緊急事態宣言で、ダンスが出来ない今・・・だからこそ、
(ダンスを知らない人に、ダンスの面白さを伝えるためにも)
社交ダンスの面白さを、自分の踊り方を、再確認してみるのがいいと思う。
ワルツのウィング(wing)には、他のフィガーには無い、
独特な面白さがあります。
男性は1歩目に右足を着地したあと、右足を動かさずに、ノンフットライズ(以下NFR)。
女性は、右にカーブしながら3歩歩きます。2歩目と3歩目はライズになります。
この動画は、バックウイスクのあと、ウイスク、
そしてオープンテレマークに繋げてます。
注目したいので、ウイスクのライズ(男性はNFR)のボディの動きです。
(あ)男性は男性でNFRを行い、自分のボディを持ち上げる
女性は女性でライズを行い、自分のボディを持ち上げる
(い)男性がNFRで、意識的にボディを持ち上げることで、
女性のボディも、男性につられて、自然に持ち上がる
(う)女性がしながら3歩歩けば、女性自然にボディが上がり
男性のボディも、女性につられて、自然に持ち上がる
・動画のカップルのボディの動きは、(あ)(い)(う)のどれなのか?
・ダンスを教えているプロ教師は、(あ)(い)(う)のどれを教えているのか?
・カップルで練習している人は、(あ)(い)(う)のどれを練習しているのか?
どれでしょうか?
普段、なにげなく踊っているウィングも、「踊れない時」に踊りを
振り返ってみると、「社交ダンスのボディの使い方」についての
考え方が、よくわかります。(だからこそ、ウイングは面白い)
(あ)(い)(う) の踊りの違いを、考えながら、
金沢正太先生の、IQテストに答えていくと、面白いことがわかります。
なぜか、「男性は顔の向きを変えずに、ただ、NFRするだけ」
という選択肢がありません。 まぁ、どうでもいい話しですが・・・
ウィングにおける「ライズ」の男女の役割からくる(あ)(い)(う)。
それと、金沢正太先生の(A)(B)(C)の「外見の違い」による
「踊りの優劣/有能な踊りか?無能な踊りか?」を考えていくと、
いろんなものが見えてくるように思います。
ここでは、金沢正太先生の(A)(B)(C)は、どうでもよく
ウィングにおける男女の動きは、(あ)(い)(う)のどれであるべきかが
重要だと思います。
(あいうとABCは、それなりに、互換性はあると思います。)
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一応、金沢正太先生の、「有能な踊り/無能な踊り」の評価を見てみます。
先生と呼ばれる人が「正しい」と判断すれば、それが正しい踊りです。
生徒は、それに従わなければなりません。
個人レッスンにおいて、生徒が、先生と違う踊りを踊ろうとしても無理です。
IQ評価の点数なんて気にしなくていいと思います。
右足を動かさずに、その場でNFRする男性と、
男性の回りを大きく歩きながらライズする女性。
どちらが主体になるべきなのか?
主体になる側が大きく動けば、相手はどんな影響を受けるのか?
そういうことを考えていくのが、ペアダンスの面白さだと思います。
社交ダンスが、風俗営業法でガチンガチンに固められていた時代には
「先生に異議を唱える」ということは、絶対に許されませんでした。
風俗営業法で免許を与えられたプロ教師は「絶対に完璧に、正しい踊り」
という前提で、プロ教師免許が交付され、プロ教師だけに教えることが
許されていたためです。
だけど、今は、「自分が正しい」と信じた踊りがあるならば、
それを他の人に伝えることが可能になってます。
「自分が正しい」と信じる踊りがあるならば、それを評価してくれる人を探し
それを追い求めれば良いと思います。
例え、それが、先生と呼ばれる人から、「IQの低い無能な踊り」だと
言われたとしても。。。。です。
「ほぼ、すべての人がダンスが踊れない」今の時期。
「不特定多数の人と、大勢で踊る」ことは、しばらく無理でしょう。
だとすれば、今のうちに、日本の社交ダンスに根付いていた矛盾点や、
先入観というものが、根本から変わってくれたらいいな
・・・・と思います。
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