ブログランキング、おかげさまで、7位を維持
6位を狙っていこうと思っていたら、8位転落。
たかが、ランキング。されど、ランキング。
勝負の世界は厳しいのである。
ランキングの一つ上にあるブログは、
「解剖学を基にしたレッスン♪」とか書いてある。
だったら、こちらは「解剖学では語れない 身体動作」で勝負。
ランキングで上を目指すのであれば、
「解剖学」に対しては「解剖学を超えるモノ」について書く
・・・これが正攻法。
実際、解剖学や、複雑な筋肉の動きだけでは、説明できない身体動作というのがたくさんあって、
それこそが「社交ダンスの面白さ」だったりする。
--------
まず、カラダを前後に移動させるときには、どうすれば良いか??
足(足首と膝)の屈伸を使って、カラダを前に送り出せば簡単です。
足の力を入れる・足の筋肉を強化する方法なら、誰でも思いつきます。
じゃぁ、足の力を(カラダを支えるギリギリのレベルまで)抜いて
カラダを前方に移動させるには、どういう方法があるのか?
この方法だったら、「足の筋肉強化はいらない」というところがミソ。
【1】左手でロープを掴んで、ロープを引き寄せれば、カラダは前方に動きます。
何度か、反復練習して、このときの、筋肉の動きを、カラダに覚え込ませます。
【2】どこにも繋がっていない棒を引き寄せれば、カラダは前方に動きます。
【3】この動きに慣れてきたら、「見えないロープを引っ張る」感じで
左手の掌(てのひら)に変化を与えてやれば、カラダが前方に動きます。
注意すべきことは、「左手で」ってところ。
「見えないロープを引っ張ると、カラダが前方に進む」という動きの
面白いところは、「左右対称では無い!」ということ。
左手でロープを引っ張る動作をすると、滑らかにカラダは動くけど、
右手でやると、お腹とか腰が飛び出して、うまくいかない。
何故だろう?という興味が湧いてきて、考えるところが「面白い」!
肝臓という「カラダの中で、一番 重くて大きな臓器(物体)」が右の腹部にあって、
ロープを引っ張る動作は、左手と肝臓を引き寄せる動作になる。
だから、左手だとうまくいくけど、右手だ腰が飛び出してNGになる。
ロープであれ、固定されてない棒であれ、
「左手の掌(てのひら)を後方に引く」動作に連動して
カラダは、前方に進んでいく。
前足に掛る体重比率は、どんどん増えていき、
やがて、カラダは、前足のつま先を超えていく。
(当たり前のことだけど、ものすごく重要です)
社交ダンスのホールドのように、肘を固定した場合は、
「左手の掌(てのひら)に、僅かな変化を与えるだけで、カラダは大きく動きだします」
左右非対称なので、右手の掌(てのひら)に変化を与えても、ほとんど何も起きません。
-----------
左手でフォークを使って食事をする西洋人は、
日常的に「左手のてのひらの変化」を行ってるように思います。
日本人は、「左手のてのひら」を使う機会が少ないように思います。
しかも、日本の「教師免許制度」では、このような動きの存在は
根本的に否定されているはず。
もし、このような指導を行えば、ほぼ確実にクビが飛ぶでしょう。
よくて「フライング・ネック」、悪ければ、永久追放でしょう。
日本の「教師免許制度」に基づく「模範的な指導方法」は
前足に(床が抜けるくらいの)体重をかけて、
足の裏で床を踏み込めば(フット・プレッシャー)
カラダは、前足の上に移動する。
といったところでしょうか。
似ているようだけど、やってることは、違いますね。
日本の「教師免許制度」に基づく指導は、シロウト受けるから、
以前なら、どんどん客が集ってきてたはず。
それに、「異議を唱えるヤツや、言うことを聞かないヤツは、
叩きだして排除する体質」を作りだし、さらには、
「教師免許を持たない人は、教えることを禁止する」という
体制で、「既存のプロ教師」の生活を守ってきたのが
日本の社交ダンス界だからな。
ほとんどのプロ教師は、何を言っても、
断固として無視するだろうけど、
ともかく、少しづつでも、変えていかないと。。。
|