最近の、とくにWDSF系の、ワルツの動画をみていると、
足の裏を垂直に立てた、高いライズをやっている。
ナチュラルターンから、ランニングスピンターンに入る動画だけど、
ナチュラルターンのライズは、足の裏は、ほとんど「垂直」。
なぜ、こんなに高くライズするのか?
ライズは高ければ高いほど、いいのだろうか?
本来、そういうのを教えることこそが、
「プロ教師」のお仕事だと思うのだが・・・・
口が裂けても、そういうことは、教えないんだよね。
「高いライズ」には、2つの考え方がある。
一つ目は、
中途半端に足の裏を斜めにするよりも、
垂直に足の裏を立てる方が、簡単だ!
それに、
足の裏を垂直に立てたのを基本として、
そこから足の裏を斜めにすることで、
カラダにドライブが掛けるたり、
大きく滑らかにボディが動いたりする。
・・・という考え方。
もう一つは、
足の裏を垂直に立てることは、超難しい。
上級プロは、競技に勝つために、
血の滲むような努力をして
足の裏を垂直に立てる練習してるんだ!
周囲には、踵が持ち上がらない人だらけ。
高いライズは、メチャクチャ難しいんだ!
・・・という考え方。
どっちの先生に習うか?
「基礎」がまるっきり、変わってくる。
多くの日本のプロ教師は
「足の裏を垂直に立てた方が簡単」
という発想を持っていない。
日本では、教える方も、習う方も
「足の裏の角度は、大きいほど
立つことが難しくなる」
という共通認識を持ち、
それが、唯一絶対な物だとして疑わない。
そのように信じ込む根拠は、おそらく
「高くヒールが上がらない人が沢山いる!
これこそが、高くヒールを上げることが
とても難しいことを決定づける証拠だ!」
みたいなのが、根拠なんだろうと察する。
そういう集団の中で、
「高いライズの方が簡単じゃないか?」
とか、そういう意見をいう人がいると、
敵意を持って、集団で叩き潰そうとする。
ほんとうに、そうなんだろうか???
ほんそうに、それでいいのだろうか?
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