今回からは、「足の裏」と「土踏まず」をテーマにして、書いていくことにします。
社交ダンスは、「ダンスシューズ」を履いて踊ります。
ただ単に、大きく、ダイナミックに、動き回るのであれば、屋内用のスポーツシューズとかの方が良さそうなのですが、男性は「社交ダンス用の革靴」女性は「ハーヒール」を履いて踊るのが一般的ですね。
ここに2組の「ダンスシューズ」があります。
左と右。
外見上は、どちらも同じように見えますが「大きな違い」があります。
「どちらのシューズを選ぶか?(どちらを好むか?)?」と
「日常的な足の裏の使い方」の違い(個人差)によって、
実際の社交ダンスの踊り方が、大きく変わってきます。
靴の裏側(床に接する部分)の形状は、二つの靴とも、全く同じです。
なにが違うのか、写真だけでは、「違いはわからない」はずです。
じゃあ、実際、なにが違うのか?
社交ダンスのシューズには、靴底に「堅い板」、たぶん「金属の板」が入っていて、
「曲がらないようになっている部分」があります。
「靴底が自由に曲がる部分」と「靴底が曲がらない部分」があり、2つの靴は、
「金属の板に預手、曲がらないようになっている部分」の面積に大きな違いがあります。
靴の「金属の板によって、靴底が曲がらない部分」違いは、
靴を縦にしてみれば一目瞭然です。
こちらの靴は、拇指球(ボール)よりも後ろの部分は、曲がりません。
こちらの靴は、「金属の板」は、ヒールの部分を固定するためにあるようなもので、
靴の底が自由自在に曲がります。
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じゃぁ、ワルツやスローフォックストロットなどの、スタンダード種目を踊る時には、
どちらの靴を選んだ方が良いのでしょうか??
実際に、両方を履いてみて、「踊りやすいと感じた方」を選べば良いと思います。
日本の社交ダンスは
「初心者も、チャンピオンも、子供も高齢者も、同じ基礎で踊りましょう」
「ほとんど練習しない人も、死ぬほど練習する人も、みんな平等に踊りましょう」
という前提になってます。
なので、「社交ダンスのフットワーク」のレクチャーは、
「初心者向けの、ラテン・モダン(スタンダード)兼用のダンスシューズ」
を大前提として、語られている(教えられている)ことが多いです。
ダンス教室の中には、モダン(スタンダード)専用の靴で踊ることを前提に教えてる
先生もいます。
そんな先生に習っていると、いつも「先生に習ったのと、違うぞ!」みたいなことに
遭遇します。
これ、違って当然です。
なぜなら、日本の社交ダンスの基礎は「初心者用のラテン・モダン兼用のシューズ」
を前提に語られている
・・・そう、考えれば、納得できることが、たくさんあります。
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