人間、だれでも「たら・れば」というのがある。
もし、あのとき、○○をしていたら!
もし、あの状況で、○○をしていれば!
判断をミスすることもあるし、偶然が重なることもある。
どんな時でも「後悔しない判断」「適切な判断」をいうのは、
とても大切です。
山口県の、阿武町(萩市の隣)の
「4630万円を間違った振り込みました」
問題。
3000人規模の町(人口的には、村レベル)であっても
4630万円くらいのカネは、たいした金額じゃない。
山口県の「市町村合併」を調べてみた
(横幅の関係で、左右に分割します)
山口県は、市町村合併で、小さな自治体の大多数は、統合されてる。
日本海側は、阿武町以外の町村は、萩市・長門市・下関市に統合されてる。
(山陰本線沿線だけど、普通列車しか走っていないエリア)
4630万円のご送金をやってしまった阿武町も、
萩市エリアの「合併協議会」に入っていたみたいだけど
阿武町だけは、合併せず、独自路線を貫いてたみたいですね。
「たら・れば」でいうなら、
阿武町も、萩市と合併していたならば、ご送金は起きなかった。
萩市と合併せずに、単独町制を貫いたことが、
よかったのか、悪かったのか、判断の分かれるところだけど
3000人規模の自治体として、フロッピーディスクを使って経理やるか
萩市に合併して60000人規模で、大型コンピュータ使って経理やるか
どっちがよかったのか...みたいな問題のような気がする。
ある程度、大きな自治体なら、
こんな初歩的な問題は起きなかったような気がする。
・・・とすれば、
ギャンブルで溶かした4630万円よりも、
これからの「市町村合併の判断、零細な自治体の経理処理」と、
事務員の処理のミスによるリスクとかに関心を持つことのほうが、
よっぽど重要なことのような気がする。
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