昨日の投稿へのコメント欄に、こんな文章がありました。
管理人ブログ > 投稿1517 ダンス動画、作るゾゥ!(準備中です)
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-------コメント引用開始------
建設的な意見を述べたほうが良いと思いますが。
少なくとも認知度が上がり、ダンスを誤解している人、ダンスを笑う人が減ったのではないですか?
-------コメント引用終了------
一見、正論のように思えますが、大きな「落とし穴」があります。
わかりやすくするために、言葉を、置き換えてみましょう。
「落とし穴」の問題点が見えてきます。
社交ダンスを笑う人(見下す人)は、(日本人の中に)一定数いたけれど、
芸能人の社交ダンスによって、「社交ダンスを笑う人」の数は、減少した。
このような主張が、(さりげなく)展開されているわけだけど、
わたしは、見過ごしてはいけない、重要な事柄だと、思います。
冷静に、ひとつづつ考えてみれば、問題点が見えてきます。
「社交ダンスを笑う人」って、誰?
いったい誰が、社交ダンスを笑ってる????
バレエやってる人? ストリートダンスやってる人?
社交ダンスが下等な踊りで、自分のやってることが高等だと思い込んでる人...だよね。
「笑われてる人」って、誰?
社交ダンスをやっている、どういう層の人が笑われてる?
満足に動けなくなった高齢者の踊り? ぎこちない初心者の踊り?
自己流で踊ってる愛好者のダンス理論?
いったい、どういう人が「笑われている」というのだろうか?
まず、これを冷静に見つめ直してみる必要があります。
これが一つ目の論点です。
そして、次の論点を考えます。
もし、「社交ダンスを誤解する人」「社交ダンスを笑う人」がいるならば、
そういう人の誤解を解いたり、そういう人が「笑わなくする」ために、
先頭に立って努力すべきなのは、誰のお仕事なのでしょうか?
おそらくは
「ダンスを教える立場の人」「ダンス界のトップに立つ人」
のお仕事であろうかと思います。
社交ダンスを始めて僅か3年足らずの芸能人のテレビ放送によって
「社交ダンスの誤解が解けて良かったね」とか、
「社交ダンスを笑う人が減ってよかったね」とか
そういう話じゃない。
そう感じるのであれば、根本的な部分で、どこかがズレているような気がします。
社交ダンスに没頭して、社交ダンスを楽しんでいると、
周囲から見えるモノが、見えなくなってしまう。
よくある話だと思います。
結果として、「社交ダンス界全体が、笑われている」という事例が、随所で発生しているのかもしれない。
社交ダンス界全体で、気を引き締めていく必要があるように思います。
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