昔、「オレたちひょうきん族」で「love you 貧乏」という替え歌やってた。
「貧乏」というキーワードで、突き詰めていくと、結構、いろんなものが見えてくる。
コロナウイルス騒ぎで「営業自粛」の今、真面目に考えてみるのも面白いかな?
・・・と思います。
日本には「すべての国民は、最低限の生活をする権利がある」とかいうのがあって、
生活保護(いわゆる「ナマポ」)という制度が存在する。
で、収入が少なくて「生活保護の給付よりも、さらに低い生活水準」で暮らしている人がいる。
これが、いわゆる「貧乏人」ですね。
注記:生活保護者の人は貧乏人ではありません。「生活保護以下の生活」をしている人が貧乏人です。
例えば、現役を引退して、国民年金だけで生活するのは、かなり厳しいと思います。
(国民年金より、生活保護の方が、裕福だという話しもある)
自営業とかだと、カラダを壊したりしたら、即「収入ゼロ」です。
自分の店の隣に、同業者の店が出来たりしたら、もう絶望の世界。
で、例え、そんな苦しい生活環境であっても、
「社交ダンスを踊りたい人は、誰でもダンスを楽しめるようにしたい」
ということで、わたしは「かがやき練習会」を続けてます。
誰でも、気軽に普段着で参加できる社交ダンス。
普段の日常生活の中に、社交ダンスを取り込んでいこう。
という考え方しています。
社交ダンスは、おカネ持ちだけのモノでは無い!
突き詰めていけば、
貧乏人(生活保護以下の水準の人)でも、ダンスは出来る!!!!
で、それを貫こうとすると・・・
自分が「この人が言ってることは正しい」と思う人に出会ったら
その人から、「正しい」と思うことを、教えて貰えば良い。
もしも、教えて貰ったことが間違っていたとしても、自己責任。
という定義が必要になってくる。(その定義がなければ、成立しない)
個人的に、社交ダンスは、それでいいんじゃないかと思ったりする。
日
本の社交ダンスの「教師免許制度」は、風俗営業法絡みで出来たモノ。
なので、
「教師免許を持った人が教えるダンスは、絶対に正しい・完璧に正しい」
とは、言い切れないのが実情。
でも、「教師免許」は、「矛盾点だらけ」だと、わたしは思います。
日本のプロ教師が教える社交ダンスには、弱点がある。
教え方に「盲点」がある。 理論に「矛盾点」がある。
だとすれば、
「教師免許を持たずに、必死にいろんな勉強した貧乏人」
が、
「教師免許をもった先生にレッスンを受けた、お金持ち」
を追い越していくことも、可能なはず。
そうなった方が、これからの社交ダンス、面白くなっていきます。
こういうことがあるから、社交ダンスは、面白いのですね。
貧乏人が、お金持ちと戦って、お金持ちが負ける。
これが出来たら、すごいことです!!!!
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ここで、
「貧乏人を相手にしない、おカネ持ちのお客様限定の ダンス教室」
をみてみましょう。
営業自粛で「収入ゼロ」になって、生活保護の水準を下回れば「貧乏人」です。
「貧乏人がお金持ちを教える」・・・ことになります。
でも、それとは別の考え方もあります。
「高級ホテルは、破綻寸前の大赤字でも、高級ホテル」という考え方。
ダンス教室は「収入ゼロ」でも、「ダンス教師は一流」となり、
これなら、「一流の教師が、お金持ちに教える」ことになります。
ものは、考えようですね。 解釈次第で、どうにでもなります。
で・・・・・
どんな時代になっていくのか、わかりませんが、これだけは言えます。
一流の人は、三流の人に、負けてはいけない。
高価な燕尾服を着ている人が、ぼろぼろのTシャツを着てる人に負けてはいけない。
今までの社交ダンスは、燕尾服を着た人が、トップを守り続けてきた。
これからの社交ダンスも、それが続いていく必要がある。
例え、なにがあろうと、燕尾服がTシャツに負けてはいけないのである。
その大前提があるからこそ、
Tシャツを着た貧乏人が、燕尾服組を、必死に追い上げようと努力する。
だからこそ、面白いのである。
「お金もち相手のプロ教師」は、一流であり続ける必要がある。
その前提があるからこそ、
Tシャツを着た貧乏人が、プロ教師のダンスの弱点や矛盾点を見つけようとする。
だからこそ、社交ダンスは、面白い。
どうでしょうか?
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