相場の格言に
「もうはまだなり、まだはもうなり」
というのがある。
江戸時代からある格言みたいなので、
原文は
「もうはまだなり、まだはもうなりといふ事あり。
此の心は、たとへばもう底にて上るべきとすすみ候時は、まだなりといふ心を今一応ひかへ見るべし。
また底ならず下るべきと思ふ時、もうの心を考ふべし。
必ずまだの心ある時より上るものなり。」
簡単に言うと
もう下がりきっている(どん底)と思ったときは、
まだ下がるのではないかと考えなさい。
まだ下がると思ったときは、
もう底をついているから上がるのではないかと考えなさい。
という意味。
コロナの感染者数、
全国的の大都市で、1週間もたたないうちに、
一気に増え出しましたよね。
それも、1つか2つの大都市ではなく、
いろんな大都市で、ほぼ同時に増えている。
これ、ある意味、不思議な現象ですよね。
一気に感染が増えて、「新記録を達成」したから
これが、ピークだろうと考えるのは要注意。
これ以上、増えないという保証はどこにもない。
まだまだ、増える可能性がある。
「もうはまだなり、まだはもうなり」
もしかしたら、思いっきり、ダンスを楽しめるのは、
「今のうち」なのかもしれない。
今のうちに、思う存分、踊っておくのが
正解なのかもしれない。
もしかしたら、
東京で一日500人!?
そんな少ない時期もあったのか!
といえる時がくるかもしれない。
GoToが悪いとか、安倍が悪いとか、
そんなこと言ってても始まらない。
飲食店で忘年会やらなければ、
誰かの自宅で集るだろうし、
いたずらに規制しても、
仕方が無いような気がする。
「マスクをしていれば、感染しない」
と思っている人は、
他人が感染しても、怖くないはずだから
他人の行動を批判しないほうが良い。
「マスクしていても、感染する」
と思っている人は、
「怖い」という感情を忘れずに行動すれば良い。
「感染しても、たいしたことがない」
と思っている人は
それは、それでいい。
「もうはまだなり、まだはもうなり」
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