昨日6月25日(木)
東京都の感染者 今日48人 合計5943人
石川県の感染者 今日 0人 合計 300人
福井県の感染者 今日 0人 合計 122人
富山県の感染者 今日 0人 合計 227人
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「歴史を知れば、未来が見える」かと言えば、かなり怪しい。
でも
「歴史を知らなければ、未来は見えない」は、たぶん正しい。
小学校の算数で習う「含む・含まない」の関係かな。
日本の社交ダンスの将来を予想したいのであれば、
日本の社交ダンスの「過去」を、しっかりと勉強する必要があるように思います。
トップクラスの外国人の動画ばかり、見ててもダメ。
上手になったとして、その前に「クビが飛ぶ」
難しい言葉でいうと「フライイング・ネック!」だな。
最近のプロ教師は、クソ難しい「筋肉の名前」を連呼する傾向がある。
「わたし、絶対に失敗しないので!」で有名な外科医、大門未知子ですら
知らないような、クソ難しい筋肉繊維を、自由自在に操り、
医学博士でもしならいような、すべての筋肉の名前を知っている・・・・。
それが、日本の社交ダンスのプロ教師。
そんな、日本のプロ教師の言ってる「クソ難しい筋肉」の説明、
本当に正しいのか? 間違っていないのか?
根本的に間違っていたら、それは、まさに「カオス」な世界。
誰が、一番最初に、「クソ難しい筋肉」の名前を、言い出したのか?
辿っていけば、「日本の社交ダンスの歴史」が見えてくる。
日本の社交ダンス界を「カオス」な世界に導いたのは、
たぶん、この本が最初じゃないかと思う。
この本は、2002年発行だから、それ以前から
「クソ難しい筋肉」を駆使した社交ダンスのレッスン等は
行われていたはずです。
で、この本の冒頭の部分、つまり「クソ難しい筋肉」の
使い方をする大前提になるカラダの動きを見てみると・・・
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実際には、必死で型を作り、なんとかキープして美しく見せているのです。
決して土の中から、自然と草が生えてくるようなものではありません。
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・・・と、本の冒頭の部分で、きっぱりと言い切ってます。
そして、「必死で型を作って、それをキープ」するために必要な
「クソ難しい筋肉の使い方」を、延々と説明しているわけです。
多くのプロ教師や、アマチュア競技選手は、それを何度も読み返して
「クソ難しい筋肉」を使った、社交ダンスを踊ろうとする。
日本の社交ダンス(特に、競技選手)の歴史は、そういう歴史であり、
日本のプロ教師が教える社交ダンスは、「必死に型を作ってキープ」
ための筋肉を作るためのレッスン・・・であったように思います。
もし、この本の大前提である「ダンスの姿勢は作るもの」という
大前提が否定されているとすれば、こんな本は即、廃刊になっているはずです。
実際には、チャンピオンクラスのトッププロ(檜山先生など)の練習方法が、
この本で、紹介されてますので、トッププロも「ダンスの姿勢は作るもの」
という考え方に、全面的に賛同しているものと思われます。
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もし、社交ダンスのホールドは、
「自然に、かつ、合理的に作ることができるもの」
と考える人がいたり、
「ホールドを作ると、カラダが軽くなって気持ちが良い」
と、実際に感じている人が居たら、どうでしょうか?
そういう人は、「筋肉の使い方が、根本的に間違っている」
ことになってしまいます。
苦しい姿勢で踊っている人が、正常な人間であり
楽にホールドを作れる人は、無能な障害者である
・・・・と、堂々と言ってるようなものです。
結局、「気持ち良くホールドを作れる人」は、
その地域から排除されて、踊る場所さえも失ってしまい。
「無理矢理に、必死にホールドを作ってる人」だけが、
競技会やホテルの発表会で、大活躍する。
それが、紛れもない「日本の社交ダンスの歴史」です。
おかしいんじゃないか?
というと「批判するな」と、周囲から止められる。
教師免許制度が、あるので、プロ教師の言ってることは絶対正しいとされている。
プロ教師が「ダンスの姿勢は作るモノ」だといって
教えながら、自分たちもカチンカチンのホールドで踊ってれば
それが、絶対的に正しいことになってくる。
いろいろと勉強をして
「気持ち良く踊れるホールド」の作り方を見つけた人
や、あるいは
「気持ち良く踊れるホールド」を先生から教わった人
は、ダンスを知らない人とされ
社交ダンス界から追放され、ダンスを踊る機会さえもが失われる。
1年2年ならいいけど、それが10年20年というオーダーで続く。
残酷な世界。
「日本の教師免許をもったプロ教師は、絶対!」
なのかもしれないけど、いい加減、考え方を変えないと・・・
で、
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「競技会や発表会等では、美しく見せるために
頑張って(ホールドを)キープし続けている訳なのです
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って書いてあるけど、いい加減、こういう指導、辞めませんか?
そして、カラダをガチガチに固めながら動くための
「クソ難しい筋肉の使い方」なんて、そんな指導、辞めませんか?
無理矢理に作ってるホールドなんて、見ても楽しくありませんし、
そもそも「社交ダンスのホールドは自然で、合理的なもの」だと
考える人の方が、素直な考え方だと思います。
なにしろ「ナイフとフォークをもった姿勢」とほとんど同じ姿勢。
苦しいはずがありません。
もしかして、日本の「プロ教師」と称する人、
すべてがすべて、この本と同じ考え方をしているのだとすれば、
正直、ぞっとします。 悪夢だと思います。
少し、真剣に「未来」について、考えてみませんか?
どうでしょうか?
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