社交ダンスが「風俗営業法」の管理下にあった頃
よく言われていた言葉に、

「先生によって、教え方は違うけど
　どの先生にならっても、ゴールは同じ」

富士山に登るとき、静岡側から登っても
山梨側から登っても、同じ点に辿り着く

みたいなことを言う人が、たくさんいたような。

教師資格を持っているダンス教師は
１００％完璧に正しいダンスを教えるが
教師免許をもってない「もぐり」は
すべてにおいて、完璧に間違っている。

という、一種の「プロパガンダ」だな。

冷静になって考えれば、わかるけど

背中（背骨）を回転軸とする先生に習った生徒と
胸（みぞおち）を回転軸とする先生にならった生徒が
同じ踊りをするはずがない。

踊りを極めれば、極めるほど、両者の踊りは違ってくる。

冷静に考えれば「当たり前」のこと。

だけど、そんなことをいったら
その地方から、叩き出される。

どっちの先生に習っても、
「頂上は同じ」だと言わなければ
ダンスを習うことは出来ないし

Ａ級の先生にならっても
Ｄ級の先生に習っても
アマチュアＤ級の先生に習っても
「頂上は同じ」だと言わなければ
その地域から、叩き出される。

日本国内のすべての
「教師免許を持ったダンス教師」
が教えるダンスは完璧に正しい！
・・・という大前提を作りだすのが
日本のプロ教師。。。。だな。

だから、プロ教師同士で、
お互いの批判は、行なわない。

プロ教師に
「この先生の言ってること、
　間違ってないか？」
といっても、
「間違ってる」とは言わない。

オマエが死ねば、すべてが解決する。
プロ教師は絶対なんだ。
プロ教師の批判をするヤツは
ダンス界から消えろ！
そしたら、疑問が解決する。

ダンス界なんて、そんな世界。

「誰に習っても 頂上は同じ？」
というプロパガンダを認めない人間は
その地域から追放される。

ダンスのプロ教師が
「コロナは、ただの風邪」
「無症状者は、コロナじゃない」
といえば、
生徒は、「はい、そうですか！」
と言って、従わなければならない。

社交ダンスのプロ教師は、
気性の激しいヤツが多い。
だから、
一度でも、先生を怒らせたら
それで、「終わり」だからね。

プロ教師に、絶対服従のヤツだけが
生き残る世界。

書いていて、悲しくなってくる。

昨日８月３０日（月）の感染者数
東京１９１５、大阪１６０５、愛知１５０９
石川２６、福井２９、富山４２