日本のプロ教師が教える、いわゆる「日本の社交ダンス」の本質は何か???
日本国内で社交ダンスを体験する機会があったなら、それをしっかりと見極める必要があります。
1.姿勢が崩れないようにホールドを作り、ガッチリ固めて、キープする。
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2.足の裏を床に貼り付け、土踏まずを押し潰す。(上半身が安定する)
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3.「ねじる・ひねる・ひしゃげる」の3種の神器で、筋肉を引き延ばす。
もし、体験した社交ダンスが、上記に当てはまるならば、
「日本の社交ダンス」と称するものは、「筋肉のストレッチ体操」の一種である。
ということになります。
「ダンス上達のための身体作り講座」の冒頭に、
「ダンスの姿勢はつくるもの」
と書かれており、本の中のほぼすべての解説は「姿勢は作るもの」という大前提になっています。
「必死で型(ホールド?)を作り、なんとかキープして美しく見せている」
「(ホールドは)ともかく意識して工夫しながら作り上げられるもの」
とあります。
たいていの場合、意識してホールドを作ろうとすると、
足の裏はベタ踏み・土踏まずは潰した方が、圧倒的に作りやすいです。
やってみましょう! パソコンの前で、試してみれば、一目瞭然です。
椅子を掴んだ手で、椅子を引っ張れば、胸が持ち上がります。
胸の筋肉が、引き延ばされます。
筋肉を引き延ばす、準備運動の際のストレッチ運動としては最適です。
でも、所詮、こんなものは、「意識して作られたホールド」に過ぎません。
立ち上がったときに、筋肉が伸びた姿勢を維持するには、
足の裏のベタ踏み、土踏まずのアーチの押し潰した状態
を、常に、維持する必要があるように思います。
どうでしょうか?
つまり、「意識して、工夫して、ホールドを作る」という考え方から脱却しない限り、
このタイプの体重移動で、統一されることになります。
下手に「土踏まずのアーチ」を作ってしまうと、体重移動の際に、ホールドを維持できなくなるので
「子供から高齢者まで、初心者からチャンピオンまで」、このタイプの踊り方で統一できることになりますし、統一されてきたのが、「日本のプロ教師が教える社交ダンス」の歴史だと言えます。
日本の社交ダンス界では、「筋肉は伸ばすモノ」という考え方が、なかば常識ですが、
「筋肉は、伸ばすモノでは無く、縮めるものである」と主張する人が出てきたら、
どうなるでしょうか??
次回に、続きます。
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