「プロが触れない盲点(掟/おきて)」
「プロが触れない盲点(肝/きも)」
に引き続いて、今回は
「プロが触れない盲点(支/ささえる)」
・・・というわけで、今日は「支え足」の話。
スタンダードの基本は、
「足のボールの上に立つこと」
と言われている。
1歩も動かずに、ずっと止まっているのであれば、
ボールの上に立ち続けることは、可能である。
しかしながら、社交ダンスは、常に動き続けている。
フットワーク「HT」のオペレーションに於いては
踵(かかと/ヒール)から着地して、
足の裏に掛かる体重分布を変化させながら、
少しづつ、体重をつま先側に移していく
という動作が存在する。
この2つ、どう考えても「矛盾」する。
「ボールの上に立て」といいながら、
「体重を、踵からつま先に移動させろ」というのだから
こんなもん、「矛盾」以外のなにものでもない!!!
しかしながら、多くの「プロ教師」と称する人は、
この矛盾に触れない。 触れようとしない。
ナチュラルターンの1~2歩目に於いて、
右足が、「支え足」になる。
そして、左足が後方から前方に動いて行く。
左足(動く足)が前方へ動かしていく際、
「支え足」になる右足の足の裏の体重分布は変化する。
もし、ゆっくりと、踵からつま先へ、じわりじわりと
足の裏の体重移動をさせるのであれば、
「支え足で、ボールの上に立っている」のは
ほんの一瞬だけ・・・・ということになってしまう。
おぃおぃおぃ!!!!
「ボールで立つ」のが基本じゃなかったのか????
それでいいのか?? ほんとうに、それでいいのか?
プロ教師は、このことに触れない。触れようとしない。

支え足である右足が、「ボールに立つ」状態が
開始するタイミングは、どのタイミングなのか、なのか?
あ)左足が右足を超えた【64】と【65】の間
い)左足と右足がぴったり並ぶ【64】の瞬間
う)左足が右足に引き寄せられる【64】の手前
いったい、どこから、「支え足でボールに立つ」
状態が始まるのでしょうか?
プロ教師が触れようとしない「3択クイズ」です。
「ボールに立つ」タイミングが、間違っていても、
ナチュラルターンは、踊れます。
でも、それが2~3歩目における「正しいボディの動き」
に繋がっていくか? ...かなり微妙...ですよね。
「ボールで立つ状態の始まり」を考えるときに、
「靴の踵の部分が、床から離れている」か、
「床についていても、靴の踵の部分に体重が掛かってない」
状態が、どこから始まるか? ってことを思い出せば、
この「3択クイズ」は、簡単に解けるはずです。
繰り返しますが、「プロ教師」と呼ばれる人は、
この3択に触れませんし、触れようとしません。
なぜ、触れないのか、考えてみると、面白いですよ。
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