社交ダンスのいわゆる「低価格パーティ」は、
5~6年くらい前(コロナが流行る2~3年前)に、
大きな転換点(ターニングポイント)があったような気がする。
30歳から40歳への10年間においては、体力劣化は少なく、上達度は高い。
40歳から50歳への10年間においては、体力劣化は少なく、上達度は高い。
50歳から60歳への10年間においては、体力劣化は比較的少なく、上達度も比較的高い。
ところが、
70歳から75歳への5年間においては、体力劣化があり、上達度は低い。
75歳から80歳への5年間においては、体力劣化があり、上達度は低い。
この違いは、大きい。
これこそが、ものすごく重要なポイント。
社交ダンスの愛好者の年齢層が、少しづつ上がっていき、
ある程度上がった時点で、「大きな転換点」を迎える。
その転換点は、おそらくは、5年くらい前。
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で、5年前に大きな分岐点があって、
その後、コロナによって、流れが決定つけられた感があります。
この先、「低価格パーティ」は、以下の2つの流れが進んでいくと考えられます。
一つ目は、競技系の団体が主催する「低価格パーティ」。
プロ教師やアマA級B級が、リボンとして主催者側として、
一般の愛好者を迎える「低価格パーティ」。
おそらく、年齢層は、60歳から75歳くらい。
二つ目は、上級者を参加させずに、一般愛好者が集まって、
平日の昼下がり、仲良くダンスを楽しもうという「低価格パーティ」
おそらく、年齢層は、70歳から85歳くらい。
この2つのパターンの「低価格パーティ」が生きのこり、
それ以外のパターン(かがやき含む)は、衰退する。
一つ目のパターンにおいては、
アマチュア競技選手(社会人)は、主催者側の一員として、
ひたすら、一般愛好者相手のリボンとして、お相手をする。
「尽くすためのダンス」を、ひたすら踊ることになる。
なので、アマ競技選手(社会人)は、
「自分が、めいっぱい楽しむ」というダンスは踊れないはず。
主催者側として「尽くすだけの奉仕のダンス」が染みついてくる。
二つ目のパターンは、社会人にとっては、年齢層が高すぎる。
あくまで、パーティの主導権は、70~85歳の高齢者なので、
社会人は「お願いして、仲間に入れて貰う」感じになるから
「高齢者に尽くすためのダンス」を、ひたすら踊ることになる。
こちらも、50歳台、60歳台前半くらいの人たちは、
「自分が、めいっぱい楽しむ」というダンスは踊れないはず。
高齢者集団のなかに、どっぷり浸かると
周囲よりも若いという罪悪感から「尽くすだけの奉仕のダンス」が染みついてくる。
どっちに進んでも、これから先、社会人には
「音楽に合わせて、楽しく踊る」という選択肢は
...無い! たぶん、無い! というか無くなる。
低価格パーティに於いて、社会人愛好者に残された選択肢は
「尽くすだけの奉仕のダンス」。
それが、カラダの中に染みつき、それに満足感を覚えること。
....かな。
「かがやき」は、どっちでもないから、衰退が激しい。
わたし自身、「かがやき」を始める20年前は、
70歳以上の「高齢者向け低価格パーティ」に常駐してたので
20年前の経験を生かして、高齢者向けのパーティに、
方針転換すれば、生き延びることができるんだろうけど、
今のところ「高齢者が主役です」みたいな方針転換は「無い」。
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