社交ダンスのホールドは、素人目には
「男性の右手で、女性を抱きかかえている」ように見える。
言い換えれば、男性の右腕で作った、
男性の枠の中に、女性がすっぽり収まって
男性の枠の中を動いている
...というのが、社交ダンスの絶対条件のように思われやすい。
実際、初心者同士を、いきなり組ませれば、
男性が女性を抱きかかえて、男性の意志で動き
女性は、男性に抱きかかえながら、
男性の枠の中で踊ることになる。
じゃぁ、社交ダンスの、女性のホールドには、
「枠(フレーム)」というものが、存在するのだろうか?
仮に、女性の両腕と上半身が、石膏で固められたような
カチンカチンに固まった「単なる物体」であったとすれば
女性の両腕の位置で、「男性を包み込む枠」なんて、
そんなものを作ることは、「絶対に不可能」です。
しかしながら、常に継続しした動きに合わせて、
女性の両腕や上半身のすべての筋肉が変化し続けるとすれば
女性のホールド(女性の両腕の位置)であったとしても
「男性を包み込む枠」を作り出すことは、
十分に可能.....なのかもしれない。
どっちが正解なのか?
「上級者の女性のホールド」には、
「男性を包み込む枠」というものが存在する!
のだろうか?
それとも、
上級者だろうが、初心者だろうが、女性のホールドには
「男性を包み込む枠」など、存在するはずがない!
のだろうか?
2者択一。
どっちだと思いますか?
カネをもらってダンスを教えている
「プロ教師」と称する人たちは、
どっちが正解だという認識で、ダンスを教えてますか?
女性のホールドに「枠」が存在するのなら
男性は、女性の枠の中で踊り続けるのが、絶対条件になる
「女性の枠を、ぶっこわ~す!」とか、そんなのはNG。
だけど、
女性のホールドに「枠」など、存在しないのなら、
男性は男性の枠の中で、女性を踊らせていればいい。
どちらの踊りが正しいのか?
この認識で、社交ダンスの「大原則」が、変わってくる。
だけど、日本のプロ教師は、この違いを教えない。
教えるも教えないも、
女性の「プロ教師」と呼ばれる人が
腕の筋肉を変化させて、
「男性を包み込む枠」を作って、
男性の生徒と接しているか?
あるいは、
「女性の枠? そんなもん、ねぇよ」
といいながら、男性の生徒と接しているか
どっちなんだ??? って話かな。
男性を包み込む女性ホールドの「枠」。
ある? ない?
真相は、どっちだ???
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