日本の社交ダンスの常識は、
「肩を上げるな! 肩を下ろせ!」
生徒の肩が上がって、姿勢が崩れたら
問答無用で、「肩を下ろせ」というのが、先生の仕事。
だけど、立ち方によっては、
「肩を下ろそうとすると、姿勢が崩れる!」
パターンがある。
こっちが、左重心・左自然体の「安定した立ち方」
4スタンス理論だと「Bタイプ」かな。
こっちは、肩を持ち上げながら、
片方の足の裏を「水平に操作」すれば、
ちょうどいい塩梅のホールドになる。
左腕前腕に右回転が掛かってるから
肩を持ち上げても、肩が上がらずに、
肩を上げようとする筋肉の動きで、
足の裏がコントールできたりする。
姿勢を崩して肩が上がったときに、
肩を床に押しつけようとすると
さらに姿勢を崩してしまうので、
左手で、コントロールすると良い。
こっちが、右重心・右自然体の安定した立ち方
4スタン理論だと「Aタイプ」かな。
こっちは、肩を目一杯、落としておいて
片方の膝を「大きく真上に蹴り上げる」と
ちょうどいい塩梅のホールドになる。
膝を蹴り上げたときの、足の重さで
進んでいけば、前方に進んでいける。
バランスが崩れて肩が上がったときは
肩を床に押しつけるようにすれば良い。
タイプが違うと、立ち方が違うし
「動き」に対する考え方も違ってくるんで、
当然、ホールドの作り方も違ってくる。
ブログの投稿とかを、丁寧に読んでいると、
どの先生がどちらのタイプなのか、
だいたい、推測できる。
また、JDSFとかは、難しい横文字の、
難しいテクニック教えてるみたいだけど、
そのテクニックのベースになってるのが、
左自然体なのか、右自然体なのか、
そんな説明をせずに、ごちゃ混ぜにしても
理解できるはずないだろ? とか思うけど、
JDSFの人たちって、全員、理解するんだろうな。
資本主義の基礎と、共産主義の基礎を
適当に混ぜてコピペして、生徒に教えたら
すべての生徒が、完璧に理解できました。
...って、言ってるようなものだからな。
それで、理解出来る人たち、すごいと思う。
わたしには、無理。
わたしなら、難しいテクニックの前に、
左自然体と右自然体の違いから説明する。
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