「かがやき練習会」は、もうすぐ20年になる。
おかげさまで20周年。
ぶっ潰れなければ、苦しみながらも21年目に突入する。
発足当時から、「呪縛」みたいな問題が存在する。
プロ資格のある人は、どんな方法でどれだけおカネを貰ってもいい。
だけど、プロ資格を持たない人は、おカネを貰ってはいけない。
プロ資格を持たない人が、ダンスでおカネを貰うことは、悪いことでアリ
プロ資格を持た無い人のダンス活動は、うす汚れたダンス活動である。
...そんな「プロ教師絶対主義」の先入観を植え付けられてた時代。
そもそもが「プロ資格」の無いストリートダンスなどでは、絶対に起こりえない現象。
おそらくは、「アマチュア競技選手が、カネをとって教えてはいけない」
というところから派生して
「プロ以外は、カネを貰ってはいけない」
「プロ資格のない人間が、ダンスでおカネを貰うことは、悪いこと」
という風潮が広まったんだと思うけど、おかしな風潮だと思う。
「かがやき」を始める前にお世話になった高齢者サークルでは、
顧問としてプロ教師をつけて、数十万円のパーティチケットを購入してたりしたし、
顧問なしでパーティ開いたら、親分格のプロ教師に潰された、、、って話も聞くし
「如何にしてプロ教師の権威を保つか!」みたいな感じだった気がする。
ようは、
社交ダンスでおカネを貰うんだったら、プロ教師の傘下に入って活動しろ!
プロ教師の傘下のダンスは「綺麗なダンス」
プロ教師を顧問につければ、おカネを貰うことが美徳になる。
そうじゃないダンスは「汚いダンス」。おカネを貰うことは悪いこと
そんな感じかな。
プロ教師が管理する「綺麗なダンス」の推進のために、
プロの傘下に入らないダンスは「汚物」として扱いたかったんだろうな。
汚物を無くして、正しくクリーン、プロ教師に絶対服従の
ゴミ一つ無い美しいダンス界を作りましょう!...みたいな。
-*-
「かがやき」は、受け付けを置かずにやってます。
おカネを払ってくれる人からは、おカネを貰いますが、
おカネを払わない人からは、おカネは貰いません。
「プロ資格の無い人が、おカネを貰うことは、悪いこと!」
という昔からの「呪縛」があるから、いまでもそうしてます。
以前は、参加者の2割くらいの人には、おカネを払って貰えなかった。
「プロ資格の無い人に、カネなんて払えるか!」
「悪いことをやってる人に、カネなんか払えるか」
ってことなんだろうな。
「悪いやつにカネを払わないことが正義!」みたいな。
当時は、そういう考え方が、まかり通ってた気がする。
お菓子を食べて、コーヒーを飲んで、ダンスを踊って、おカネを払わずに帰って行く。
そういう人達が、全体の2割。
当然、多くのプロ教師も、そういうことは知ってたハズなのに、完全にスルー。
プロ資格があろうがなかろうが、一人の人間が責任を持ってやってる活動に対しては、
それ相応のおカネを払うのが「一般常識」だとわたしは思うけど、
当時の「プロ教師が教える社交ダンス」は、なにかが違ってたような気がする。
それでも、粘り強く続けてきた。
一生懸命にやってて、おカネを貰えないって、悔しいですよ。
パーティの主催そのものに不備があるわけでなく、
「プロ資格がない」って理由で、おカネを貰えないんだから。
それでも、やっているうちに、おカネを払って貰えない人が、少しづつ減ってきて、
ほとんど全員が、おカネを払ってくれるようになった。
プロ教師が植え付けたであろう
「プロ免許を持たない人が、おカネを貰うことは悪いこと」
みたいな印象を与える、プロ教師のダンス普及活動
そういうのが、プロ教師の誇りなんだろうか?
だとしたら、社交ダンスのプロ教師って、なんだろう?
最近、ちょくちょく、そういうことを考えたりします。
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