似ているようで、違うモノ。
「出っ尻」と「ヒップアップ」
ヒップアップというのは、長い年月を掛けて
骨盤の形状が変わるモノであって、
誰かに「やれ!」と言われて出来るモノじゃない。
それに対して、
「出っ尻」は、誰でも、すぐに出来る。
骨盤の角度を変化させて、腰の骨を前に押し出して
背骨の湾曲を強くしてやれば、誰でも作れる。
イメージ的に言えば、
お尻の「*」の部分に、習字の太筆の棒を突っ込んで、
「*」の筋肉を、キューーッっと引き締めながら、
お尻を上下左右に動かしながら、壁に貼り付けた紙に、
字を書く時の骨盤の動きをイメージすれば良いと思う。
骨盤が持ち上げられるので、「出っ尻」になる。
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じゃぁ、これは、「出っ尻」なのか?
「ヒップアップ」なのか?
片方の膝を持ち上げようとしたとき
「膝がいくらでも高く持ち上がる」ホールドで、
前足の膝を持ち上げながら、
後ろ足を使って、グィッ!とボディを前に送り出す。
骨盤の前にある、インナーマッスル
「大腰筋」という筋肉が収縮されて、
膝が高く持ち上がって、骨盤の後ろが持ち上がる。
腰椎(こしの部分の背骨)が、
ポ~ン!と前に飛び出して
男女のボディが密着する。
ほとんどの体重は後ろ足に、集中するから、
後ろ足で、ボディを送り出してやれば、前に進む。
どうでしょうか?
これ、「出っ尻」と「ヒップアップ」
どっち?
姿勢を崩さずに踊れるので、
実践すれば、先生に、めちゃくちゃ褒められます。
先生も、ボディを外すな。
なにがあっても、ボディをくっつけたままで、踊れ!
と、言い続けれてばいいので、指導が簡単になる。
これを実践するだけで、マジで、姿勢崩さないから、
競技会でも勝つことができます。
というか、競技会で勝つための戦略・・・ですな。
競技会で勝って,優勝したとしても、
これ、正しいのだろうか?
そんな踊り方を続けていて、
腰に負担は掛からないのだろうか?
勝負の世界ってのは、厳しいモノで、
勝ち残った時には、すでにカラダはボロボロ。
1歩1歩、床を踏むたびに、
腰の骨の湾曲が強くなり、腰椎が前に飛び出していく。
競技会で勝利を勝ち取ったときには、腰が痛くて
立ち上がることもできなくなったとしたら。。。
腰が痛くて、もう立てない、「オレは、燃え尽きた」
こういう人生も、いいのかもしれない。
なんか、違うような気がするけど。。。。。
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