンス理論」なのにも関わらず、
天地がひっくり返ろうとも、かみ合わないのだ!
なんで、こんなことが起きるのか?
わたしは、腕を回転させる場合の
「肩・肘・手首の回転量とタイミングのズレ」
と、「足の裏の重心位置」との関連性から、
タイプ判定をしているのに対して、
ダンスビュウ誌の連載は、
しかも「足の裏の重心位置」を無視、
「足の裏と腕との関連性」も無視、
「肩・肘・手首のタイミングのズレ」も無視
ただ単に「腕を回転させる方向」だけで
タイプ判定しているってこと。
結果として、一組のペアをタイプ判定をすると、
わたしと、ダンスビュウ誌では、
「真逆」な判定結果が出てくることになる。
わたしは、ダンスビュウ誌の4スタンス理論は、
天地がひっくり返ろうとも認めないし、
ダンスビュウ誌は、わたしが何を言おうとも、
一貫して無視し続けるだろう。
わたし(山象)の主張は、こんなかんじ
左腕(肩・肘・手首)を、外側に回転させたら
へそに近い位置に、ボディコンタクトの軸が出来るとか、
左腕(肩・肘・手首)を、内に回転させたら
脇の下に近い位置に、ボディコンタクトの軸が出来るとか、
そんなん「4スタンス理論」じゃないだろ!
しかも、足の裏の重心のかけ方も、
肩・肘・手首の回転のタイミングも
足の裏と、腕の関連性も無視してるものを
「4スタンス論」と呼んでいいはずがない
そう、わたし(山象)は思うのだが、
それが「正しい」として、連載を続けるダンスビュウ誌。
個人的には、もはや、絶望しかないのだけど、
単純明快でわかりやすいから、あの連載、
続いてるってことは、多くの人から、大好評なんだろうな。
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