社交ダンスを踊るときには、
可能な限り「音楽のリズムに対して忠実」に、
踊ることが望ましい。
ところが、
不特定多数の男女が入れ替りで、踊る場所に置いては、
「音楽に対してブレ」が生じたり、
「言い加減に、適当に、踊っているように見える」
場合が多々あるし
「許容範囲ギリギリで、意図的にブレを作ってる」
場合もあるはず。
不特定多数の人が踊る場所は、
「踊りが雑」で「いい加減」になりやすい。
じゃぁ、そうなるのは、誰が悪いのか???
こういうのは、原因を追求していくと、
ダンスというものが、面白くなってくる。
よく、プロ教師と呼ばれる人たちは、
「社交ダンスは、背中で踊れ」とか言うけれど
プロ教師の指導を受けた生徒は、
その言葉を、どう解釈をするか?
「背中」に着目した、3つのパターン、
【A】背中を軸基点とする
【N】左右の背中を交互に前後に動かす
【B】背中を積極的に左右に動かす
3つとも「背中で踊る」という条件を満たしている。
プロ教師の「背中で踊れ」という指導に対して、
生徒(主に男性)は、どのように解釈するか?
実際には、3パターンの解釈が「混在」する。
一つの空間・一つのフロアーに
「3つの解釈をする男性」が混在していれば
相手をする女性は、戸惑うのが当然。
女性の立場でみれば、
一人の男性に「褒められた直後」に
次の男性に「ボロクソに怒られる」
ということが、頻繁に発生している。
理由は簡単。
プロ教師が言う「背中で踊れ」という指導に対して
【A】背中が軸基点 と解釈する男性と
【B】背中は積極的稼働部位 と解釈する男性では
女性の立ち位置が変わってくる。
結果として、多くの女性は、
「自分で軸基点を作る」ことを放棄して、
「ふわふわのホールド」で、
男性に合わせて踊ることしか、出来なくなる。
女性が、「正確な軸基点」「1ミリもブレない軸基点」
を作るろうとすると、反対のタイプの男性から、
おもいっきり「怒られる」から。
女性が「軸基点を作らない、ふわふわのホールド」で
踊らざるを得ないのだとすれば、
女性は、正確なリズムで踊れるはずがない!
少し考えれば、誰にでもわかる話。
これを検証するには、できるだけ多くの女性と踊って
「女性の軸基点」がどこにあるのか?
「女性の軸基点」が、正確に定位されているのか?
そのあたりを調べて行けば良い。
沢山の女性と踊って、
たくさんのサンプル数を拾っていけば
概ね、実態がつかめてくる。
-*-
この問題、根本的に、「誰」が悪いのでしょうか?
答えは簡単!
おそらくは、「現場」を知らない、プロ教師が悪い。
「社交ダンスは、背中で踊れ」と指導すれば
それを聞いた、大勢の生徒は、
一生懸命に「背中を使って踊る練習」をする。
ところが、「背中で踊れ」という言う意味が、
「背中を軸基点として踊れ」という意味なのか
「背中を稼働部位として踊れ」という意味なのか
そういう肝心な部分を教えない。
プロ教師が、肝心な部分を教えないから、
【A】の生徒も【B】の生徒も【N】の生徒も
「オレは、先生に言われたとおり
背中で踊っているから、
オレは、正しい踊りをしているんだ」
という認識になる。
こうなることが、一番、あぶないんだけど
ほとんどのプロ教師は、それに気づかない。
プロ教師と称する人は、
こんな簡単なことに、なんで、気づかないのか???
「トラブルの現場」を見てないから
「トラブルの原因を、究明できない」
...というのが、主たる原因だと思います。
10月19日(火)の感染者数
東京36、大阪83、愛知15
石川1、福井2、富山0
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