10月07日(水)
東京都の感染者 今日142人 合計26869人
石川県の感染者 今日 0人 合計 244人
福井県の感染者 今日 1人 合計 247人
富山県の感染者 今日 0?人 合計 422人
石川県は感染者ゼロ
福井県は、若狭町の40代男性。敦賀市の40代男性の濃厚接触者。
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最近、「クラウド・ファンディンディング」という手法が、話題になってますね。
「やりたいこと」がある。
だけど、お金が足りない。
趣旨を理解して貰える人に支援してもらって
お金を集めて、立ち上げる。
そして、支援してもらった人に、お礼をする。
じゃぁ、こんな目的のクラウド・ファンディングを
立ち上げようとしたら、どうなるか?
ひごろ一生懸命に働いている社会人が、
「休日の趣味」として、楽しく社交ダンスを踊りたい。
高齢者だらけの「地方のダンス界」においては、
働いている社会人だけで、集団を作ることは無理だし
人数が少ないと、踊る場所を借りるおカネも集らない。
どうしても実現したいので、支援して欲しい。
「やりたいこと」は、ものすごく単純明快。
どうやったら、実現できると思いますか?
社会人が「趣味として気軽にダンスを楽しむ」
方法は、大きく分けて2つあります。
【方法1】高齢者が集るダンスパーティに
アタマを下げて、仲間に入れて貰えば良い。
そうすれば、休日に踊ることができる。
【方法2】社会人が休日の趣味として、
自分で「気軽に楽しく踊る会」を立ち上げ、
その会に大勢の高齢者に来て貰えば良い。
最大の誠意をもって、高齢者と接し、
高齢者も楽しめる会にすれば、会は成立する。
どちらの方法でも、
「社会人が気軽に踊る」ことは可能ですが、
どちらの方法も、難しい問題を抱えます。
ちなみに、わたしは、両方、体験してます。
【方法1】の問題点は
自分が踊る時は高齢者と一緒に、高齢者相手に
踊れば「踊る」という目的を達せできるのですが、
その集団に、社会人女性を呼べないこと。
(必ず、高齢者女性との間でトラブルになる)
そして、仮に、曲の編集を自由にやらせて貰えたと
しても、「踊る曲」に激しい制約を受けること。
なので、暗黙の「クラウド・ファンディング」みたいな
感じで、「社会人が楽しく踊れる会」を立ち上げる、
【方法2】をやろうと試みるのですが、これにも大きな
問題がたちはだかる。(最大の問題は、プロ教師!)
【方法2】の問題点は、
高齢者は「高齢者だけの集まりを好む」ので、
「社会人が主催する場所」に、高齢者を呼ぶには
それ相当の努力、そして「誠意」が必要になる。
さらに、施設を借りる時の単価が違う。
高齢者限定なら2000円代で借りれるけど、
「かがやき練習会」の場所代は2万円台です。
会場費が1桁が違うので、参加費も変わってくる。
そして、なにより厄介なのは
「プロ教師」と呼ばれる人の不理解です。
プロ教師という人種は、困ったことに
ダンス全盛期における
「乱立する同年代の愛好者の親睦的な集り」
と、
ダンス衰退期における
「踊りたくても踊れない人のファンディング」
との区別が、まるっきりついてない。
周囲を見ないで、暴走するから太刀が悪い。
想像以上に、底辺層のことは「なにも知らない」。
それがプロ教師。
そもそも、社会人だけで、
「休日に、楽しくダンスを踊りたい」
「社交ダンスを、休日に楽しむ趣味としたい」
ということが、極めて難しくなってます。
一般の「社会人のダンス愛好家」が
それを実現しようとするために、
どれだけ、努力しなければならないか?
そもそも、
「休日に、楽しくダンスを踊るための場所」
社交ダンスには、それが必要です。
じゃぁ、
その場所を作るために、誰が資金を出して、
衰退させないために、誰が守っていくべきなのか?
プロ教師、とくに全盛期を知っているプロ教師は、それすら理解できてない。
思考回路がお花畑。
「なにもしなくても人が集ってくる時代」とは、根本的に「原点」が違うことを、多くのプロ教師は理解していない。
「(暗黙の)クラウド・ファンディング」として
会を立ち上げるシミュレーションをしてみれば、
それがどれくらい、難しいか、理解できるはず。
燕尾服を来て、オレ様が一番うまいんだ!
とか威張っていても、人は集ってこない。
誠心誠意、高齢者の相手をし、笑顔で接する。
高齢者からお金を貰って、高齢者に笑顔で帰って貰う。
そういう「血が滲むような努力」を何年も続けたとき、
はじめて「社会人が踊れる場所」が、出来上がる。
どうでしょうか? これが、現実です。
泣けてきませんか?
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