社交ダンスというのは、ほんらい、
不特定多数の「いろんな人」と踊るもの。
「いろんな人」と踊るときに大切なのは
自分と違うタイプを「知ること」。
踊った相手と、相性が合わず、反発しあえば、
いくら丁寧に「ありがとう!」といっても
それが本位で無いことは、バレバレ!!!!
下手なばあちゃんとは、いくらでも踊るけど
相性の合わないお姉さんとは、二度と踊らない。
そんなレベルの「相性」というのが存在する。
でも、日本のプロ教師は、それを教えない。
左重心(Bタイプ)と、右重心(Aタイプ)の違い。
世界チャンピオンレベルで、BタイプとAタイプのカップルがいるとか、
雑誌に書いてあるけど、そんなカップル、いるわけ無いだろ
...と思う。

こっちが、左重心・左自然体の「安定した立ち方」
ロアして、支え足の膝を曲げたときには、
反対側の「足の裏」が、床に平行に進んでいく。
前方には大きく進めず、斜め方向に大きく進める。
(将棋で言えば「馬」(成り角行))
なので、ボディ(もしくは、動かす足)を前方に進みたいときには、
へその向きを斜めにするか、支え足の向きを変える必要がある。

こっちが、右重心・右自然体の安定した立ち方
ロアして、支え足の膝を曲げたときには、
反対側の「膝」が高く持ち上がる。
支え足、床を押しつけるように沈み込むと
反対側の膝が、高く持ち上がる感じ。
持ち上げた、膝の重みで、前方に進んでいく。
まっすぐ前方、まっすぐ後方には、
へそを正面に向けたまま、
大きくグイグイ進んでいけるが、
斜め方向には、ほとんど進めない。
(将棋で言えば「龍」(成り飛車))
タイプの違う人同士で踊ると、
お互いが、ギクシャクしたまま踊ることになるから
どこかであって会話はしても、二度と踊ることはない。
永遠の「さようなら」という挨拶を交わすことになる。
ダンスを教える先生が、
違うタイプの踊りがあることを、生徒に教えていれば
違うタイプの人とでも、相手に合わせて踊ることができるのに、
「ダンスの基礎は、世界共通、みんな同じです!」
みたいな教え方をするから、
いろんなところで、無用なトラブルが発生する。
悲しいかな、多くのダンス教師は、
そんな事例の存在にさえ、気がつかない。
自分と違う踊りは「下手くそ」だと決めつけるから
そこで思考が止まってしまう。
「いろんな人と楽しく踊りたいから、ダンスを習う」
という目的の人が、どれくらいいるか、わからないけど、
礼儀作法とかでは、踊りの相性問題は、解決しない。
左重心(Bタイプ)と、右重心(Aタイプ)で、
ロアーの考え方が、根本的に違う...ってのが、
かな。
マジで、少数派は、叩き出されて居場所なくなる。
プロもアマも、じいちゃん・ばあちゃんも関係ない。
いろんな人と踊る社交ダンスってのは、
問答無用で、「人数が多い」踊りが勝つ世界だから。
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