人間、誰でも、少なからず、
「先入観」とか「思い込み」とか、そういうのがあるはず。
あとあと、振り返ってみると、
「先入観を叩き込んだ、悪いヤツ」と
「先入観を取り除いてくれた、恩人」
が、いたりする。
社交ダンスにも、「先入観」や「思い込み」はある。
「先入観にとらわれたままでは、うまくいかない」
「先入観を取り除いたら、うまくいきました」
みたいなことは、たくさんあると思います。
振り返ってみて、
誰だよ、先入観を植え付けたヤツは!!!
っててことを考えると、後から来る人の役に立つ。
「先入観」で、よくあるのが、女性のヒールターンかも。
(フェザーステップの直後のリバースターン)
ヒールターンは、135度(3/8回転)しなければいけない
ヒールターンの後、膝と足首を伸ばしてヒールを持ち上げて、高い姿勢を作らなければいけない
ヒールターンの後、おへそは進行方向(LOD)を向いていなければいけない
ヒールターンの後、両足の向きは、進行方向をむいていなければいけない
ヒールターンの後、動く足は、まっすぐ正面に動かさなければいけない
おそらく、これはぜんぶ「先入観」かも。
誰かが決めた(誰が植え付けた)のか知らないけど、
そんな先入観というか、「正さの使命感」というか、
「そうしなければいけない」という「大前提」に
とらわれている人、そこそこの数、いるような気がする。
さらにいえば、社交ダンスは、
「へそを真っ正面にむけて、真っ正面に向かって足を出すこと」
の方が、むしろ珍しいんだけど、
「へそを真っ正面にむけて、真っ正面に向かって足を出すこと」
が、社交ダンスの「基礎」であるかのような「先入観」。
そういう「先入観」が、どこかにあると、
ひたすら、その「先入観」を極めてしまうことになる。
いったい、だれが決めたんですか? そんな「基礎」。
「そんなことしなくても踊れるのに!」という疑問の意識。
社交ダンスは、根底から、調べなおしてみると面白い。
大切なのは、「先入観」を取り除くことなのかもしれない。
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