社交ダンスを学ぶ際に、一番大切なのは何か?
長年、社交ダンスをやってる人でも
「今まで出来なかったことが、
練習中に、突然、出来てしまった!」
とか、
「今まで、理解出来なかったことが
踊れるようになったら、
すんなり理解できるようになった!」
とか、
そんな感動があると思います。
そういうのがあるから、面白い。
ストリート系ダンス、
特に、ムーンウォーク系とかは、
なぜ、こんなことが出来るのか、
いくら見ていても、わからない。
だからこそ、出来たときには
メチャクチャ面白い...はず。
社交ダンスは、
「誰でも簡単に出来る。誰でも踊れる」
というのを前提しているから、
ほんとうの意味での
「出来たことが嬉しかった!」
という感動が、湧いてこない。

社交ダンスは、
カラダをカチンカチンに固めて
2本の足を交互に動かしていけば
とりあえず、踊れる。
だけど、それでは
「本当の楽しさ」なんか得られない。
カラダ全体で、バランスを取ること。
足の裏の感触が、手の指先に伝わって
さらに、それが相手に伝わる。
「なんで、そうなるんだろ?」
「なんで、そんなことができるんだろ!」
・・・というのが、すごく面白い。
自分でも説明できない動きが
ある日突然、出来てしまった!!!
いつもと同じナチュラルターンなのに
ある日突然、カラダが軽くなった!
・・・そういうのがあるから、
社交ダンスは、ものすごく面白い。
社交ダンスの、多くのプロ教師は、
自分が、上達の過程で辿ってきた
「出来たことが嬉しかった」という感覚を
忘れてしまってるのかもしれない。
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