タイトルをみて、「ダンスの話」だと思った人、どれくらいいるだろうか?
今日は、自分の「昔話」
「プロA級が教える公民館サークル」とか「プロA級が教えるカルチャー」とか
いろんなところを掛け持ちしながら、「楽しく踊っていた」時代があった。
そのあとで、「個人レッスン」と称するところに、入ることになる。
クソ難しい足形は、サークルである程度知っていた...が、
半年間は、ひたすら「ナチュラルターン」の3歩のみ。
補助足は、ノーチェック。
たまに、スピンターンもやるけど、ノーチェック。
カネを払ったのは、ナチュラルターンの3歩のみ。
「八方塞がり」で、カネだけが減っていく。
何か、ヒントを掴まなければ、先に進めない。
何処かに、ヒント、落ちてないかな??
当時は、youtube とか、そんなのなかったからね。
半年たっても、3歩しか、進めない。
わずか3歩、時間にして10秒も踊れないのに、
「音楽に合わせて、先生と1曲踊る」とかは、夢のまた夢だった。
そんな方針のダンス教室にも、抜け穴があった。
その抜け穴がメダルテスト。
「メダルテストに出たい!」といえば、
「音楽に合わせて、先生と楽しく踊って貰う」ことは出来たはず。
だがしかし、教室にいた生徒は、誰ひとりとして、
メダルテストに出たいとは言わなかった。
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3歩しか進めなかった頃、
youtubeがあったなら、もっと先に進めたと思う。
「社交ダンスは、ムーンウォークである」ということに
あのとき気づいていたら、もっと進めたと思う。
日本のプロ教師のビデオ(VHS)を何回見ても、抜け出せなかった。
ある時、ミルコの動画を見て、日本人との違いを直感した。
それから、「根本的に、基礎が違ってるんじゃないか」とか、
武道とか、他のスポーツとか、いろいろ調べるようになった。
ともかく、当時は、情報が少なかった。
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初心者、および「集団サークル」からの転入組には
「半年間でたったの3歩」と言わないまでも、
一定基準に達するまでは、ほんとうの「基礎」を教えて、
なかなか先に進めないダンス教室があってもいいと思う。
その生徒は、youtubeとかで、必死に情報を探すはずだから...
ダンス教室、というかプロ教師が、
「出来るまで、先に進むことを認めない!」
先に進みたい生徒は、
必死に情報を探して、難問をクリアーしようとする!
高齢者だらけの田舎の社交ダンス、
ひたすら、高齢者のケツを追いかけているプロ教師。
悲しいかな、田舎のダンス界には、もはや、
そのような「空気」は存在しないのかもしれない。
ダンス教室に、そんな「空気」が存在しなければ、
生徒は、そんな「空気を読む」こともできない。
田舎のダンス界、それでいいのだろうか?
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