外はうっすらと雪化粧。静かな休日。
商売というか「商い」というのは、「付加価値」をつけて高く売ること。
泥だらけの野菜は、高く売れない。
綺麗に洗って売れば、高く売れる。
調理して売れば、もっと高く売れる。
社交ダンスも同じ。
「足型」だけの団体レッスンを、「付加価値」のないダンスとする。
個人レッスンで100万円使えば、「100万円の付加価値」のあるダンスになる。
1回3000円の個人レッスンを、週2回ペースで、3000円×2回×50週=30万円。
これを3年続て、トータル90万円。 その他の費用含めて100万円。
足型だけの団体レッスンの人と、
個人レッスン受けて「100万円の付加価値がある踊り」をする人
いったい、どれだけの違いがあるのかどうか?
比較しなければ、価値なんて、わからない。
比較するためには、「足型だけの団体レッスン」の人が、一定数必要になる。
ところが、現状「足型だけの団体レッスン」の社会人は、ほとんどいない。
「付加価値のないダンス」をやる社会人がいなければ、
「個人レッスンの付加価値」なんて、評価できるはずがない。
周囲に、ヘタクソな人がたくさんいて、
そこではじめて、
「カネを出して、他の人よりも上手になろう」とか
「カネを出して、ダンスの付加価値を高めよう」とか、
そういう人が出てくる。
それが基本。
ダンス教室というのは「付加価値を高める」ということ。
底辺層の「付加価値のないダンス」が無くなってしまえば、
ダンス教室という「付加価値」の基準も消滅する。
人の上に立つ「プロ教師」が、そういうことがわかってない。
当然の如く、社交ダンスは衰退していく。
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