ブログランキング1位の KEI さんのブログをみたら
社交ダンスの「ジェンダーフリー化」とか言って、
JDSF の競技会は、男役でも、女役でもOKになる
...みたいなことが書いてあった。
KEIさんのブログ > ダンスのジェンダーフリー化
コメント欄も含めて読んでみて
ちょっと、気になるところがある。
はっきり言って、腑に落ちない。
スポーツのジェンダー問題は、これ。
オリンピックなどで、性転換した人が、
女性の競技に出るケースが出てきた。
なぜ、見かけ上、体力のある「男性」が、
女性の競技に出場できるのか?
その答えは、
男性ホルモンの数が一定数以下なら、
女性の競技に出場して良く
逆に、男性ホルモンの多い女性は、
女性の体でも、女性の競技には出場不可。
だが、しかし....
日本のJDSFという組織の考え方は違う!
男性ホルモンが、多くても少なくても、
「女性役をやりたい!」といえば、
「女性役」で、女装をして出場出来る。
...ってこと。
つまり、
一般のスポーツ界と同じように
「ジェンダー・フリー」の観点から、
男性ホルモンの少ない元男性が、
女性の競技に出るであれば、理解出来る。
だけど、そうじゃない。
日本のJDSFという競技団体は、
「オレは、紛れもない男の中の男だ!
だけど、女装して女性役をやるのだ!」
といういうのを推奨するってこと。
まるっきり、考え方が違う
・・・ってこと。
こんなものを「時代の流れ」とか
言ってるヤツがいたら、そいつは
根本的に認識が間違ってる!!!!
男の中の男が、女装して
他の女性を相手に、対等条件で戦う!
...こんなの、社交ダンスだけでしょ!
他のスポーツでは、絶対にあり得ない。

JDSFという競技団体が、
どんな基準でどんな踊りをしようと、
個人的には、どうでもいい話。
JBDFの競技会には、
燕尾服を着て男性役で出場し
JDSFの競技会では、
女装をして、女性役で出場する
そんな「男の中の男」のダンサーを
性的障害で苦しんでいるLGBTの人たちが見たら
どんなふうに、感じるだろうか?
LGBTで苦しんでいる人たちは、
女装して女役をする「男の中の男」に対して
不快感を示さないだろうか???
LGBTで苦しんでいる人たちは、
女装する男をみて、傷つかないだろうか?
JDSFは、なんのために、
男に女装をさせて、女性役を踊らせるのだろうか?
LGBTで苦しんでいる人たちに
更なる精神的苦痛を与えるため?
そうだとしたら、考え直して欲しい。
LGBTで苦しんでいる人たちから
「傷つくから辞めてくれ!」という
クレームが、山のように来たとしても、
JDSFは、女装を推奨するのだろうか?
男が女装して、表舞台で踊るのもいい。
それが楽しいのなら、楽しめば良い!
だけど、それ、
LGBTの人から賛同を得てるのか?
LGBTの人からの反対は無いのか?
もしも、JDSFが、安易に、
「社交ダンスの愛好者を増やしたい」
という趣旨でやっているのであれば、
根本的に、間違ってるような気がする。
大事なことなので、もう一度言う。
ジェンダー問題を抱えている人が
女性の衣装を着て、公共の場所を歩いても
それを認める時代になってきている。
だがしかし、男の中の男が
厚化粧をして、女装をして、
公共の場所を歩くことに対しては
「認める」時代にはなっていない。
オリンピックの女性枠は、前者であり
JDSFの女性役は、後者である。
すべてのダンスは、表現だから、
誰が、誰と、どんな服装で、
どんな踊りをしても、構わない。
だけど、両者を、同じように考えてはいけない。
なにが、根底になるのか??
それを、はっきりと、区別すべきである
....と、わたしは考えます。
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