石川県の「40~50歳代がいない」問題は、とても深刻です。
深刻と言うより、「致命的・壊滅的」といえます。
他県の人は、たぶん、こんなふうに思うでしょう。
「男性よりも、女性が多いのだから、男性はペアの相手が見つかるはず」
「女性が余ってるのに、ペアを組めない男性は、よほど下手クソなんだろう」
他県からみれば、そう見えるかもしれないけど、そうじゃない。
深刻な「歪み」が生じるのには、理由があります。
本件、あまり深入りするとプライベートな部分に関わるので、
あくまで「例え話」として説明します。
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70歳代の男300人・女300人と、50歳代男3人・女3人の
「社交ダンスの集団(地域)」が、あったとします。
常識的に考えれば、50歳代の男女で同志、3つのカップルを出来ると考えるのが自然です。
しかしながら「50歳代の男女が、誰ひとりとして、カップルを組まない」としたら、そこには、なんらかの理由があるはずです。
例えば、プロ教師が、救いようのないくらい「世間知らず」であった場合。
プロ教師の前を、70歳代男性(非競技)と、50歳代の女性(初心者)が通りかかりました。
プロ教師は、通りがかりのふたりで、カップルを組ませました。
プロ教師は、「70歳男性(非競技)でも、すぐに理解できる内容」の「小手先だけのレッスン」を行いました。
プロ教師は、二人のダンスに「お墨付き」を与えました。
プロ教師は、「素晴らしいレッスンで、自分はとても良いことをした」という優越感に浸りました。
ある日、70歳代男性が病気になり、この二人は、別れることになりました。
50歳女性は、次のリーダーを探しました。
その地域の3人の50歳男性は、必死にパートナー探しをしていましたが、
3人とも、この女性に近づくことはありませんでした。
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この例え話(フィクション)の問題点、わかりますか?
最大の問題点は「ダンス教師」の「間違った善意」です。
70歳代男性(非競技)と、50歳代の女性(初心者)でカップルを組ませた場合、どういうレッスン内容になるか、想像してみればわかります。
初心者女性の目の前で、男性に「簡単に出来ないこと・難しいこと」を指導すると、初心者女性は逃げていってしまうことは容易に想像できます。
だから、70歳代男性がすぐに理解できる「小手先だけの指導」を行い、女性にボディコンタクトだけを要求するはずです。
そして、プロ教師は、そんな踊りに「プロ教師のお墨付き」を与える。
たいへんよくできました。また、教室にきてね
...と。
そんなレッスン内容であろうことは、容易に想像できます。
プロ教師は「善意」に基づいて、生徒に喜んで貰おうとして指導を行っているんだろうけど、善意が「仇」になってしまってる。これが問題点。
悲しいかな、世間知らずのプロ教師は、それが理解できない。
こんなレッスンを受けてきた女性に対し、50歳代の男性は、どれだけの興味を持つでしょうか?
例え、必死にパートナーを探している男性であったとしても...
こんなことばかりやってる石川県のプロ教師は(全員じゃないけど)、
「プロ教師」として、どうなの?? とか思ってしまいます。
あくまで個人的な感想ですが...
この先、どうすれば、マトモなダンス界になるのか?
どうすれば良いのかは、少し考えれば、わかりそうなものですが...
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