今年に入ってから、ドタバタ続きで不規則な毎日。
落ち着いて、のんびりした気分でブログを書けない日々が続いてますが、
時、すでに3月。 今回は「018年のダンス界を予想する(3)」
去年の年末は、登美丘高校のダンスが有名になりましたが、
吹きあがったダンス熱を、社交ダンスにつなげよう
・・・・という風潮は、ほとんどなかったような気がします。
社交ダンスは「ペアダンス」であり、
一人で踊るダンスでは、絶対に味わうことができない
素晴らしい魅力があるのですが、そういう「社交ダンスのすばらしさ」
をアピールする絶好のチャンスだったような気がするのですが・・・・
なにがあっても、風、吹かず・・・だな。
さて、ここからが本題。
これから、社交ダンスを始めようとする人。
とくに社交ダンス以外のダンス・スポーツ・武道をされている方には、
是非とも「知ってほしい」と思うことがあります。
それは、なにか?
ぜひとも、覚えておかなければならない項目が、いくつかあります。
まず1つめ。
社交ダンスには
「初心者からチャンピオンまで、子供から高齢者まで、共通した基礎」
言い換えれば「すべての人間に共通する、社交ダンスの大黒柱的なカラダの使い方」
というのがあります。それとは別に
「初心者は初心者の基礎、上級者は上級者の基礎、プロはプロの基礎」
言い換えれば「上達するに従って、大きく変化する、カラダの使い方」
というのもあります。
初心者の基礎と、世界チャンピオンの基礎は、全く同じか?と言えば、それは違う。
初心者同士のカップルが、誰にも習わずに、だれのボディも借りずに(上級者の
ボディに触れずに)、血のにじむような練習を繰り返せば、チャンピオンになれるか?
と言われれば、たぶん、慣れないでしょう。
「先生」と呼ばれる、「ダンスを教える人」のボディを借りて、「ダンスを教える人」
の動きを感じ取ることで、初心者が気づかなかった「自分より上級な人のカラダの動き」
を覚えていく。
これは、ペアダンスならではの特徴ですね。
「有段者」は、初心者の知らない技を持っている・・・という概念からすれば、
社交ダンスは、武道に近い部分があると思います。
初心者同士で武道の練習をやっても、上達しないだろうし、仮に筋肉トレーニングを積んで
腕力勝負で「ひ弱な上級者」に勝ったとしても、それを「楽しい」と感じるかどうか?
足腰を強化して、脚力勝負で社交ダンスを、大きく踊るのも一つの楽しさでしょう。
でも、他の人が知らない技、他の人が知らない「高度なカラダの使い方」を取得することも、
社交ダンスの楽しさの一つだといえます。
「初心者の基礎」と「上級者の基礎」は、同じものであり、
初心者の基礎を積み重ねていけば「上級者の基礎」になっていくものなのか?
それとも、「初心者の基礎」を捨てることによって、初心者からの脱皮。
初心者の基礎とは違った、「上級者の基礎」が出来上がるのか?
社交ダンスを続けていく上で、社交ダンスを上達していく過程で、
避けては通れない問題です。
「社交ダンスの基礎」に関する答えは、どちらでしょうか?
社交ダンスのプロ教師は、足形とか姿勢だけを教えようとするけど、
一番肝心なことを、生徒に教えようとしない。
社交ダンスを一番理解していないのが、多くのプロの教師なのかもしれない。
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