社交ダンスで、ボディをべったりくっつけるか、
ボディを離すか?
どっちがいいのか...みたいな話がある。
これ、将棋で考えると、わかりやすい。
だけど、プロ教師は、そういうことを、言わない。
「ボディをくっつけるリード」は、
連続して「王手」を掛けつづけて、否応なしに相手の「玉」を動かす方法。
相手の「玉」の逃げられる場所が、3カ所とか4カ所ある状態で
連続して王手を掛ける。 相手は、ひたすら逃げ続けて、最後は追いこまれる。
それに対して、「ボディを離すリード」は、「待ち駒」。
相手の動ける場所を「1カ所」だけに絞っておく。
シャドウだと、何処でも動ける。移動範囲は「面」。
ボディを離すリードを掛けられると、移動範囲は「細い線」
ともかく、「ここにしか動けない」という「導線」が出来てくる。
社交ダンスは「止まるわけにはいかない」から、
「ここにしか動けない!」という「導かれた導線」によって、進む方向が変わってくる。
あきらかな考え方の違い。
どのプロ教師が、どちらの方法で教えているか?
「社交ダンスとは、いったいなんなのか?」
その、根本にある「本質」の部分が変わってくる。
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