昔は、
小指のところが破れた、安物のダンスシューズ
毛玉の着いたセーター
「洋服の青山」で買った、300円のシャツ。
かがやき練習会では、こういうので、踊ってたな。
さすがに、他に行くときは、まともなシューズ。
破れたシューズは、「かがやき練習会」専用。
主催者がこんな貧乏くさい服装してたら、
参加者が減るんじゃ無いか?
・・・とか、いろんなひとに言われたけど、
破れたシューズを履いてた時は、参加者は減らなかった。
破れていない普通のシューズを履くようになってから、参加者が減ってきた。
というか、
参加者が減ってきたから、普通のシューズを履けるようになった
というか、そんな感じ。
30歳代、40歳代、50歳代で、
同年代がほとんどいない田舎で、
男性が、社交ダンスを続けるのは、ものすごく難しい。
歓迎されないだけじゃなく、ものすごい「締め付け」が来る。
これではいけない...ってことで、40歳代、50歳代で、
「自分より目上の人」を集めてようとすれば、
半端じゃないくらい、ものすごい「難しさ」がある。
プロ教師だと、スーツとか着て、ビシッと決めれば、
多くの人が、ビシッときめたプロ教師に、ついていくんだろうけど、
そういうのは、底辺層には当てはまらない。
底辺層で、同年代が、ほとんどいない世代。
おもいっきり、「貧乏くさく」やってきたからこそ
いままで、ダンスを続けてこれた
......というのが、あるはず。
「ひとの優劣」というのは、難しいです。
他人より上に立とうとすると、激しい拒絶反応が来るし、
他人より下にいると、おもいっきり見下される。
「貧乏くさい」のも、生き残る知恵なわけだけど
一歩、判断を間違えれば、一気にすべてを失う。
平等にすればいいのか? といえば、そうとも言えない。
人生、なにがおきるか、わからない。
世の中の流れってのは、そんなもんなのかもしれない。
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