「社交ダンスは、女性の洞察力で、踊りの80%が決まる!」
と言いたいところだけど、タイトルの文字数制限が...
社交ダンス理論は、4スタンス理論を越えている。
ただし、4スタンス理論の洞察力は、半端なく凄い!
でも、社交ダンスの理論は、それを越えている!!!
・・・と、わたしは思う。
「バイバイ」というか、てのひらを左右に振るときの
振り方は、【A】【B】2つのタイプに分かれる。
腕の動きの違いは何か?
なにが、腕の動きの違いを生んでいるのか?
【A】は、足の裏の重心を爪先側に置く人
【B】は、足の裏の重心をヒール側に置く人。
つまり、両者の違いは「立ち方」の違い。
・・・そう言ってるのが「4スタンス理論」。
概ね当たっている!さすがに、すごい洞察力!!!!
社交ダンスのホールドにおいても、
この違いは、とても重要!
だけど、プロ教師は、この違いを教えない。
スタンダードのホールドを作って、
足の裏で床を踏んだとき(フットプレッシャー)
【A】は、肘が固定され、支点となる。
【B】は、手首と肘の中間が固定される。
と言うか、固定される「支点」を作るために、
「床を踏む」必要があると言うほうが正解かな。
社交ダンスにおいても、
腕の固定される位置(支点となる位置)の違いは
立ち方、足の裏の使い方によって、変わってくる。
では...
男性はともかく、アタマを左に伸ばして立つ女性のホールドにおいて、
【A】【B】の腕の使い方(固定する支点の位置)の違いが、
実際の踊りの中で、どう変わってくるか?
【A】【B】どちらが、どういう優位性を持つのか?
そのあたりの洞察力を持った女性と、
何も考えず、形だけを追求する女性では
踊りに、大きな違いが出てくるように思います。
なぜかといえば、
【A】タイプは肘、【B】タイプは手首と肘の中間を固定しておいて
掌(てのひら)のパワーラインに【A1←→A2】または【B1←→B2】の変化を与える。
そうすると、ボディが大きく動いて、回転動作が生まれる。
このとき、最初に説明した「支点の位置」「腕を固定する位置」の違いが、とても重要になってきます。
社交ダンスは、男性と女性では、ホールドが違う。
女性のホールドの方が、圧倒的に「てのひらの変化」による効果が大きい。
というか、
掌(てのひら)と腕の筋肉の微妙な変化を、
「最大限に増幅」できる姿勢を追求した結果が、
現在の女性のホールドだとも言える。
だから、社交ダンスは、女性で80%決まる!
女性の洞察力が、深いか浅いかで、ほとんどすべてが決まる。
男性なんて、いくら頑張っても残り2割。
洞察力のある女性とペアを組んだ男性は、幸せいっぱい胸いっぱい!
それに対して「何も考えずに、ただ漠然と、肘を横に張ったまま踊った女性」は、
掌(てのひら)の変化は、ボディには反映しないし、
フットワーク(足の裏)にも変化を与えない。
男性に付いていくだけのダンスになる確率が高い。
男性は、それを望むのか?? 女性はそれを望むのか?
昔と今では、価値観が大きく変わっているような気がする。
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悲しいかな、日本のプロ教師が教える社交ダンスは、
腕を固めて、掌(てのひら)に変化を与えない。
ボディを固めて、カラダを捻って、足を動かす。
それを「社交ダンスの原点」だとして教えてます。
そんな踊りでは、男性の動きだけで、70%が決まり、
女性はいくら頑張っても残り30%がいいところ。
男性が主役で、女性はオマケ。
だけど、社交ダンスのカラダの動きに、
「掌(てのひら)の微妙は変化」という要素が加わったら
話しが大きく変わってくる。
女性の動き(というより洞察力)だけで、踊りの80%が決まる。
女性が主役、男性は脇役(というより操り人形のようなもの)
「スタンダードも、ラテンも、掌(てのひら)を動かしてはいけない」
・・・という、昔からのプロ教師の指導方法。
これを、根本から、一度、疑ってみたほうが、いいと思う。
社交ダンス以外では、掌から派生する動きというのは確実に存在するし
女性が主役のダンスの方が、絶対に、面白いのだから!!
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