日本の社交ダンスのプロ教師は、先入観や思い込みがクソ強いから、
プロ教師と違う意見を言うと、激怒してぶち切れるので、注意しましょう!という話。
干されたくなかったら、絶対にプロ教師には、逆らってはいけない・・・という話。
ワルツのクローズド・チェンジとか、ウイスクとかは、誰でも知っている足型です。
日本のプロの先生は、「ボックス」といって、これの反復練習を徹底的にやらせている。
カウント1で、左足を前進させたあと、
カウント2で、右足を引き寄せてきて、両足が揃ったところで、右足の方向を90度変えて、左足の横に伸ばしていく。
そして、両足を開いてた姿勢で、ライズして立つ。
カウント3は、ボックスやクローズドチェンジなら足を揃える。ウイスクなら左足を右足の後ろに掛ける。
少なくともカウント1~2は、ダンスを知らない人でも、出来る、簡単な動き。
じゃぁ、ここで問題。
クローズド・チェンジの時、引き寄せてきた「右足」の90度方向が変わって、横に動いていくのは、
いったい、どういう原理なのでしょうか?
このやりとり、何回か書いたことあるので、知ってる人は知ってるかな。
山象流:1歩目で前に出した左足のヒールを1cmくらい浮かしておいて
右足をフラット、靴底全体を床につけて引き寄せてくれば、
両足が揃った瞬間に、自然に右足の方向が90度変わり、右足は横に進んでいく。
檜山流:左足の上にしっかり乗って、右足に体重を掛けずに引き寄せてきて、
左足で床を蹴っ飛ばして、カラダと右足を右横に運ぶ。
男女ふたりの大学院生に、両方の動きを試して貰って、
「どっちが上級者の踊りだと思う?」って聞いてみた。
答えを教えてあげたら、二人とも、キョトンとしてた。
「檜山流ってのは、元日本チャンピオン、檜山浩治先生の教え方だよ」といったら、
それ以来、二人とも、まったく見かけなくなってしまった。 合掌!
山象流の原理は、両足に土踏まずのアーチを作って、体重を両足に掛けたなら、
両足が揃ったタイミングで、動く足のアーチよりも、支え足のアーチが強ければ、
動く足は、90度方向を変えて、横に進んでいく。
檜山先生の原理は、左足に全ての体重を掛けて、いったん静止して
左足で床を蹴っ飛ばせば、右足の方向が変わって、右足は横に進んでいく。
檜山先生とメールのやりとりをしてて、「蹴るのはNGにして、やってたら・・・」
と書いたら、檜山先生は、キレたのか、悪意だと受け取ったのか、わからないけど、
それ以来メール拒否になってしまった。。。という話。
ダンス経験のない大学院生は、「蹴るのはNGで、足を横に動かして・・・」と
いったら、そのとおりにやってたのに、檜山先生はキレてしまった。
その時、わかったこと。
日本人プロ教師は、例えチャンピオンであっても、
「土踏まずのアーチ」のコントロールという概念を持ちあわせていない!
ということ。
ダンス雑誌や、ダンス関係の書籍、DVD、どれをみても
クソ難しい筋肉の羅列はあっても、「土踏まずのアーチ」の説明がない!
日本の社交ダンス(スタンダード種目)の、致命的な欠陥ですね。
次回、ダンス未経験者にもわかるように、詳しく説明します。
追 記
| 初心者の頃に、クローズドチェンジとか、ボックスとかで、
「片足に体重集中させて、床を蹴っ飛ばして、横に進む」
というのを(プロ教師から)叩き込まれると、
スロー・フォックストロットの、
フェザーステップ~スリーステップの繰り返しとか
リバースウェーブ・バックフェザーの繰り返しとか
そんなのをやったときに、体重が左右に移動しまくる。
ひだり、み~ぎ、ぶらぶらぶらぶら
一歩一歩確実に体重乗せて、右に左に ぶ~らぶら
みたいな感じになりやすい
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