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2019年12月19日(木)
 投稿13  超!入門12/靴と土踏まず(1) (click)
2019/12/19(木) 08:12:00
 カテゴリー[ 社交ダンス 超!入門 ]

今回は「社交ダンス 超!入門 その12」。
これだけでは、内容がわからないので、簡単なタイトルを併記してみます。

社交ダンスは、ダンスシューズを履いて踊ります。
ダンスシューズを履くことによって、普段、裸足や運動靴で歩く時と比べ、足の裏の感覚・土踏まずの動きが、ある意味「劇的」に変わることがあります。

kutsu-all.jpg

手元に、3種類のダンスシューズがあります。
左の靴は、ほかの2つとは、明らかに、靴の裏の形が違ってますよね。
当然のごとく、履き心地は他の2つとは異なります。
真ん中の靴と右の靴は、見かけは酷似しています。
しかしながら、履き心地は大きく異なります。

では、スタンダード種目(ワルツなど)を踊る時には、この3つのうち、どの靴を選べばよいでしょうか?

kutsu-hikaku.png

ダンスシューズの踵(ヒール)の高さは 2.5cm~4cm くらい。
女性が履くハイヒールの踵の高さは 5~8cm にもなります。

踝(くるぶし)に体重を乗せて、ダンスシューズのヒールの部分に体重が掛かったところから、膝を少し曲げてやると、足の真ん中に体重が掛かります。

このときの足の裏は、どうなっているでしょうか?
 「体重を、踝(くるぶし)から、足首の側に移動させると
  土踏まずが押し潰されて、足の裏がベタ踏みで立つ」

立ち方になります。
一方、
 「体重を踝(くるぶし)に残したまま、土踏まずをカラダの中に引き込めば
 土踏まずのアーチが出来、カラダ全体の筋肉に変化が起きる」

という立ち方も可能です。

どちらが、社交ダンスによける理想的な「土踏まずの使い方」でしょうか?

自分は、どちらの「土踏まずの使い方」で踊りたいのか?
これを自分で判断して、自分で「購入するシューズ」を決めること。
これは、ダンスシューズを選ぶときの、とても重要なポイントです。

3つのダンスシューズの写真で、それぞれの靴の違いを示しておきます。
kutsu-latin.jpg
kutsu-ng.jpg
kutsu-modern.jpg
このように、シューズによって「足の裏」と「靴のソール」との接触部分(曲がる・曲がらない)が、違います。

さてさて、、、、、、、

「土踏まずの押し潰し」と「土踏まずのアーチ作り」で、2通り。
ダンスシューズが3通り。
「足の裏の使い方」は、2×3=6通りになります。

ワルツを踊るときの理想の「足の裏の使い方」は、どれでしょうか?
社交ダンスを始めようとする人は、靴を買いに行く前に、調べておきましょう。

社交ダンス歴の長い人でも、こんなことは「習ってない」と思います。
日本のほとんどのプロ教師は、なぜか、根本的なことを、教えないんですよね。


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2019年12月17日(火)
 投稿12  『プロ』の教えは絶対正しいのか? (click)
2019/12/17(火) 17:59:24
 カテゴリー[ 社交ダンス 超!入門 ]

人気ブログランキング(社交ダンス部門)をはじめて、ずっと19位あたりを低迷しております。
このブログより上にいるのが、都会のプロ教師・プロ教師・プロ教師・・・
このブログより下にいるのも、都会のプロ教師・プロ教師・プロ教師・・・

空気を読まずに、プロ教師の間に挟まっているのが、我が、田舎の無資格ダンサー!
気分的にめげそうになるけど、負けずに、ブログ書いていきましょう!

今回は、「社交ダンス 超!入門」の「番外編の続き」・・・ということで始めましょう。

日本の社交ダンスは、数十年にわたり「風俗営業法」の支配下にありました。
 「社交ダンスの教師免許を持っていない人は、社交ダンスを教えてはいけません
つまり、日本の社交ダンスは、「プロ教師」の資格をもった「先生」が教える社交ダンスは「絶対的に正しい、完璧な社交ダンスなのだ!」という定義の元に成り立っているわけです。 そして、プロ教師の言うことに異議を唱えれば、踊る相手がいなくなり、実質的にダンスシューズを履くことさえ難しくなってくる。これが現実です。

で、日本のプロ教師の多くは、「社交ダンスの姿勢は、作るモノ!作って固めるモノ!」という考え方に基づいて、指導を行ってます。
最近は、それが、どんどんエスカレートきて、整形外科医や大学教授でも知らないであろう「クソ難しい筋肉」を用いた社交ダンス指導が、どんどん出てきます。

社交ダンスの先生は、医学博士なのでしょうか?
日本の医者は、社交ダンスのプロ教師に、解剖学を習っているのでしょうか??

「クソ難しい筋肉」の名前を連呼して、その筋肉を伸ばせ伸ばせ・・・とか言いながら「姿勢を作っていく」ような指導が、ほんとうに社交ダンスの「正しい指導」なのでしょうか?
「クソ難しい筋肉」を意識して姿勢を作ろうとすると、土踏まずを押し潰した、足の裏ベタ踏みでの「ストレッチ体操」になってしまうはず。それが、ほんとうの社交ダンスなのでしょうか?

で、、、、、、、、、

「クソ難しい筋肉」を使って、姿勢を作ろうとする日本のプロ教師に対し、異議を唱えるのは、それほど難しいことじゃない。
矛盾点を突いていけば、無資格者でも、わりと簡単に論破できると思います。

k002b.png

これは、欧米人が食事の時に使う「ナイフとフォーク」です。
これの、人差し指に着目します。

左右の手の「人差し指」に刺激を与えることによって、床を踏み込んだとき(いわゆるフット・プレッシャー時)の足の裏の感覚、土踏まずのアーチに変化が起きます。
これは、「手の人差し指の指紋のある部分」と「足の裏の土踏まず」の動きが、連動していることを意味します。

いくら、社交ダンスのプロ教師が「クソ難しい筋肉」の名前を連呼してみたところで、
「手の人差し指」と「土踏まず」の関連を説明することは、不可能に近いはずです。

k001a.png

左手に持った「フォーク」と人差し指の指紋の部分との接触は「面」です。
右手に持った「ナイフ」と人差し指の指紋の部分との接触は「線」です。
つまり、左手の人差し指に「面の刺激」、右手の人差し指に「線の刺激」を与えます。

そうすると、床を踏むときに、「土踏まずのアーチ」が大きくなります。
「土踏まずのアーチ」が大きくなるので、思いっきり床を踏み込めます。

試しに、ナイフとフォークを逆に持って、
左手に「線の刺激」、右手「面線の刺激」を与ると、フットワークが変わります。
「土踏まずのアーチが潰れて、足の裏ベタ踏み」の踊りになってしまいます。

つまり、「社交ダンスのフットワーク」というものは、人差し指の感触を僅かに変えるだけで、似ても似つかないくらい大きく変化する。 それくらい敏感なものだということ。
だからこそ、社交ダンスは、面白い・・・というか、奥が深い。

だがしかし、日本の社交ダンスの現状はどうだろうか?
悲しいことに、日頃から、「クソ難しい筋肉」を伸ばせ・伸ばせ!と指導しているプロ教師の人は、おそらく、この違いに気がつかないのかもしれない。
普段から、「クソ難しい筋肉」のストレッチをしながら踊っていると、「手の指の微妙な動き」があったとしても、、それが、足の裏に伝わらないからです。
「手の指の変化で、足の裏が変わる? 手と足は繋がってねぇよ! 馬鹿じゃ無いの?」と言わんばかりに、無資格者の言うことなど、相手にもしないでしょう。
だからこそ、生徒に「クソ難しい筋肉」を意識させて、姿勢を作らせようとする。


「ブログランキング」に参加しているプロ教師の中には「違う!」と感じるプロ教師も、いるかもしれない。
だけど、「クソ難しい筋肉」を使えというプロ教師に対して、なにも言わないでしょう。
日本の社交ダンスは、「姿勢は作るモノ」と主張する「プロ教師」によって、愛好者の少ない「地方都市」から徐々に崩壊していくように思います。
地方では、「姿勢は作るモノ」という教えを否定すると、ほんとうに踊る相手がいなくなるんだから。 マジ、悲惨。

都会だけ生き残っても、地方をぶち壊したら、日本全体に怨念が漂うことになる。
地方が絶滅し・都会だけの社交ダンスやってても楽しくないでしょ。


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2019年12月15日(日)
 投稿11  日本の『プロ教師』を考える (click)
2019/12/15(日) 10:25:41
 カテゴリー[ 社交ダンス 超!入門 ]

今回は、連載「社交ダンス 超!入門」の番外編として、
「日本の『プロ教師』を考える」というタイトルで書いていきます。

日本の社交ダンスは、数十年にわたり「風俗営業法」という法律によって管理されており、
 「プロの団体の交付する教師免許を持たない人間は、社交ダンスを教えてはいけません!
という扱いになっていました。

結果として、長い間、プロ教師の教える踊りは「正しい、模範的な踊り」とされ
その地域にいる「プロ教師」と違う考え方をする人は、すべて「間違った、排除されるべき踊り」とされ、闇に葬られてきた...というのが実情でしょう。

免許資格を持たない人が、「自分が理想とする社交ダンスの踊り方」を誰かに伝えようとしても、現実、そんなことは許されません。
社交ダンスはペアダンスですから、誰かに伝えたり、教えたりして、自分以外の人の理解を得ることが許されないのあれば、社交ダンスを踊ることができない・・・にも関わらず。


本来、ダンスというモノは、「ひとりひとりの理想」を求めながら楽しむモノだと思います。
しかしながら、ダンスというモノを「正しい」か「間違っている」かという価値観で、生徒に押しつけてきたのが「日本の社交ダンスのプロ教師」の姿だと言えるかと思います。

おそらく、社交ダンスを習ってきた生徒の大多数は、
  先生が教えてるダンスは「絶対的に正しいダンス」である
という認識で、社交ダンスを習っているはずです。
ためしに
  「間違っていてもいいから、先生の理想の踊りを教えて下さい」
という人が何人いるか調べてみれば、結論は出てきます。

で、、、、、、、、、、

日本のプロ教師の教え方のパターンは、みんな同じようなモノ。
筋肉を伸ばせ、伸ばせ! 伸ばしたままで踊りなさい! です。
これを否定するプロ教師は、ほとんどいません。

j019a.png
「腹直筋」とか言う筋肉を伸ばしたら、ベルトの上が伸びる!?
dtr116.png
「腸腰筋」とかいう筋肉を伸ばしたら、ベルトの下が伸びる!?

じゃぁ、腹直筋と腸腰筋を同時に伸ばしてやれば、身長が30cmとか50cmとか、一気に伸びるのか?普通に考えたら、あり得ないでしょ? そんなの。
筋肉の伸縮だけで、身長が伸び縮みしたら、人間ではなく「化け物」です。

それに、ストレッチしたまま、踊り続ければ、必ずどこかに無理がきますし、
それ以前に、カラダをストレッチしたまま踊っていても、楽しくないですよね。

「プロ教師が教える社交ダンス」に対して、無資格者が「間違っている」といって
疑問を投げかけることは、日本国内(少なくとも地方都市)においては許されません。
ほぼ確実に干されます。

なかには、ストレッチに頼りきった踊りに、否定的なプロ教師がいるかもしれません。
だけど、プロ教師同士で、批判とかバトルとか、そんなのは一切しません。
それが「日本のプロ教師」です。

いくら、無資格者が「このプロ教師の逝ってることは、間違っている!」と叫んでいても、
その声を無視して、無資格者が辞めていくのを黙ってみているのが「日本のプロ教師」の姿です。

自分、もしくは自分の周囲の人間だけが、楽しければ良い。
それ以外の人が、どういう指導を受けて、消えていこうが、そんなものは、どうでもいい。
それが、「日本のプロ教師」の姿ですね。

考えれば考えるほど、悲しくなります。


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2019年12月14日(土)
 投稿10  社交ダンス 超!入門 その11 (click)
2019/12/14(土) 14:26:48
 カテゴリー[ 社交ダンス 超!入門 ]

社交ダンス(特に、ワルツなどのスタンダード種目)を習い始める前に、是非とも覚えておきたい「ダンス用語」がある。このことば、覚えてから、ダンスを習いに行きましょう!

CMB(しぃびぃえむ)という言葉で、Contrary Boby Movement の略。
直訳すると「正反対のカラダの動き」という意味になる。

「人間なら誰もが日常的に行っている動作」という説明がなされているがために、
多くの人は「自分は(ダンスの中でも)CBMが使えるんだ!」と解釈し、
「自分が行ってるカラダの動き」の中から「CBMという動き」を見つけ出そうとする。

結果として、100人いれば、100通りのCBMの解釈が、日本の社交ダンス界を駆け巡り、
多くの人が集まる場所では、他人のCBMの解釈に異議を唱えようモノなら、いつ殴り合いの喧嘩が起こっても不思議ではない。 そんな殺伐とした雰囲気がフロアー内に漂う。

それっくらい、CBMというのは恐ろしいものであり、たとえ世界チャンピオンであろうとも、安易にCBMという言葉を口してはいけないのある。
CBMという言葉を口にした途端、集団でボコボコにされたとしても自業自得。
「正しいかどうか」ではなく、「多数派」がその場を支配する。それがCBMの恐ろしいところである。

多くの人は、苦い経験をしながら、「他人にCBMについて語ってはいけない」ということを学んでいくのである。


CBMについては、村上尊一先生の説明が、とてもわかりやすい。
社交ダンスの経験の有無に関係なく「CBMとは何か?」を理解することができます。 
社交ダンスの経験の無い人や、社交ダンスに先入観を持たない人のほうが、「CBM」の本質に迫っていけるように思います。

k070.png

ここに書いてあるとおり、「まっすぐ両足を揃えて立って、胴体を回転させる」運動をやってみることで、「CBMの基礎になるカラダの動き」理解を得ることができます。

膝(ひざ)を右に回転させると、肩(かた)が左に回転する。
肩(かた)を左に回転させると、膝(ひざ)が右に回転する。

やってみるとわかりますが、
 「足の裏全体で床をベタ踏みして、土踏まずを押し潰した場合」
には、上半身と下半身は逆方向に回転します。
しかしながら、
 「土踏まずのアーチを作って、土踏まずに変化を加えた場合」
 もしくは、「てのひらに変化を与えることで、土踏まずに変化が起こした場合」
には、上半身と下半身は、同じ方向に回転します。

そもそも、意図的に、積極的に「膝を左右に回転させる」ということが、推奨される(プロ教師が、積極的に指導すべき)どうかは、別の機会に譲るとして、それぞれの人が「自分はCBMを使って踊れるんだ!」という認識をすると、大きく分けて「3通りのCBM」が存在することになります。

CBMタイプA → 〔膝〕右回転/〔腰〕右回転/肩〔左回転〕
CBMタイプB → 〔膝〕右回転/〔腰〕左回転/肩〔左回転〕
CBMタイプC → 〔膝〕左回転/〔腰〕左回転/肩〔左回転〕

本来、どれが正しいのかを、説明するのが、指導する側の「プロ教師」のお仕事なのでしょうけど、ほとんどの「プロ教師は、CBMについて、教えることを放棄します」
結果として、その場にいる「多数派」の動きが、「その場における正しいCBM」という扱いになってしまいます。

もう一度、簡単に説明しましょう。

a9.png

このホールドの作り方においては、土踏まずは押し潰される。
そして
膝を右に回転させると、同時に腰も右に回転する
そして、慣性の法則により、肩は左に回転する。
骨盤や股関節は「ひしゃげる」ものという意識を持って回転させると
膝を右に回転させると、慣性の法則によって、肩は左に回転する
肩と腰が「捻れない」ようにカラダを固めると、肩と腰が左に回転する。

a88.png

このホールドの作り方では、土踏まずのアーチは大きくなる。
そして、
土踏まずの中で「カラダの中に引き込む場所」を変化させると、カラダ全体が「同じ方向」に回転する。
下半身に変化を加えずに、左手の「てのひら」の形を変化させた場合にも、カラダ全体が回転する。
膝(ひざ)を回転しようとしても、回転しなくなるし、膝を回転させるのはNG行為。
土踏まずのアーチを加えながら、アーチの形状を変化させることで、結果的に膝の向きが変わる。
また、回転という意識が生まれてこないかもしれない。左右どちらから前に出て、反対側が後ろに下がるという感覚に近い場合も多いはずです。
いずれにしても、土踏まずのアーチを作った場合には、膝(ひざ)・腰(こし)・肩(かた)、および肘(ひじ)は、同じ方向に回転する。

日本のプロ教師が教える、いわゆる「日本の社交ダンス」においては、
村上先生のいうように、「膝と肩は逆方向に回転する」というのが前提になった上で
CBMという動きが定義されている。

これを言い換えれば、社交ダンスにおいては「土踏まずを押し潰せ!」ということを意味する。
「土踏まずのアーチを作りたいヤツは、社交ダンスの集団から、さっさと出て行け!」と言っているのに等しい。
プロ教師から、こんな指導を受けて、社交ダンス界から消えて逝った人は、少なくないと思われます。 なんとも残酷な話。 合掌!


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2019年12月11日(水)
 投稿9  社交ダンス 超!入門 その10 (click)
2019/12/11(水) 23:18:45
 カテゴリー[ 社交ダンス 超!入門 ]

社交ダンスを学ぶことは、とても有意義です。
なぜなら、「土踏まずのアーチを作るダンス」と「土踏まずを押し潰すダンス」という、まったく異なるカラダの動きを、比較しながら体験できるからです。

最近になって、「骨盤の角度(骨盤を立てておけ!)」という意識のもと、骨盤の近くにある「大腰筋」「腸腰筋」というインナーマッスルについて言及するプロ教師が増えてきました。

しかしながら実際には、ダイレクトにインナーマッスルを操ることはかなり難しく、仮に「大腰筋」「腸腰筋」を自由自在に操ることが出来たとしても、最終的な到達点としては「土踏まずのアーチを作るか、潰すか」どちらを選ぶか? という2者択一になってくるように思います。

で、あるならば、難しいインナーマッスルに言及するよりも、ダンスを始める時点からから「土踏まずのアーチを作るか、潰すか」による違いを意識してから、ダンスを習ったほうが、よいとか思います。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は、
 足の「踵(かかと/ヒール)側」から、「爪先・母趾球(ぼしきゅう/ボール)側」への体重移動
について考えてみたいと思います。


まず、社交ダンスのホールドでは、手と足が連動する。
「てのひら」と「土踏まず」が連動するという前提であれば、話は簡単です。

a88.png
「てのひら」をカラダの中に引き込んでやれば、足の裏、土踏まずもカラダの中に引き込まれて、
土踏まずのアーチが大きくなります。

ならば、「てのひらの感触を変化させる」ことで、土踏まずのアーチを大きくしてやれば、足の裏の体重移動を行うことができます。
a666e.png
上半身の体重を「踝(くるぶし)」に掛けると、靴の踵(かかと/ヒール)側に、多くの体重が掛かります。
ここから、土踏まずのアーチを作り、「土踏まずをカラダの中に引き込んでやれば、靴全体に体重が掛かります。

そして、踝(くるぶし)に体重を掛けたまま、土踏まずのアーチを最大化してやれば、母趾球(ぼしきゅう/ボール)に、ほとんどすべての体重が掛かります。
ここで重要な要素が2つあります。
一つ目は、母趾球(ボール)の上に立っているにも関わらず、「体重を直接、母趾球に掛けていない」という点。
二つ目は、足首にも体重を掛けていないの、「足首の柔らかい状態」を保てるという点です。


こんどは、足の裏全体を床を踏み込み、土踏まずを押し潰した場合の体重移動です。
a9.png
肘を真横に張ったホールドでは、「てのひら」と「土踏まず」は、連携しません。

さらに、腹直筋など、おなかの筋肉を伸ばしたままで、踊り続けようとすると、足の裏はベタ踏み。
常に、「土踏まずを押し潰した状態」になります。

これで、踵(かかと/ヒール)から爪先・母趾球(ぼしきゅう/ボール)への体重移動をするには
a666j.png
踝(くるぶし)に体重を乗せて、踵(かかと/ヒール)に体重を掛けてから、
土踏まずを押し潰して、足の裏全体で床を抑え込んで、「足首の前側」に体重を掛ける。
そして、体重の掛かっている足首を伸ばしながら、意識的に、踵(かかと)を持ち上げる。

踝(くるぶし)に掛かる体重を、「足首の前側」に移して、足首に緊張を与える。
そして、踵(かかと)を持ち上げることにより、体重をダイレクトに、母趾球に掛けていく。

こんな感じで、足の裏の体重移動を行うことができます。

日本のプロ教師は、「足の裏全体を使って、体重移動を行いなさい」といいます。
「しっかりと、床を押しながら、体重移動を行いなさい」という指導を行います。

実際には、土踏まずのアーチを作っても、土踏まずを押し潰しても、「足の裏全体を使って、体重移動を行う」という条件をクリアーしているのですが、「土踏まずは押し潰す」という狭義解釈をするプロ教師がたくさんいるのも現実です。

じゃぁ、最近、よく見かける「大腰筋・腸腰筋を使え!」という指導は、どうなるのか?
大腰筋を上手に使うと「土踏まずのアーチ」が出来るように思いますが、最初から「土踏まずは押し潰す」と言う前提で習っている人が、大腰筋を使えと言われても、なんの意味も持たないように思います。

どうでしょうか?


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2019年12月09日(月)
 投稿8  社交ダンス 超!入門 その9 (click)
2019/12/09(月) 21:34:21
 カテゴリー[ 社交ダンス 超!入門 ]

日本のプロ教師が教える、いわゆる「日本の社交ダンス」においては、
 「筋肉は、伸ばすモノ。伸ばしたままでキープするモノ」
という考え方が、なかば常識化しています。

少なくとも、10年以上前に習い始めた人の大多数はは
「踊る時には、○○を伸ばしなさい!」「○○を引き上げて、踊りなさい!」
という指導を受けているはずです。指導と言うより「洗礼」に近いかも。

だが、ちょっと待って欲しい!
筋肉は、何者かによって、引き伸ばされて、「縮む」ときに効果を発揮する。

j019a.png

「腹直筋」を伸ばすことによって、上半身がイラストのように大きく伸びるとしても、
腹直筋が膨張して、どんどん伸びて、クルマのジャッキのように上半身を押し上げていくのとは、根本的に違うはず。

実際には、「目立たない、なんらかの筋肉が、収縮する」ことによって、結果的に腹直筋が引き伸ばされる。

「腹直筋を引き延ばすために使われる筋肉」の名前は、おそらくネットで調べても出てこないと思う。
この筋肉は、インナーマッスル(深層筋)の一種で「御堂(みどう)筋」と言う。

腹直筋を引き延ばしたまま(ストレッチしたまま)踊ると、ストレッチされるので気持ちが良く、
姿勢が崩れにくいので、真面目に、そして上品に踊った気分になる。
だから、必死に「腹直筋」を伸ばしたままで踊ろうとする。
腹直筋を伸ばせば伸ばすほど、自分は「正しい踊りをしているのだ!」と実感する。

ところが、上半身を伸ばすために
  「腹直筋(ふくちょく)を引き延ばしたま踊り続ける」
ということは、同時に
  「御堂(みどう)筋を、収縮させたまま、踊り続ける」
ということを意味します。

で、ここで重要なのは、御堂(みどう)筋は、足の「土踏まずのアーチ」と深く関連している筋肉だ・・・ということです。

「腹直(ふくちょく)筋」を引き延ばす目的で、「御堂(みどう)筋」を収縮させると、
土踏まずのアーチが機能しなくなり「足の裏のベタ踏み」「土踏まずの押し潰たままのダンス」
になってしまいます。


・・・と、ここまでの部分を注意深く読むと、なにか、気づくことがあるはずです。
「あっ!それ!」「おぃおぃウソだろ!」感じた人も多いと思います。
わかりますか? もしかして、なにも気づかない!?

a88.png

土踏まずのアーチを作り、土踏まずをカラダの中に引き込んでやると、自然に上半身が伸びてきます。
(ラジオ体操でも同じですね)
土踏まずのアーチを最大化するには、思いっきり、踝(くるぶし)に体重を掛けてやればいい。

そして、社交ダンスのホールドの位置は、手と足の動きが連動しやすいのが特徴です。
「手の指の付け根(第二関節)を伸ばしながら、掌(てのひら)をカラダの中に引き込む」ようにすると、
土踏まずもカラダの中に引き込まれます(少なくともベタ踏み、土踏まずの押し潰しにはなりません)

土踏まずのアーチと、てのひらの引き込みによって、腹直筋のあたりの筋肉が自然に伸びて、
気持ちのよいホールド、かつ、崩れにくいホールドを作ることができます。

どうでしょうか?

多くの日本のプロ教師が教える、いわゆる「日本の社交ダンス」は、
「腹直筋を伸ばす」ことより、足の裏のベタ踏み・土踏まずを押し潰した立ち方になります。

でも、「日本の社交ダンス」とは逆に
「土踏まずのアーチ」を作ってやれば、自然に「腹直筋のあたりが伸びた姿勢」を作れます。

静止しているときの「見かけ」は、ほとんど同じに見えるかもしれませんが、
実際には、まったく違う立ち方が2種類あるということです。


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2019年12月07日(土)
 投稿7  社交ダンス 超!入門 その8 (click)
2019/12/07(土) 15:09:42
 カテゴリー[ 社交ダンス 超!入門 ]

日本のプロ教師が教える、いわゆる「日本の社交ダンス」の本質は何か???
日本国内で社交ダンスを体験する機会があったなら、それをしっかりと見極める必要があります。

1.姿勢が崩れないようにホールドを作り、ガッチリ固めて、キープする。
     ↓↓↓
2.足の裏を床に貼り付け、土踏まずを押し潰す。(上半身が安定する)
     ↓↓↓
3.「ねじる・ひねる・ひしゃげる」の3種の神器で、筋肉を引き延ばす。

もし、体験した社交ダンスが、上記に当てはまるならば、
 「日本の社交ダンス」と称するものは、「筋肉のストレッチ体操」の一種である。
ということになります。

j016a.png

「ダンス上達のための身体作り講座」の冒頭に、
  「ダンスの姿勢はつくるもの」
と書かれており、本の中のほぼすべての解説は「姿勢は作るもの」という大前提になっています。

「必死で型(ホールド?)を作り、なんとかキープして美しく見せている」
「(ホールドは)ともかく意識して工夫しながら作り上げられるもの」

とあります。

たいていの場合、意識してホールドを作ろうとすると、
足の裏はベタ踏み・土踏まずは潰した方が、圧倒的に作りやすいです。

やってみましょう! パソコンの前で、試してみれば、一目瞭然です。

j019a.png

椅子を掴んだ手で、椅子を引っ張れば、胸が持ち上がります。
胸の筋肉が、引き延ばされます。
筋肉を引き延ばす、準備運動の際のストレッチ運動としては最適です。

でも、所詮、こんなものは、「意識して作られたホールド」に過ぎません。

立ち上がったときに、筋肉が伸びた姿勢を維持するには、
  足の裏のベタ踏み、土踏まずのアーチの押し潰した状態
を、常に、維持する必要があるように思います。
どうでしょうか?

a44.png

つまり、「意識して、工夫して、ホールドを作る」という考え方から脱却しない限り、
このタイプの体重移動で、統一されることになります。

下手に「土踏まずのアーチ」を作ってしまうと、体重移動の際に、ホールドを維持できなくなるので
「子供から高齢者まで、初心者からチャンピオンまで」、このタイプの踊り方で統一できることになりますし、統一されてきたのが、「日本のプロ教師が教える社交ダンス」の歴史だと言えます。


日本の社交ダンス界では、「筋肉は伸ばすモノ」という考え方が、なかば常識ですが、
 「筋肉は、伸ばすモノでは無く、縮めるものである」と主張する人が出てきたら、
どうなるでしょうか??

次回に、続きます。


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2019年12月06日(金)
 投稿6  社交ダンス 超!入門 その7 (click)
2019/12/06(金) 15:04:49
 カテゴリー[ 社交ダンス 超!入門 ]

片足の膝を持ち上げるには、どうすれば良いか? 太腿を持ち上げる?/土踏まずを持ち上げる?
そのとき、反対側の足の裏、土踏まずはどうなるのか? 土踏まずを潰す?/土踏まずを引き込む?

a55.png

日本のプロ教師が教える、いゆる「日本の社交ダンス」では、どちらの方法を教えているのか。
判別するのは、意外と簡単です。

社交ダンスのホールド、つまり「腕を持ち上げて、肘を固定した」姿勢においては、
手の動きと足の動きが、一定の法則によって、連動します。
「てのひら」と「土踏まず」の動きが連動するということです。

なので、先生の「土踏まず」の使い方を確認したければ、先生の「てのひら」の微妙な変化に着目すれば良い!
ということになります。(どちらの先生を選ぶかは、とても重要です)

では、手の動き(手の指の付け根と、てのひらに着目)を見てみましょう。

a33.png
このように、土踏まずのアーチを作って、体重を両足に配分したい(中間バランス)のであれば、
a88.png
「手の指の付け根、指の第二関節を伸ばす意識」を持ちながら、
「てのひらを自分のカラダの中に引き込む」ようにすれば、
土踏まずのアーチができて、土踏まず、カラダの中に引き込まれます。

手の指の第二関節とてのひらを変化させれば、足の指と土踏まずが変化します。

上記の方法以外でも、指の付け根とてのひらに変化が起きれば、土踏まずのアーチは作れます。
例えば、「両手に大きなボールを掴んで、左右の膝を持ち上げる」ことをイメージすると、
土踏まずのアーチが出来て、足の裏が気持ちよくなってきます。
両手に大きなボールを掴むと、手の指の関節が伸びて、てのひらが丸くなります。
それと同時に、足の裏で床(靴のソール)を掴むような感触を得ることができます。


a44.png
では、逆に、足の裏をベタ踏みさせて、「土踏まずを押し潰す」には、どうすれば良いでしょうか?
簡単です。
腕の動きと、カラダの動きを完全に分離してしまえば、土踏まずは潰れます。

a9.png

これらは、日本のトッププロのレクチャーですが、
両肘を真横に張って、上腕を外旋(外向きに回転させる)させ、左右の肩甲骨を引き寄せてホールドを作ると、
手の指や、てのひらに変化が起きにくくなりますし、変化したとしても、カラダや足には伝わりません。

土踏まずのアーチを潰しておいて、カラダに「ねじる・ひねる・ひしゃげる」の3つの要素を加えれば
カラダの筋肉は、引き延ばされて、背筋が伸びて、社交ダンスのホールドが出来あがります。
カラダの「ねじれ・ひねり・ひしゃげ」具合を変化させれば、カラダの中の筋肉が引き延ばされて、
ストレッチの気持ち良さを味わうことができ、なおかつ「上達したのだ!」という満足感でいっぱいになります。

どちらの方法にも、「理」があり、メリットとデメリットがあります。

本来ならば、「土踏まずのアーチ派」と、「土踏まずを押し潰す派」が、競技会なので競い合えば、面白いところです。カラダの使い方は自由ですし、合理的で無理の無い踊り方をする人が「勝つ」のが、競技会のはず。

しかしながら、昭和から平成に掛けての日本のプロ教師は、「土踏まずのアーチ派」を徹底的に排除して、「土踏まずを押し潰す」ダンスへの統一を図ろうとしてきました。
なぜ、数十年にも渡って、日本のプロ教師は「土踏まずを押し潰して踊る社交ダンス」への統一を目指してきたのでしょうか?

プロ教師が、一度「正しい」として教えた事柄は、たとえ間違っていたとしても、変えてはいけない。
「正しい社交ダンス」の定義を、変えてしまったら、それまでに習った人は、戸惑うからです。
たとえ、「正しい」と思われていたことが、間違っていたと判明しても、変えてはいけないのです。

結局、そんなプロ教師の方針によって、迷惑を被るのは、ダンス愛好者です。
「社交ダンス 超!入門」シリーズ。 まだまだ、続きます。


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