GYAO!の動画で、「ボールルームへようこそ!」をみていたのですが、
だんだんと、見る気が失せてきたというか、つまらなくなってきた・・・というか。
テクニックなんかクソ食らえ! みたいな感じで、
筋力勝負のイケイケダンスというか、単なる体育会系のパワーを振り回す動きとして、
「社交ダンス」と「競技ダンス主体のダンス教室」が描かれている。
周囲にいる人を10m先まではね飛ばすような、
「人間という物体の塊を、大きくぶん回す」みたいな荒々しさ
それことが、模範的なダンスの「審査員のジャッジ」みたいな感じ。
まさに、自分のことだけを考える、自己中心的な「日本の社交ダンス」というか
「パワーをぶん回すだけの、日本の競技ダンス」の典型みたいな感じだな。
そういう動きを、高校生にやらせる・・・ なんか、げっそりしてくる。
こんな漫画、どこがおもしろいんだか。 正直、理解できなくなってきた。
ボールルームダンス の基本は、「足のボールの上に立つ」ことだと、わたしは思う。
「ボールの上に立てる範囲を広げて、ボールの上に立てる限界を知ること」こそが
大きく、ゆとりをもって踊るための、大原則のような気がする。
「絶妙なカラダのバランスで辛うじて立っていられる位置」と「物理的に立つことが
不可能な位置」。この分岐点を知り、この分岐点ギリギリを狙うことが、大きく踊る
基本でアリ、余裕をもった踊りをするための基本であるように思います。
毎日、筋肉トレーニングを繰り返し、違法な筋肉増強剤を飲み続けることによって
パワーを100倍にしたとしても、踊りの大きさは、ほとんど変わらないと思う。
「両足を大きく開いたまま、カラダ全体が宙を舞い、カラダがどんどん進んでいく」
のであれば、筋トレによるパワーは、踊りの大きさに貢献するでしょう。
でも、社交ダンスでは、必ず片方の足が床についているわけだから、いくら筋トレを
やっても、踊りが粗っぽくなるだけで、踊りの大きさは、そんなに伸びないように思います。
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