台風が去ってから、涼しくなってきましたね。
ようやく、金曜日くらいから、時間の余裕が出てきたので、のんびりしています。
蜂の巣をひっくり返したような、慌ただしさから解放されて、すがすがしい気分。
落ち着いて、ブログとか、ホームページとか、作れそうです。
普段から、「イギリスの社交ダンスとは、まったく」という意味で、
「日本の社交ダンス」もしくは「日本のプロ教師が教える社交ダンス」と
いう表現を使ってます。
根本的にダンスというのは、「力を抜いて立つ」というのが大原則であって
それは、社交ダンスのスタンダードだろうが、ラテンだろうが同じはず。
日本のプロ教師は、カラダをカチンカチンに固めさせて、姿勢が崩れなければ合格!
姿勢が崩れたら不合格・・・という教え方をしています。
なぜ、こんな教え方をするのでしょうか?
イギリスの元世界チャンピオン、マーカス・ヒルトンのビデオをみていると、
腕を動かしながら、カラダ全体を動かしたり、腕に連動させてライズ・ロアを
やってます。
日本のプロ教師は、姿勢矯正器とか、背中に担ぐ棒とかを使って、
腕が使えないようにして、背中を固めて、背中を回転させてることを徹底的に教え込みます。
なぜ、まったく逆のことを教えるのでしょうか?
理由はわかりませんが、「日本のプロ教師は、ともかくイギリスの踊りが大嫌い」なんだろうと
思います。
「イギリスが大嫌い」でなければ、イギリス人と同じ踊り方を教えるはずです。
だけど、断固として、イギリス人と同じ踊り方を、教えない。
なぜでしょうか??
答えは簡単です。
イギリスの社交ダンスは、実力勝負。
高度な技(テクニック)や、繊細なバランス感覚を取得した人が、勝ち残る世界。
日本の社交ダンスは、子供からお年寄りまで、初心者もトッププロも全く同じ基礎で踊りましょう
・・・という概念で「社交ダンスのカリキュラム」が出来ているからです。
カルチャーセンターや、高齢者の公民館サークルで、初心者同士を組ませて、踊らせることこそが
「本場、イギリスと同じ基礎で踊る、正しい社交ダンス」として、扱われているからです。
普通に考えたら、絶対に、あり得ないんだけどね。
これって、社交ダンスのプロ教師が、信頼されていない・・・ということですよね。
気がついた人は、社交ダンスに関心があっても、社交ダンスを習おうとしないでしょう。
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