今回は「社交ダンス 超!入門 その12」。
これだけでは、内容がわからないので、簡単なタイトルを併記してみます。
社交ダンスは、ダンスシューズを履いて踊ります。
ダンスシューズを履くことによって、普段、裸足や運動靴で歩く時と比べ、足の裏の感覚・土踏まずの動きが、ある意味「劇的」に変わることがあります。
手元に、3種類のダンスシューズがあります。
左の靴は、ほかの2つとは、明らかに、靴の裏の形が違ってますよね。
当然のごとく、履き心地は他の2つとは異なります。
真ん中の靴と右の靴は、見かけは酷似しています。
しかしながら、履き心地は大きく異なります。
では、スタンダード種目(ワルツなど)を踊る時には、この3つのうち、どの靴を選べばよいでしょうか?
ダンスシューズの踵(ヒール)の高さは 2.5cm~4cm くらい。
女性が履くハイヒールの踵の高さは 5~8cm にもなります。
踝(くるぶし)に体重を乗せて、ダンスシューズのヒールの部分に体重が掛かったところから、膝を少し曲げてやると、足の真ん中に体重が掛かります。
このときの足の裏は、どうなっているでしょうか?
「体重を、踝(くるぶし)から、足首の側に移動させると
土踏まずが押し潰されて、足の裏がベタ踏みで立つ」
立ち方になります。
一方、
「体重を踝(くるぶし)に残したまま、土踏まずをカラダの中に引き込めば
土踏まずのアーチが出来、カラダ全体の筋肉に変化が起きる」
という立ち方も可能です。
どちらが、社交ダンスによける理想的な「土踏まずの使い方」でしょうか?
自分は、どちらの「土踏まずの使い方」で踊りたいのか?
これを自分で判断して、自分で「購入するシューズ」を決めること。
これは、ダンスシューズを選ぶときの、とても重要なポイントです。
3つのダンスシューズの写真で、それぞれの靴の違いを示しておきます。
このように、シューズによって「足の裏」と「靴のソール」との接触部分(曲がる・曲がらない)が、違います。
さてさて、、、、、、、
「土踏まずの押し潰し」と「土踏まずのアーチ作り」で、2通り。
ダンスシューズが3通り。
「足の裏の使い方」は、2×3=6通りになります。
ワルツを踊るときの理想の「足の裏の使い方」は、どれでしょうか?
社交ダンスを始めようとする人は、靴を買いに行く前に、調べておきましょう。
社交ダンス歴の長い人でも、こんなことは「習ってない」と思います。
日本のほとんどのプロ教師は、なぜか、根本的なことを、教えないんですよね。
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