JDSFの新ルール
腑に落ちない点がたくさんある。
この問題、なんとしても、伝えたい!
長くなるから、読んでくれる人だけ、読んでくれれば良い。
そして、他にも書きたいことがあるので、
本件は、今回で一区切りとする。
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今回は女性に不都合なルール変更とその背景。
女性に不利なポイントは2つある。
【1】女性は「男性役」で登録すれば、
女性相手に競技に出ることが出来る。
だけど、「男性役」で登録した年度は、女性として踊れない。
B級の女性が、男性を別れる。
自分が男性役で、おばちゃんと競技会に出ようとする。
出ることはできるけど、B級戦。
「女+女」で、勝てるわけがない!
そうこうしているうちに、A級の男性から、
パートナーになってくれ!と頼まれる。
しかし、一度「男性役」で登録したら
その年度は、「女性役」としての出場は不可。
【2】A級の女性が、下位級の男性と試合に出るには
「降級申請」をする必要がある。
A級ペアの男性が、諸事情でダンスを辞めたとする。
A級の男性を探すが、簡単は見つからない。
やむを得ず、C級の男性と組むことにするが、
この場合、「A級からC級への降級申請」が
必要になる。(降級できる?知らんけど)
この2つ、ルール変更によって生じた、
女性にとっては厄介な問題だと思われる。
JDSFは、なぜ、こんな不可解な
女性に不利なルール変更を行なったのだろうか?
まったく不思議。 思いっきり不可解です。
この2つを、簡単に解決する方法がある。
まず、「女性」で選手登録する(従来通り)
その上で、「男性役」をやりたい人は、
追加登録すれば、それだけで円満解決!。
例えば、「女+女」を認めたいのであれば
赤井きの子(女)A級 で登録しておいて
赤井きの子R(男役の女)N級 で追加登録。
(※[R]はリバース。反対の性別の意味)
システム的に2人の登録とみなせばよく
持ち級も、女と、男役、2つ独立させればよい。
そのほうが、実力にあったクラスで踊れる。
年会費も2人分払えば、問題ないし
一つの競技会で、男性役と女性役が出来る。
とうぜん、競技会は、盛り上がる!
制度そのものは、従来通りなので
女性の「降級申請」問題も、生じない。
ものすごく、シンプル!!!
ものすごく、単純明快!!!
これだけで、レディース戦が、できちゃう。
だがしかし、ジェンダーフリーを掲げる
JDSFは、絶対にこんなの、認めないしょう。
おそらく、〔新〕JDSFの考え方は、↓だろう。
まず、選手を「性別不詳の生命体」として登録。
その上で、選手に「男性役」か「女性役」かを選ばせる。
これにより、選手は、ジェンダーフリー となる。
制度改正で「レディース戦が出来てよかったね!」とか
そんな、ふわふわ~ぁとした話ではない。
JDSFは、社交ダンスを通じて
人間の「男と女」という価値観を
「ジェンダーフリー」に変えていきたいんだろう
・・・と思われます。
(その可能性があると、考えるべきです)
男とか女とか、そんな垣根をぶっ壊すために
女と女を組ませて踊らせる。 それだけの話。
ところで...
女性+女性(レディース戦)は、
サークルの発表会とかでも、ちょくちょく目にする。
男性役の女性は、燕尾服(みたいな服)を着て踊っている。
その女性は「自分が女性である」というプライドをもち
「女性に生まれてきてよかった!」という感情のもと
男性役のダンスを踊っている...と考えるべき。
そんな女性に、男性の燕尾服を着せたら、
「女の中の女が、男装をして踊ってる」
ことになる。 それは、好ましくない!
そこで、
「女性が男性役のための正装」の服を定義する
燕尾服をアレンジするか、アクセントをつけて
「この服は、男装ではなく、女性の正装だ」
...と言える服を作る。
そして、それを、日本共通でそれを定義する。
そして、男性役の女性の人には
「女性であることの誇りを忘れずに、
男性役の時の正装の服を着て、
堂々と、男性役のダンスを、踊って貰う!」
これが、女性が男性役をやるときの、
わたしの理想ですね。
あくまで、女性は女性の誇りを忘れない。
でも、ジェンダーフリーの考え方だと
こうはならない。
男性役は、男性役の衣装(燕尾)を着る。
一般的には「女の男装」と見なされるけど
それを、恥ずかしいと思ってはいけない。
ジェンダーフリーは、「男も女」という区分を
否定することから始る。
JDSFの会員は「男女の区分のない生命体」
だから、
「女の中の女が男装!」とかいう考え方は存在しない
そんなのは組織にとって邪魔だから、排除する。
「男の中の男」とか「女の中の女」という表現は
ジェンダーフリーを目指すJDSFにとっては、
差別用語とみなして、厳しく対処する
...。と
それが、「ジェンダーフリー」の原点かな。
JDSFが進もうとしているのは、そういうこと
「ジェンダーフリー」をベースにして
社交ダンスを構築するってことは、
そういうこと。
どっちが、これからの社交ダンスにとって、
理想だと思いますか?
わたしは、男性が女性役を踊って
女性が男性役を踊ることには、賛成です。
しかしながら、JDSFのジェンダーフリーの
考え方には、絶対に賛同できません。
JDSFのトップの人たちが、
ジェンダー対する、十分な知識を持ち合わせて
ジェンダーフリーの方針を打ち出したとは、
わたしには、思えません。
ジェンダーフリーを推奨するどこかの組織か団体が、
JDSFに対して
ジェンダーフリーの指導を行なった結果が、
今回のルール変更に繋がったのだと、思います。
あくまで、推測の域を、出ていませんが...
社交ダンスにも「基礎」というものがあります。
基礎が変わったら、すべてが変わります。
従来の社交ダンスの基礎は、「男と女」
その基礎を、ごっそり「ジェンダーフリー」に
変えたらどうなりますか?
社交ダンスの根っこの部分を、
「男と女」から「ジェンダーフリー」に変えたら、
どんな花が咲き、どんな実を結びますか?
社交ダンスの成り立ち、
男性の女性の体力差を最大限に考慮しての
男性と女性の役割分担。
それを前提とした、長年の進化。
それは、ジェンダーフリーとは
相反する点があると、わたしは考えます。
また、LGBTQ+に対応とかいってますが
LGBTQ+の人たちは、
そもそも、社交ダンスを選ばないはずです。
LGBTQ+の人たちに取って
もっと居心地のいいダンスは、
たくさんあるからです。
JDSFは、ジェンダーフリーの推進のために
LGBTQ+を利用しているようにも思えます。
だとすれば、日本の社交ダンスは
無理にジェンダーフリーに進むよりも、
男性と女性のあるべき姿を、
今一度、見つめ直す方が、よいと思います。
LGBTQ+の人に、すべてを見て貰うためにも
社交ダンスは「男と女」が大前提であるべきだと、
わたしは考えます。
繰り返しますが、わたしは、
JDSFによる、ジェンダーフリー化には、
とうてい、賛同できません。
JDSFが、ダンス愛好家にたいして、
「ジェンダーフリー化の推進活動」を行なえば
自分なりに、異議を唱えたいと思います。
とりあえず、一連の投稿は、
いったん、ここで、締めさせていただきます。
なぜ、わたし(山象)が、
このような投稿を行なっているのか?
なぜ、時間を掛けて、投稿しているのか?
そのあたりをくみ取って頂き、
アタマの片隅にでもおいて頂ければ、
そのうち、なにかの役に立つことがあるかもしれない。
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