誰が名付けたのか、知らないけれど
社交ダンスには、面白い言葉がありますね。
「壁の花」と「壁のシミ」
最近の人は、この言葉、知らないかな?
最近のプロの先生は、こんなの教えないから。
まず「大勢の人が楽しく社交ダンスを踊る場所」がある。
これが大前提。
いろんな人が集ってくるから、中には
「誰からも誘われない人」「踊りたくない人」
というのが出てくる。
フロアーに立って、楽しく踊ることが出来ず、
「ひらすら壁に貼り付いている」ので
「壁の花」と「壁のシミ」と呼ばれる。
女性は、踊れなくても綺麗なので「壁の花」
男性は、踊れなければゴミ扱いなので「壁のシミ」。
初心者の頃は、ぎこちない動きをするので、
誘われなくても仕方がないけれど
自称「万年初心者」をやってると、誘われなくなる。
じゃぁ、「壁の花」「壁のシミ」になった人は、
どこかに習いに行けば良い。
おカネを払って、社交ダンスを習うことで、
みんなと楽しく踊れるようになる。
社交ダンスを習ったら、いろんな人から誘われるようになる。
もう「壁の花」「壁のシミ」から、おサラバできる。
-*-
おそらく、「社交ダンス」というものの
イメージを大切にしている人の多くは、そう考えるでしょう。
現実は、どうでしょうか?
超!シンプルに、考えてみましょう!
だれでも、最初は「壁の花」「壁のシミ」です。
でも、その時期を卒業すると、楽しく踊れるようになる。
そのために、社交ダンスを「どこかで誰かに」習う。
「大勢の人が楽しく社交ダンスを踊る場所」で
楽しく踊っている人(壁の花・壁のシミから脱却した人)は、
社交ダンスを「どこかで誰かに」習っている人である。
これを言い換えると、
「社交ダンスを、どこかで習っている人」が集っている集団が
「大勢の人が楽しく社交ダンスを踊る場所」である
ということになってくる。
...だよね。そうなるよね。
さらに言うと、そういう集団が成立するとすれば、
社交ダンスを教える人は、
「大勢の人が楽しく社交ダンスを踊る場所」へ
教えた生徒を、送り出している。
ということになる。
社交ダンスを教える人が、
「大勢の人が楽しく社交ダンスを踊る場所」へ
教えた生徒を、送り出すことを辞めてしまったら、
社交ダンスは、一気に廃れていく。
このことを、念頭において、
「社交ダンスのダンス教室」とは、なんなのか?
を考えていくと、構図が、わかりやすいくなります。
「上手になろう」「壁の花・壁のシミ」から脱却しよう
という目的で、ダンス教室に行った生徒が、
社交ダンスを辞めてしまったら、それは最悪です。
本来ならば、
「大勢の人が楽しく社交ダンスを踊る場所」
というのは、
ダンス教室で習った生徒さんが、
どんどん入ってくる場所であるはずなのです。
「壁の花・壁のシミ」からの脱却して、
みんなで楽しく踊れるようになることが、
社交ダンスを「習う」生徒の目的であったならば
「大勢の人が楽しく社交ダンスを踊る場所」は、
「ダンス教室で習った生徒さん」で溢るであろう
そして、結果的に、
「社交ダンスを楽しく踊る場所」は、
どんどん繁栄していくであろう
・・・・ということです。
現実は、どうでしょうか?
超!シンプルに考えてみましょう。
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