クビ、特に「クビの後ろ側」は、
刺激に対して敏感だったりする。
クビ(頸椎)に刺激を与えると、
その変化は、カラダ全体に及ぶ。
両足を肩幅に広げて立ち、
片足を浮かそうとすると、
速攻で、骨盤(および仙骨)は、
「もう片方の足(支え足)の真上」
に向かって、瞬間的に移動する。
人間には、そんな習性があるみたい。
この実験、面白いです。
社交ダンスには、CBMPというのがある。
「右足の前方に向かって、左足を動かす」
という、簡単そうに見える動作。
このCBMPという動作、
「クビ」に刺激を与えてやると面白いです。
左足を動かそうとして、左足を浮かした瞬間
骨盤が、右足の真上に向かって移動する。
そして、カラダが捻れてバランスを崩す。
じゃぁ、どうすれば、うまくいくか?
日本のプロ教師のテクニックが凄い!!
ふつうに、左足を動そうとすると、
骨盤が速効で、右に動くので
いったん、ボディを左に傾ける。
そして、素早くボディを水平に戻す
のと同時に、左足を前に出していく
クビ(頸椎)から吊された骨盤を
ゴンドラに見立てた動き。
ゴンドラ(骨盤)を一旦、横に振って
骨盤が戻す動きに合わせて足を出す。
そうすれば、バランスを崩さずに、
左足を前に出すことができる。
知る人ゾ知る「ゴンドラ・チェック」
の原理だな。 キレが勝負です!!
もうひとつは、
クビ(頸椎)を「回転軸」として
カラダを右に回転させてから
左足を出していく方法。
プロ教師の間では、
左ショルダーリーディングとか
タンゴ・ウォークとか
難しい名前があるみたい。
確かに、「壁斜め」に進むときに
(LODじゃなく)壁を向いて、
壁の方向に足を出した方が
「クビに刺激を与えた場合には」
左足は、出しやすいはず。
これは、金沢正太先生が、詳しく解説してる
タンゴウォークで、
壁斜めに進んでいくときには
壁斜めを向いてはダメだ。
ボディを「壁」にむけて
壁に向かって進め!!!
そしたら、結果的に、
壁斜めに向かって進むことになる。
日本の社交ダンス
(プロ教師が教える基礎)は、
「クビ」に刺激を与えることによって
「骨盤が支え足の上に、瞬間移動する」
という習性を、大前提になってる。
日本の社交ダンスの基礎を
辿って、歴史を辿っていくと、
「棒をクビに担いだ」
上記の2つの動きに、辿り着く。
プロ教師の教えは「絶対」なので
これに疑問を唱えたら
その地域から、叩き出される。
「クビに刺激を与えない」ようにして
カラダを動かせば、
踊り方が全然、変わるんだけど
理解してくれるプロ教師なんて
ほとんど、いない.....
9月13日(月)の感染者数
東京611、大阪452、愛知554
石川15、福井7、富山4
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