ダンスのブログは、
やっぱりダンスの話題が面白い。
感情的な部分を捨て去って、
純粋に「ダンス」の動きだけを「観察」する。
これは、とても重要。
ダンスビュウの5月号に、ルンバウォークについての説明がある。

4スタンス理論のAタイプとBタイプでは、
「1歩の感覚(どこからどこまでを、1歩とするか)」が異なる
とか言う話だけど、今回は取り上げないことにする。
わたしは、Bタイプだけど、両足を開いた【2】~【6】を1歩と捉える(そういう選択肢は存在しない)ので、ダンスビュウから異端児(分類不能、人間にあらず)扱いされてることになるわけだし、
そもそも、4スタンス理論には「1歩の感覚」という概念は無いはず。
ダンスビュウ誌が、もともと4スタンス理論に存在しない固定概念を、ダンスビュウ・オリジナルとして展開している気がする。
でも、そんなことは、どうでもいい!
注目すべきなのは、ここ

【3】で、右足のボールの真上、骨盤をのせてから、
【3】~【5】の動作で、左足を引っ張り出す際に、
右の骨盤を、30~40cmくらい、後ろに引き込んでいる。
この間、頭の位置は、ほとんど変わっていない。
この動作で、「ルンバウォークの推進力」が、得られるのだろうか?
ほんとうにこれが、「ルンバウォーク」の基本なのだろうか?
両手の、手のひらを正面に向けて、中指を真上にすると、
「骨盤が床に張り付く感覚」が得られるはず。
「骨盤を沈み込ませることで、右足の足の裏で床を押しつける」感覚の立ち方になるはず。
あえて、ルンバのアーム操作とは違う、腕の使い方をしているわけで
それによって、骨盤の感覚が大きく変わってくるはずだけど
これ、ほんとうに、「ルンバの基本」なんだろうか?
支え足の骨盤(股関節)を引き込む感覚ならば
【3】ではなく【2】のタイミングで、
右の股関節を引き込めばいいはず。
そうすれば、ボディを前方に進めながら
左足を引っ張り出せば、ボディの推進力が得られるはず
なのに、なぜ、それをしないのか???
なぜ、右足のボールの真上まで、
ボディを突っ込ませてから
骨盤の操作をさせようとするのか?
それじゃ、床を蹴らない限り、進まないだろ??
とか思うけど、これで推進力が得られるのか?
ものすごく、疑問です。
もしも、ダンスビュウが「完璧」ならば、
両手を正面に向けたルンバウォークを、
全国に普及させればいい。
だけど、ダンスビュウに疑問があるなら
それを指摘するのが、上級者。
つまり、上に立つ人の「やるべきこと」だと思う。
マスクについて、政府の批判をするけど
ダンスについて、他人の批判は避ける。
そんなダンス教師って、なんか変ですね。
ダンス教師がやるべきことは、
ダンスについて、間違ってる部分があれば
それを批判して、改めること。
ダンスについて、寄せられた疑問があれば
それに対して、自分の見解を述べること。
...だよね。
本来、それが「プロ」ってもんだと、わたしは思う。
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