若い人で、社交ダンスを知らない人はいない!
生まれてから一度も「社交ダンス」という言葉を聞いたことの無い日本人は、いない。
生まれてから一度も「社交ダンス」を見たことの無い日本人も、いない。
にも関わらず、社交ダンスを始める人は、極めて少ない。
「社交ダンスを始める動機」を考えてみると、面白い。
例えば、
こんな写真を、ダンス未経験者に見せてから、
未経験者と先生で、ちょっとした会話をするだけで、
未経験者は、強い興味を持つような気がします。
【未経験者】
どうやったら、こんなに大きく足を開くことができるのですか?
【プロ教師】
それそれ、それこそが社交ダンスの基本!
それを教えるのが我々の仕事だ!
【未経験者】
こんなに大きく足を開けるのは不思議だけど、
そこから、足を閉じるは、もっと不思議です!
【プロ教師】
社交ダンスの基礎を学べば、出来るようになるよ!
それを教えるのが我々の仕事だ!
【未経験者】
足を大きく開きながら、右に回転するのって、
どういう原理なんですか?
【プロ教師】
足の真上で回転するのと違って
足を開きながら回転するターンこそが、社交ダンスの面白さだな!
【未経験者】
上の人と下の人、回転のやりかたが違うよね!
【プロ教師】
いいところに気がついたね(褒める)。
上の人は「カーブを曲がる」、
下の人は「コーナーを攻める」。
【未経験者】
あっ、それ、プロジェクトDですね。
【プロ教師】
カーブの手前で減速して、ゆっくり曲がるか、
カーブの直前で減速して、グリップ力を高めるか
おそらくは、根本的な考え方が違うはず。
【未経験者】
なんか、ワクワクしてきた。
【プロ教師】
両方、試してみたら、違いがわかるよ。
来週、習いに来るか!!!
【未経験者】
来ます! 来ます! 絶対来ます!
・・・こんなふうになるはずだけど、
日本のプロ教師は、アタマが固いから
こんな会話は、まず、成り立たない。
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